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MlT さんのレビュー一覧 

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     2003/09/27

    前作の中心人物であったシドが抜け、デイブ・ギルモアを迎えて、バンドはロジャーを中心にこのアルバムで再出発した。だが、そうした危機的状況にあっても、すでに覚醒と陶酔が交錯するフロイド・サウンドの原型が出来上がっているからすごい。「光をもとめて」、「太陽讃歌」等、比較的凝ってはいるが、想像力をかき立てるシンプルで分かりやすいサウンドが全体を包み込んでいる。そこに控えめで何か訴えかけるようなメッセージを内包した歌詞が絶妙なバランスで加味している。プレスでも好意的に迎えられ、全英チャート9位まで上昇。初期の名盤と言える

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     2003/09/27

    特に一部で言われるようにシド・バレット在籍時のフロイドが最高とは全く思わないのだが、やはりデビュー・アルバムというと無視する訳にもいくまい。全11曲中シドのオリジナルが8曲。このアルバムで注目すべきはM-1、M-7であろう。かつて芸術学校に通っていたシドが描き出す、絵画的アプローチなサウンドは今尚聴いても新鮮。エコーのかけられたギター、機械のように連打するバス・ドラム等即興的なインタープレイから切り離し音像的空間効果を狙っている。尚、当時のアナログの国内盤には「エミリーはプレイ・ガール」(笑)が追加収録されていた。

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     2003/09/27

    ロジャーの現代社会への批判が攻撃的かつストレートに出たアルバムである。これまでアート系指向の強かったフロイド・カラーを前作に引き続きより文学的にシフトさせたようだ。サウンドはアコースティックを前面に打ち出し、ギルモアのギターを中心にストレートでシンプルにまとめている。本来ロジャーが追い求めた個人対世界の葛藤も、急速に膨らみつつあるパンク・ロック勢の波に対しての対抗意識とも感じとれる。もはや、フロイドを代表する表現者となったロジャーが自らとの格闘を終えた時、この大仰で真摯なメッセージは初めて身を結ぶだろう。

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     2003/09/27

    非常に重苦しい空気に包まれたアルバムである。あまりにも陰鬱で暗く、強迫的で現代社会への絶望感と厭世観がストレートに出すぎた為か、そのやり切れなさにうんざりする。よりアコースティックな音へと変わってきているものの、ロジャー・ウォーターズによる痛烈な社会批判という現実の重さと言葉のリアリティをギルモアのギターは悲しくも受け止めることは出来ない。ロジャーが追い求めた個人対世界の葛藤とそこに潜む違和感、本来叩く側にいるべき彼が打倒されるべき存在であった時、この大仰で真摯なメッセージはいったいどこへ届くのだろうか…

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     2003/09/26

    やはり5・1chはすごいのか?ソフトもハードもアナログ世代の私にとっては想像もつかないが…。本作は発売されてからビルボードチャートになんと724週も居座り続ける快挙を成し遂げたモンスター・アルバムである。さまざまなSEを駆使したフロイド音楽の極致といった凝りに凝ったサウンドで、昔ヘッドホンで熱狂的に聴き入ってたのを覚えている。オープニングは心臓の鼓動音からはじまり、特に後半3曲のクライマックスはいつ聴いてもすばらしく新鮮で感動的だ。また、このアルバムから多くのフォロワーを産み、現在に至るまでその影響力は量り知れない。

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     2003/09/26

    ロジャーとの「ピンク・フロイド」の名義使用をめぐる裁判が大きな話題となった。その後、デイヴ・ギルマーとニック・メイスンが中心となって結成されたのが、現在のピンク・フロイドである。本作にはリック・ライトもゲスト参加している。内容は別段評価すべき点はないが、とりあえずブリティッシュ・ロック路線に走ったかと思ったくらい。音楽性においては何のイマジネーションも新鮮さもなく、ただ不安だけが残る。唯一の救いは相変わらずステージの規模がすごいところだろう。米CDランキングでは6週連続1位という快挙も成し遂げた。これには驚いた。

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     2003/09/26

    フロイドを語る中、度々取り沙汰されるシド・バレット。前作『狂気』の全世界による爆発的ヒットにより成功を収めた彼らが、そこに身を置いて初めてシドの苦悩を理解した。そして、本作によってロジャーは文学的とも言える手法で自らの内部に潜む狂気と自己対象化させ、幻想の破綻を明らかにする。前作よりも地味でスケール感は乏しいが、これまでにない解放感と親しみやすさがあり愛着を覚える。『狂気』の後だからこそ、この作品の存在意義があるというものだ。また、デイヴ・ギルモアの真のギタリストとしての力量を再確認したアルバムでもあった。

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     2003/09/26

    プログレの古典的代表作である本作により、フロイドは一気にメジャーに踊り出た。特に23分半を越すタイトル曲はクラシックとロックを融合させた画期的なもので、構築された大作主義を定着させる働きをした。また、このアルバムにはエンジニアとして、後にミュージシャンとして活躍するアラン・パーソンズも参加している。個人的にはM-5が好きである。水道の蛇口から落ちる雫の音、目玉焼きを焼く音、パンを食べる音、トイレの音等極めて写実的で、そこへ緩やかなギターとピアノが奇妙な調和を成している。M-2のロジャーの弾き語りも見逃せない一編だ

