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mid-massa さんのレビュー一覧 

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/07

    買った後で、以前に買ったのを忘れているのがあったのに気づいたが、まあ、仕方ないか・・。それでも2種類の1番はうれしく、また、9番もNYPということで演奏時間も結構長くうれしいところだ。2番は日付からかつてテスタメントで出ていたものと同じと思うが、音は同盤と格段の差はない。また7番もBBCレジェンドでブルックナー9番との組み合わせで2枚組で出ていたものと同じと思う。音質も同等であろう。ただ、前盤からそうであったが、録音年代を考慮しても、あまり良い音とは言えない。が、まあ、こんなものかな?内容は2番はややソリストの出来が荒っぽい感じでジャネット・ベーカーはこんな歌い方する人だったかなあ、という気が前盤からしていた。シュターダーも同様で、録音のせいもあるのか、ちょっと気になる。全体に管楽器が強く録音されており、フィナーレの最後でも合唱が消されてしまいそうに入ってくる。ここは個人の好みもあろうが、あまり管が強いときれいな合唱が消えてしまって良くない気がする。セッションとライブの違いはあっても、同じNYPを振ったワルターの2番の合唱の美しさからこの曲に入った小生にとっては、残念な気がするが、実演を聴いていたらもっと違うかも知れず、断言はできない。あくまで録音されたものだから・・・。対照的に7番は素晴らしい。但し、こっちはBBC盤は1960年マンチェスターでの公演とあったと思うが、当盤はロンドンになっている。多分、マンチェスターが正しいのだろう。9番も得意の曲とあって素晴らしい出来だ。2つ入っている1番も、もう少し音が良ければ、と思うがこの時代なら仕方ないだろう。何せ50年以上前の録音なのだから・・・。今の恵まれた環境ですら、バルビローリ以上の演奏ができる指揮者などほとんど見当たらないのだから・・。先ほどの方も書かれてあったが、第1弾とあるからには第2弾も出るのだろう。ぜひ期待したいが、何せこのレーベルだから、セッションのものが混じってくる可能性もあり、油断できない。特に6番など実演があればぜひ聴きたいものだ。期待を込めての星4個かな?

    11人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/23

    安かったので、買った。しかも新しい録音である。スラットキンは前回の同オケとの幻想がけっこう良かったので、というより第2楽章を2通り入れてくれていたのが嬉しかった。聴けばなるほど、詳しくはわからないが、コルネットとかいう楽器が使われているのと、いないのとがあって面白かった。こういうサービスもたまにはあっても良い。さて今回の3番だが、まず、ひとこと。なぜ、3番が一番ラストなの?死の舞踏のオルガン版も良い、糸杉も良い、でもやっぱり、それらの前に3番をおいて欲しかった。小生はコピーして3番を一番前に持ってきた盤を作って聴いている。内容はもともと軽いスラットキンだけに、あまり大きな期待はしていなかったので、オルガンの音の綺麗さは目立った。速さはそんなにゆっくりじゃありません。小生はゆっくりしたのが好きで、たとえば、プレートル/パリ音楽院(古いけどプレートルではこれが一番!)とか、アンセルメ/OSR、マルティノン/フランス国立(EMI)のようなテンポが気に入っています。スラットキンは普通よりやや遅いか、普通くらいか、という感じです。また、第4楽章のオルガンが華やかな主題を演奏するバックのティンパニのだんだん強く叩かせるのは大賛成です。珍しい曲、編曲ご聞けてこの値段なら星5つ献上しても「甘いぞ!」なんてお叱りはないのでは・・・。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/06

