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おときち さんのレビュー一覧 

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/24

    モントゥー指揮ハルサイのオープンリール(2トラック)復刻CDを買ってその顕著な音質改善に驚いたのを受けてこの復刻CD(4トラック)を購入。恐らく2トラック(あるかどうか不明)に比して遜色はあるだろう。音質に関しては評価が分かれるかもしれない。わたしは@従来のCDと先ずはヘッドフォンで比較したが、総括的には従来盤がボワッとした印象(しかしそれはそれでバランスが取れている)であるのに対して、今回復刻CDでは音がリアル・ストレートで、臨場感が飛躍的に向上している。具体的には@田園で重要な木管が鮮やかな音色で魅力的に響くこと、セカンドバイオリン(?)の愉悦感に満ちたキザミ、迫力増加とともに従来余り気がつかなかった低弦の旋律線の発見等、次々と驚かされた。しかし、スピーカーで再生すると若干問題点も浮かび上がってくる。先ずはファースト・バイオリン。鮮やかな存在感が目立つ一方、ワインで言えば「旨味」は増したものの同時に「雑味」も増したように思われた。二つにはトゥッティ(総奏)。迫力はあるものの、些か音のぶつかりあいによる交通混雑、カオスに近いものすら感じることがあった。A音質評価は様々だろうが、これまでのワルター観に修正を迫られたことが大きい。これまでワルターは微温的であるとの評価が一般的であったように思う。しかしこのCDを聴くと一体どこが微温的と言えるのかという疑問が湧いてくる。ベートーヴェン交響曲全集が初めてステレオで録音・販売されたのはワルター/コロンビア交響楽団であったと思う(昭和37年前後)。個人的な話で恐縮だけれど、当時中学生だったわたしには、1万円というのは破格に高価であったけれど、わずかな貯金をはたいて購入した。この全集により、第1番や田園を除く偶数番を初めて聞くことが出来、取り分け8番のチャ―ミングな曲と演奏には強く魅せられた。そんな敬愛するワルターであったけれど段々物足りなさを感じてワルターから離れて行った。しかし、ここに聴くワルターは80歳前後の老人とは到底思えない、エネルギーと覇気に満ちた若々しく且つ深い解釈を示すどっしりとした音楽家である。今までそのことに気がつかなかった自己の不明を恥じるばかりである。シュタルケルではないが、弦楽器の松ヤニが飛ぶのが見えるような運命を含め、別の顔を持ったワルターに出会った気がする。
    その意味でこのCDはどんなに控えめに捉えても、最高ランクの評価以外はあり得ない。
    蛇足ながらコロンビア交響楽団について一言。これは臨時編成のオケであったので、オケがウイーン・フィル等の個性のある一流オケでないことに不満を示す人もいる。その気持ちは分からないではない。しかし心臓病のため一線から引退し、カリフォルニアで隠棲していたワルターに何とかステレオで出来るだけ多くの録音を遺産として残してほしいとの思いから、1日3時間を上限とするセッションを組み、その日のうちに15分程度を録音するという骨の折れる長期で効率の悪い作業を既存のオケがこなせる訳がない。そのため制約の大きいワルターと既存オケとの組み合わせという選択は最初からなかっただろう。わたしたちは徒らに批評家精神を発揮するのではなく、プロデューサーであったマアックルーアや腕利きのハリウッドのプレイヤー達を素直に評価し、感謝の念を捧げることが大切だろう。
    更にオープンリールについても一言。昔から熱心な礼賛者がいる(今もなお)ことは知っていたが、高価な機材とテープ購入を前提にした世界であるためこれまで余り接触はなかった。しかしモントゥーを含め、オープンリールにはLPと異なる豊かな世界が広がっていることが良く分かった。
    その意味で平林氏の貢献には素直に感謝申し上げたい。ついては同氏に是非ともお願いしておきたいのは、残りのベートーヴェン交響曲(とりわけ微温的とされた来た第9の変貌ぶりが見たい)や名演の誉れ高いブラ4などをどんどんオープンルールから掬いだして我々のもとに送り出して戴きたいということである。宜しくお願い申し上げたい。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/19

    昔、ペトルーシュカ(ボストン交響楽団)とカップリングされているビクターの徳用盤LPを買って以来、このハルサイには妙に惹かれてきた。音が改善されているという触れ込みだったのでこのCDを買ったが、些か音が発散的になっている感じがないではないが、音質の改善は本当に顕著。LP初期盤のCD化(これは4トラックテープ)にはこれまでどちらかというと批判的であったが、このCDなどを聴くとこれまでの意見を修正する必要がある気がしている。名演の復活を素直に喜びたい。