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     2003/09/26

    『モア』に続くサントラ第2弾にして通算7作目のアルバムである。この手のものとしては、映画音楽やテレビ番組の音楽を大量に手掛けてきた彼らには朝飯前。実験的なアプローチも目立つが、比較的軽めの曲が多く荒々しい仕上がりだが、逆にそれが新鮮味を残している。およそ3週間で収録されており、これまでの大作主義とは異をなすもので、フロイドの持つ音楽的資質がダイレクトに伝わってくる。手元にあるシングル盤の「フリー・フォア」のジャケットは当時のライヴの模様を写真にしたものだが、まだ見た事のない彼らに思いを馳せたあの頃が懐かしい。

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     2003/09/26

    『鬱』のリリースに合わせて10年振りに行われたワールド・ツアーを収録した2枚組のライヴ。第1部が『鬱』をメインとし、第2部は旧フロイド・ナンバーのオン・パレードといった感じで、サウンド的には特に目を見張るものはなく新鮮味に欠ける。やはり、フロイドのライヴはアルバムよりビデオの方がはるかによい。かねてから音楽と映像の結合にとりわけ熱心だった事は知られており、今日のフロイドのカリスマ性を高める大きな要因となっている。そうして作り上げてきた歴史の凄さを語る上で本作は取り上げるべくもなく、茶番としか言えないところが悲しい

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     2003/09/26

    ロジャーのアーティストとしての最大のコンセプト・アルバムである。サウンドはシンプルでストレートな側面が目立ち、かつての幻想的なフロイドの姿は薄れた。だが、コンセプトにふさわしく、効果音もこれまでで最もうまく使われており、オーケストラ・アレンジ、指揮にマイケル・ケイメンを迎えてスケールの大きな素晴らしいサウンドを聴かせている。一千万枚を越える大ヒットになった。そうした成功とは裏腹にバンドは崩壊の道を辿る。本作と、その後ロジャーが抜け、残り3人で製作した『鬱』を聞き比べると、その間に「壁」を感じずにはいられない。

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     2003/09/26

    フロイドの数々のトライアル的作品の中でも、本作は極めて異色。初の2枚組であり、AB面がライヴでCD面がメンバー個人が各パートで主導権をとるといった構成。全くかつてない異様な流れで、メンバーそれぞれがやりたいことの再認識と、その音楽性をフロイドの中でいかにフィードバックさせ得るのか、そうした試行錯誤の様子が窺い知れる内容になっている。アヴァンギャルドな実験的な試みとポピュラリティとの狭間の中で微妙なバランスをとっていた時代だからこそ、こうした新しい価値多き展開を誘発し、更なるイメージの拡大へと導く。全く恐れ入る

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     2003/09/26

    特に一部で言われるようにシド・バレット在籍時のフロイドが最高とは全く思わないのだが、やはりデビュー・アルバムというと無視する訳にもいくまい。全11曲中シドのオリジナルが8曲、この中で注目すべきはM-1、M-7であろう。かつて芸術学校に通っていたシドが描き出す、絵画的アプローチなサウンドは今尚聴いても新鮮。エコーのかけられたギター、機械のように連打するバス・ドラム、即興的な相互作用を軸とせず音像的空間効果を狙っている。尚、当時のアナログの国内盤には「シー・エミリー…」が追加収録されていた。しかしこの曲の邦題はまぬけだ

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     2003/09/26

    前作の中心人物であったシドが抜け、デイブ・ギルモアを迎えて、バンドはロジャーを中心にこのアルバムで再出発した。だが、そうした危機的状況にあっても、すでに覚醒と陶酔が交錯するフロイド・サウンドの原型が出来上がっているからすごい。「光をもとめて」、「太陽讃歌」等、比較的凝ってはいるが、想像力をかき立てるシンプルで分かりやすいサウンドが全体を包み、そこに控えめであるが何か訴えかけるようなメッセージを内包した歌詞が絶妙なバランスで加味している。プレスでも好意的に迎えられ、全英チャート9位まで上昇。初期の名盤と言える。

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     2003/09/26

    本当によく聴いたアルバムである。個人的には最もフロイドらしい作品だと思ってる。これまで様々なトライアル的作品群をリリースしてきた彼らにとって、コズミックで幻想的な演奏としては、ことに「エコーズ」は最高傑作と言える。もともとフロイドの魅力というのは、個々の曲というよりその全体から醸し出される雰囲気だと思う。お世辞にも高度な演奏技術があるとは言えないが、ヒプノシスによるジャケット、曲のタイトル等、統一された作品全体を貫く雰囲気の重層性とそこから生まれる豊かなイメージを喚起させる手法は正にサイケデリックと言える。

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