    そうだったんですか・・・ALTUSから出ているものの再発売だったんですか・・・。どちらにしても、まあ、小生にとっては安くいい演奏が聴けるということで満足です。EMIのガスタイク盤も持っていますが、音はこちらの方が良い気がします。まあ、小生の装置は普通のCDプレーヤーですから、シングルレイヤーだの、SACDだのとは無縁の世界ですので、その方面の通の方からは、お叱りを受けるかもしれませんが・・。7番と同時購入しましたが、7番にはあまりレビューが書かれてなかったのですが、これはどういうことでしょうか?7番は他では出てなかったんでしょうかね?まあ、この100分近い名演にガタガタ言うのも何でしょうから、とにかく聴きましょう!小生個人的には第1稿が最高と思っていますが、これを聴いているとノヴァーク版とか、ハース版ということを忘れて音楽にどっぷりと浸かれる気がします。ガスタイク盤はこれ以上に長くゆったりしていますが、前述のとおり、やや音がこもって聴こえる気がします。ALTUS盤との違いは持ってないので何も言えませんが、最後の拍手が早すぎるとのことですが、小生には特に気にはなりませんでした。いやむしろ、興奮のあまり、つい拍手してしまった、という感じではないでしょうか?小生も年末の第九であまりの感動に1番先に拍手してしまった経験がありますが、気持ちはわかります。もちろん、消え入るように終わるブル9ではこういうことは絶対にないと思います。とにかく、いい演奏が安く入手できて大満足です。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/06

    ノヴアーク版の演奏であるがアダージョのクライマックスの打楽器群は意外にうるさくなく、この指揮者のデリカシーが感じられる。ゆったりとした演奏、と先の方が書かれているがまさにその通り!これだけゆっくりしているのにだれてこないのはさすがだ。第1楽章の集結も圧倒的に盛り上がって終わるので(チェリのかけ声が生々しい!)素晴らしく、これに比べると、史上最長の第7と言われる上岡/ウッパタール盤の演奏は、たしかに長さだけはこれ以上だが、聴いていてだれてくる。そこへアダージョでは打楽器がこれでもか!と言わんばかりに鳴らされるので余計に聴く気がなくなってしまうが、チェリは聴き手を飽きさせない。芸域の深さの差であろう。こんな演奏が1000円で聴けることは信じられない。これだけの演奏をナマで聴けた人たちはもっと満足できただろうと思う。個人的には1年後のガスタイク盤はこの盤よりもうちょっとだけしつこい感じもするが、カップリングのテデウムが特に気に入っているので両者には甲乙がつけがたい。いずれにせよ後世に残せると思える良い盤がまた1つ増えたことはうれしい。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/03

    値段の安さにつられて、また諸兄のご意見を参考にして購入。そして聴こうとして、いや、まいった!一番聴きたい交響曲が一番最後に入っているじゃありませんか!ううん、どうなんかなあ?小生は仕方なく、コピーして順番を入れ替えたものを作って聴いている。内容は諸兄の言われるとおりの素晴らしい内容!まず音の良さ!最近購入したスラットキンの同曲もかなり良い音であったが、それに勝るとも劣らない。もっとも小生の装置は古式ゆかしいテクニクスの装置(30年以上前の装置、レコードプレーヤーがついていた!)に、無理やり安物のCDプレーヤーを繋いだだけで、昨今流行のSACDなぞをかけても音の良さの違いは判らないものゆえ、あてにはならないが・・・。しかしフレモーの式は素晴らしい。かつては今で言うテロリスト並みだったとかいう履歴はともかく、幻想symも素晴らしかったし、この指揮者もっともっと評価されても良いと思う。個人的にはこの第3番についてはプレートルのパリ音楽院の旧盤が最高と思っているが、マルティノンのフランス国立とガヴォーティの盤もそれと双璧と思う。オケとオルガンの別録りについて意見を言われた方がみえたが、まさに財津一郎氏のギャグではないが「そのとおおおーーり」と言いたい。マルティノンのフランス国立とガヴォーティの盤はアンバリッドでの同時録音であり、マルティノンのフランス国立とガヴォーティの盤その時同時くらいに出ていたバレンボイムとシカゴ、リテーズのものが別録りだったと、諸井誠氏の本で読んだことがある。マルティノンの盤には感動し、バレンボイムのはそれを知る前から綺麗だが軽い演奏だなあ、と思っていたので改めて納得した記憶がある。プレートルの旧盤はどうだったかは知らないが、このフレモー盤も素晴らしい。録音・音処理の技術も超進歩して、SACDは当たり前で、今では1音づつでも修正できると聞く。ライブでも何日か分の中からの、いいところ録りも多いという。しかし、そんな音楽からは感動は少ないと思う。綺麗なだけの音楽なら、かつてカラヤン氏が何度も実行している。そういった時代にこのフレモー盤は同時録音と聞いてそれだけでも感動した。音繋ぎをしているかどうかは不明ではあるが・・・。まあ、いいCD聴かせてもらいましたわ。満点献上ですわ、これなら・・。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/05/22