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     2010/10/19

    好みが分かれると思うが、特に最終楽章などはもたれて、聴いていて些かシンドイ。もっとすっきり流れる方がわたしには好ましい。

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     2010/10/19

    全く言うことなしの名演。

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     2010/10/19

    2010年5月の来日公演のチャイコフスキー(サロネン/ロンドン交響楽団)には全く圧倒された。あの感激をもう一度と輸入盤を購入したが、矢張り実演とスタジオ録音の差、バックの技量の差からそうは問屋が卸さなかった。実演を聴けた者の贅沢であろうが、実感としてCDの評価は5マイナスというところ。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/04/23

    議論の盛り上がりにびっくり。以前本屋で立ち読みしたことがあるが、多く方の感想と同様、到底論評に値する本ではない。出版社の担当者に言われて無理無理バカを100集めた感がある。それはそれとしてわたしはLPの初期盤のCD化に血道をあげるといことが良く理解できないでいる。これは誰のせいでもないが、結果としてLPを抹殺した後で、一生懸命疑似LPの復元に熱中するというのは些か変な感じがする。LPはあくまでLPとしてその良さを追求すべきだろう。その持ち味は異なるのだから。今となってはLPの復活は採算の観点から困難となってしまったが、会員組織等を活用して一定の予約数が確保できたものは復刻するといったシステムが実現出来れば本能に有り難い。誰かそうしたことに取り組んでくれる人、企業が出てこないかと夢想している。これはLPの良さが忘れられないノスタルジーバカなのだろう。

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     2010/04/10

    81年のロンドンフィル、NDR盤は迷いのないストレートな演奏であったが、癌闘病を経験したこの89年盤の演奏は実に厳しく、且つ深い。何回か聴き込むにつれ、そのことを強く感じる。ただ、わたしはこの録音は何か薄い靄がかかったようで余り評価できない。クリアであれば良いと言うわけではないが、後の祭りとは言え、アーカイブ録音なんかではなくEMIがきちんと正規録音しておいてくれれば良かったのにと思わざるを得ない。5〜7番は正規発売されているのだから。評価はそのため4点とした。

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     2009/11/10

    国内盤が廃盤のためこの盤を買ったが大正解。国内盤にはないヒンデミット、プロコフィエフといった隠れた名曲・名演奏が入っている。本命のバルトークも厳しい表現の名演奏。かつて聴いたときの感激が蘇ってきた。これはお勧めのCD。

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     2009/11/10

    少しきざで恐縮ですが、2009.10.16のベルリン・フィル定期(指揮;ハーディング)でヤンセンによるブリテンを聴いた。特に意識して行ったわけではなく、この曲も初めて聴いただけに、ヤンセンの凄さには本当に圧倒された。CDと実演では条件が異なるので同じ土俵で比較できないが、このCDもなかなかのもの。ハーンと並ぶわたしのアイドルバイオリニストが増えた。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/08/10

    きざな自慢と聞こえたら本意ではないが、同じ組み合わせを1977年8月17日ザルツブルグ音楽祭で聴くことができた。演奏の素晴らしさには本当に言葉を失った。帰国後に購入したこのスタジオ録音も素晴らしくはあるが、第2楽章のクライマックスに向かって金管が和音を重ねて行く中、バイオリンの恍惚感溢れるオブリガードが充分捕捉されていないのが甚だ残念であった。オーストリア放送協会提供のライブ録音(前記のオブリガードも堪能できる)は77年12月にNHK・FMで放送されたようで、帰国後、友人からダビングテープを貰い、思いがけない再会を果たした。海賊版がアメリカで発売されているようだが(未聴)、FM解説者が同年4月の同曲のバイエルンライブを上回ると評していたこのウイーンフィルライブが何とか正規録音で発売されないかと切に願っている。

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     2009/07/21

    ベームファンとしては余り高い評点とならないのが残念。ベー7はモノクロであること自体はさほど気にならないが、ベームであればリハーサルを含め、もう少しやれたはずだ。スタジオ録音のためか燃焼不足。一方、新世界も聴衆なしの収録ということもあろうが、矢張りベームと新世界は相性がイマイチと感じる。別にベームのドイツものだけを評価しているわけではなく、VPOとの来日時の「火の鳥」などは、なかなかやるなとの意外感を持って堪能した記憶がある。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/15

    ハーンは意外に評価が分かれるバイオリニストだという気がする。わたしはこの2曲などは今までにない角度から光を当てた素晴らしい解釈・演奏だと思う反面、レビュー評価で圧倒的5点評価を得ているバッハの無伴奏などはまだまだ青さが目立ち(17歳の時の録音なので当然と思うが)、むしろ10年後、20年後の再録音に期待している。いずれにせよ私見では、クレーメルとハーンは現代バイオリニストの2大才能だと思う。

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