    こんな名演盤に誰もレヴューしていないのが不思議で自分で書くことにした。クリュイタンスといえば、1964年のパリ音楽院との来日公演の「幻想」の凄まじさ!一転して、フィルハーモニアとのあの典雅な「幻想」。両者を聴き比べて同じ指揮者、同じ曲とはとても思えないくらいだった。サンサーンスもこのベルリン盤は古いフランス国立放送Oとの演奏とは全く違うアプローチで、クリュイタンスが「ライブ」の人だったと確信できる。嬉しいのはベト7、ブラ4といった曲が入っていることだ。ベト7はあの有名なBPOとの全集(LP時代に1000円盤シリーズで全部集めて、さらにCD時代に入ってDISKY盤で手に入れた、懐かしい思い出のセットだ。)では、スタジオ録音とのことで極めて普通の演奏に思えたが、今回はフランスのオケでしかもライブなので燃え方が違っている。ブラームスもマルケヴィッチほどではないがクリュイタンスにぢてはけっこう燃えているように思える。ぜひみんなに聴いて欲しいセットである。個人的にはサンサーンスが一番気に入っている。ミュンシュのように熱くなく、マルティノンのようにクールでもない、もちろんプレートルとも違う、アンセルメのように哲学的でもない、いい味出してますよ、クリュイタンスおじさん!

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/04/26

    いよいよここまで安くなりましたか・・・。昔からカラヤンのレコード(今ならCDですが)は高いというイメージがあってわざと拒絶していた感じでした。このPOとの全集もBPOとの何回かの全集に先立つものらしいですが、BPOとのステレオのLPが出ているのにLP時代もそんなに安くはなかった記憶があります。ひょっとしたら擬似ステで出ていたんでしょうか?当時カラヤンを嫌っていた小生は詳しくは知りませんので、良くご存知の方、みえたらまた教えて下さい。内容は大まかに言えば、まだ、カラヤンが真剣に音作りに関わっていた感じがします。後年のBPOとの全集は後になるほどくどく聞こえます。チャイコではそれが一層顕著ですが・・・。ベトではBPOとの1回目のつまり60年代初期のものがベストで、次いで、この全集かな、という気がします。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/04/26

    この「復活」は小生の若き頃の思い出の「復活」である。オーケストラは昨今の派手な演奏に比べるとやや迫力に欠けるが、当時はこれで良かったのだろう。このマーラーの像を前にしたジャケットのワルターの写真もLPレコードにとてもよく似合っていた。当時2枚組で4000円もした。ただ小生はある伝手で3200円にしてもらって購入した懐かしいレコードだった。オケの迫力は薄いが、しかし、ソリストの声はとてもよく入っており、昨今の力任せ、器械任せのものとは全く違い、ワルターならではの人間味あふれる名演と言える。これは晩年とはいえ、コロンビアSOではなくNYPであったのも良かったのかもしれない。このCDこそ、マーラーの「復活」の原点であろう。速すぎもせず、遅すぎでもない、このテンポ以外考えられないというテンポであり、永遠に残る不滅の名盤と言わせてもらおう。最近のSACDとかに毒された若いリスナーにぜひ1度は聴いてもらいたい1枚である。年寄りの冷や水、との批判覚悟の、もちろん、満点献上!

    11人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/04/25

    今はこんなに安くなったんですねぇ、羨ましいですねぇ。1枚200円ですよ!演奏は皆さん書かれているとおりの演奏で、要は「好みの問題」と思います。ただ、インバルの8番の第1稿のライブが、FMで紹介され(確か金子健志さんが紹介していた記憶があります)た時は3楽章のシンバルや、クライマックスの音の変化について新しいことを教えてもらったことを覚えています。その翌年だったかに8番、4番と次々LPが出て、自分にとっては高かったけど無理して買いました。思えば小生が初めてCDで買ったブルックナー全集もこのインバル盤だったのです。それが今では金額だけで言えば4番の1枚分で全集が買えてしまうんですよね。いい時代ですね。今となっては評価が随分低くなってしまいましたが、あの時代に勇気を持って第1稿中心に全集として出した評価は今でも色褪せてないと思います。最近では小生もこの全集をCD棚の奥から出してきて聴くことも少なくなってきましたが、1枚づつ厚いCDケースに入っていて当時としては重厚なセットでした。第1稿の評価も当時は「ダラダラ長い」「未整理なものがくっついているだけ」「はっきり言ってくどい」等々の批判的な意見が大勢だった気がします。小生も当初4番のスケルツォなどそう感じました。しかし昨今は第1稿もたくさんのCDが出て来ており、他に素晴らしい演奏があるため(例えばナガノの第8番等)このインバル盤の出番は減りましたが、しかし今でも8番の1楽章のffで終わるところや、4楽章のラストのヴァイオリンの美しい部分、4番のフィナーレの最後など未だに微笑ましくなる部分は捨てがたいです。また7番のアダージョのクライマックスでもあのうるさいシンバルを敢えて除外しているといったように、この全集はまだまだ存在価値は失われてはいないと確信します。当時を懐かしく想い出しながら敢えて満点の評価とさせていただきます。この値段で、第1稿のファンが増えればこのインバル盤も歴史的価値を持つことができるでしょう。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 14人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/03/31

    このBOXの大半をバラバラに持っているのでこのセット自体は持ってなくても敢えてコメントさせてもらおうと思う。ブラームス・ブルックナー・モーツアルト・ワーグナーなどすべて素晴らしい。超一級品ではないがドイツの古き良き時代を感じさせる骨の入った名演と言って良いだろう。第九のみ録音できなかったベトのシリーズは痛恨の限り、と言わざるを得ない。ドヴォ9番も良いがどうして今回あの「モルダウ」が入っていないのか?そして「ボヘミアの・・・」も入っていない。以前の再発売では入っていたのにどうして?それだけが残念!この指揮者、もともとLP時代に初めて出たのがキングレコードGTシリーズの1000円盤だったので当時、若き小生も「どうせドイツのどうにもならん2流の指揮者なんだろう」と思っていた。他にもコロムビアから出ていたリンデンバーグとか、今考えれば素晴らしい指揮者がどうして1000円盤だったのか?もちろんベーム(旧盤)、クリュイタンス、ワルター、ミュンシュ、モントゥー、ボールト、そしてあのバルビローリ等々の方々のLPも1000円で出ていたから仕方ないか?それにしてもカイルベルトはブルックナーの第8番等、亡くなってから出たライブ等で高い評価を受けているのが不思議でならなかったが、こうした初期の録音をよく聴くと、なるほど、とうなづかざるを得ない名指揮者だったんだ、と思う昨今である。録音の無い第九は仕方ないが、モルダウのないのを敢えてこだわらさせていただいて★4つとさせていただきましょう。

    14人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/03/11

    まず、「復活」を聴いた。意外にも極めてまともな演奏じゃないですか!特にフィナーレなんぞ36分もかけての大熱演!この時代にこのテンポでできるとは、ううん、さすが、ご老体!また、第1楽章も24分くらいあり、熱演。ただ、録音がステレオなのは良いが、バランスが悪いというのか、録音の仕方が悪いのか、特定の楽器はよく入っているのに、他の楽器はほとんど聴こえない、といった感じで、気になる。次は1番。音が悪いのは承知の上での購入にて文句は言いません。フィナーレの最後のトライアングルがとてもよく入っていて新たな感動をした。演奏自体は爆演というより、当時のロイヤルフィルがここまでやれることに驚かされた。珍しくフィラデルフィアを振ったライブの5番は「ちょっとちょっと・・・」って感じです。まあ、好みの問題でしょうか?難解な3番は意外にも壮大なスケールと言ったら褒めすぎでしょうか、というより、この指揮者は声楽の入った曲はすごく丁寧に振ることを生きがいにしていたのではないでしょうか?4番があればどんな演奏になっていたんでしょうか?無いものねだり、ですが・・・。音の問題は録音年代を考慮してあえて問題にせず、批判覚悟の満点献上!こちらもやりすぎでしょうか?

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 12人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/03/10

    国内盤では2枚組で、10番アダージョがついているものを持っている。しかし、どうしてこの演奏に誰もコメントしないんだろう?仕方なく、小生が入れさせてもらいますが、これはライブと思えないぐらい透き通った演奏である。全曲を通して、やるせない、どうしようもなく哀しい気持ちがこめられている気がする。大病を患う前のアバドの演奏だがその大病を予感させるようなそんな気がする。アバドのマーラーといえば誰もがルツェルン祝祭管でのいくつもの名演を思い出すだろうが、VPOを振ったこのCDはアバドのマーラーの中でもベスト3に入れて良いものと思う。BPOとの6番も良かった。バーンスタインは別として、やはりテンシュテットよりアバドの方がマーラーには向いている気がする。

    12人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/03/10

    世の中にはいろんな方がみえるもので、千葉のアリアドネさんなど、小生と同じようなCDを持ってみえるようです。ブル5は小生もZYX盤ですし、またベト9も同じくZYXです。しかし、このBOXには参りましたなあ。ブル4、5、7と入ったうえに、ベト9、モツレク、ミサソレムニス等々、そのうえ、あのブラ2まで入っていて2000円以下とは・・・。いい時代になりましたなあ。ただひとこと言わせてもらえるなら、ブル5、べト9共に音はZYXのCDの方が生々しくて、雑音も多いが、迫力がある。ただブル4はメンブランのベーム10枚組BOXより音は良いと思った。モツレク、ブラ2はもう何も言うことがない。いずれも過去に何人もの方々に絶賛された名盤であって、特にモツレクは後発のVPOとのもの以外には当時、これ以上のものはないと思っていた。40年近く前、当時、貧乏学生だった小生にはベームVPOの黄金に輝くあのモツレクのLPには手が出ませんでした。フォノグラムから出ていた旧盤の900円のこのVSO盤で渇きを癒しておりました。同時代のVSOとのベト9もソリストが一部重なっていましたが900円で出ていましたな。今回のBOXのべト9はそれ以前のザクセンSKとのものですが、やはりVSO盤よりは若々しいベームという感じです。ブラ2についてはあえて何も言いません。とにかくこの値段でこんな素晴らしい名演が聴けるとは・・・良い時代なのか、それともCD時代の終わりを象徴しているのか・・・でも若い方々にぜひ聴いて頂きたいBOXです。まず、聴きましょう!文句なしの満点です。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/02/28

    運命+リハだけは別のボックス(20世紀の名演奏家たち?)で聴いた事がある。あとは皆初めてなので皆さんの意見を参考に購入した。第9はなるほど・・、という感じ。しかし英雄は気に入った。ご老体の意地を感じさせられた。また2番など恐ろしい迫力?だった。第8は同時期のクナの演奏と比較するとあまりの速さにびっくり。逆に第7はもっと激しいもの想像していたので意外にまともな演奏に思えた。いずれにせよご老体の「それ行け!」「もっと行け!」と言わんばかりの唸り声にも似た掛け声にこちらも、興奮させられた。この内容でこの値段なら納得の5つ★。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/01/18

    ブルックナーはそもそもミュンシュには合わない曲、というより、作曲家として認めてなかったんじゃないか、と思います。トスカニーニがブルックナーをまったく取り上げなかったことを考えるとミュンシュもまた彼の影響下にあったんでしょう。また、小生は聴いていませんがクーセヴィッキーのブル8のカットのことを聞くにつけ、当時のアメリカのブルックナーに対する評価がわかります。ワルターでさえあんな速い演奏しかさせてもらえなかったくらいですから、ねえ。ミュンシュには逆にブラームスはたくさん録音があり、パリ管との1番は今でもこの曲のベスト3に入ると思います。ブルックナーなんか最初で最後ではなかったんではないのでしょうか?だからブルックナーは素通りして、モーツアルトを聴きましょう。ジュピター、この迫力!典雅な、穏やかなモーツアルトなんかくそくらえ、って感じでグイグイ押しまくります。ええですねえ、こんな力の入ったモーツアルトもたまには聴きたいもんです。これだけ聴く気で590円出すのなら、惜しいとも思いません。じつはこれは数量調整、価格調整のために購入したようなもんですから・・・。ブルックナーはなしと考えて、あえて、評価は3にしますがまあ、そんなもんじゃないでしょうか?

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