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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2021/10/11

    このCDはナクソスのアメリカン・クラシックシリーズの一枚で、フローレンス・プライスの交響曲を集めた内容のアルバム。
    プライスはアメリカの黒人女性作曲家としては初めての作曲家だとの事。
    正直未知の作曲家であったが、なかなか良い曲揃い。
    全体的にロマン派の影響と、黒人音楽を上手く組み合わせた聴きやすい作風であり、国民楽派が好きな人には良いと思う。
    演奏は、ジョン・ジーター指揮、フォート・スミス交響楽団である。
    既にナクソスにはスティルのCDを吹き込んでいるだけに演奏は安心して聴ける。
    作曲家はアーカンソー州生まれとの事なので故郷のオケによる演奏だが、あまり熱い演奏ではなく良く纏まった端正な演奏である。
    しかし4番は世界初録音、1番も他に一つ録音があるぐらいであり貴重です。
    ただ唯一、録音の基準の音が小さくダイナミックに欠けるのが難点でしょう。

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     2021/10/10

    ジェームズ・ジャッド指揮、ニュージーランド交響楽団によるエルガーが書いた行進曲を集めたアルバムである。
    エルガーは有名な威風堂々以外にもそれなりに行進曲を書いており、録音もあるが、意外な事にエルガーの行進曲ばかりを集めたアルバムは少ない。
    このCDには代表的な作品は勿論、マイナーな作品まで収録されておりしかも普及盤価格帯なのでおすすめ。
    ジャッドは2000年代前半頃にニュージーランド交響楽団とナクソスに録音を入れていたが、どれもしっかりとした演奏であった。
    このCDでも流暢で見通しの良い聴きやすい音楽が特徴であり、また威風堂々の様な有名な作品もメリハリがあり、廉価盤の演奏と侮ってはいけない中々ハイレベルなCDである。
    録音、音質も良好。

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     2021/10/09

    旧ソ連の指揮者ニコライ・ゴロワノフはその個性的な演奏から人気があり、今もCD化されています。
    このCDはゴロワノフが録音した音源からオペラや協奏曲を除く管弦楽曲の代表的な録音を集めた物です。
    直近のゴロワノフのBOX物はヴェネチアから出た16枚組のアルバムですが、それに加えてボエームなどの他のレーベル、更にこのアルバムが初CD化ではないのではと思う音源まであります。
    ゴロワノフの音楽は、緩急の激しいダイナミックな演奏やどこまでも咆哮する強大なブラスが特徴ではありますが、曲によっては非常に抒情的に歌った演奏もあり、爆演一辺倒というわけではないのがよくわかります。
    収録曲は得意のロシア音楽が中心ではあるものの、ドイツ物も多く、特にリストの交響詩に至ってはほぼ全曲録音しています。
    またチャイコフスキーの1812年は4つもの音源、しかも全てがシェバーリン版で演奏(スラヴ行進曲も)されておりそういう意味でも面白いです。
    オーケストラは、ソヴィエト国立交響楽団や、ボリショイ劇場管弦楽団も振っていますが、大半は音楽監督を務めたモスクワ放送交響楽団です。
    結構荒れている部分もありますが、それが問題にならないぐらいパワーのある、往年のロシアン・サウンドが聴けます。
    古い録音で1937年、新しい物で1953年、ソ連録音ですから音質はそれなりですが、復刻そのものはそこまで悪くはないでしょう。
    この手のアルバムは廃盤になると中々復活しないので迷っている方は早めの入手をおすすめします。
    それにしてもHMVの詳細な年表はいつ見ても感心します。
    BOXにはライナーもなく、CDしかないクラムシェルタイプです。

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     2021/10/08

    ウォルター・ピストンのヴァイオリンと管弦楽のための作品を集めた一枚。
    ナクソスのアメリカン・クラシックシリーズの一枚です。
    収録曲はヴァイオリン協奏曲第1番、ヴァイオリン協奏曲第2番、ヴァイオリンと管弦楽の幻想曲の3曲。
    ヴァイオリンのソロはジェームズ・バスウェルが、伴奏をテオドレ・クチャル指揮、ウクライナ国立交響楽団が担当しています。
    ピストンはなんといっても教育者として著名であり、著書管弦楽法は作曲を学ぶ人間にはバイブルとなっていますが作曲家としてもそれなりに作品を残しています。
    ここに収録された作品は特に活発に作品がかかれた1930〜1960年代の物で、明快な1番や、少し抽象的な2番と幻想曲と中々の出来です。
    交響曲でもそうですが、ゆったりとした楽章が特に出来がいい。
    バスウェルのヴァイオリンも中々良くて、作品を知るには充分。
    どちらかと言うと2番の方が熱が入っているだろうか。
    クチャル率いるウクライナ国立交響楽団のサポートも、上手。
    このオケ特有の繊細なサウンドが非常にあっている。
    録音は1998年キエフのウクライナ放送コンサート・ホールで行われた物で音質は良い。

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     2021/10/07

    ジョージ・ハースト指揮、BBCフィルハーモニー管弦楽団で録音されたエルガーの作品を集めたアルバム。
    帝国行進曲と交響曲第1番を収録したもの。
    録音年は1992年とまだナクソスがマイナーレーベルに近い頃の録音であまり有名なオケの起用は少なかった時期に、イギリスの有名なオケが起用されたのは珍しい。
    メインは交響曲第1番で、これも中々の演奏だと思うのですが、帝国行進曲、これがこのCDの1番の聴きどころと言えるでしょう。
    威勢の良い行進曲に相応しい豪快な演奏であり、曲とよくマッチしています。
    BBCフィルは美しい音色を奏でており、廉価盤ながら中々聴かせてくれる盤です。
    録音は綺麗ですが、細部がもう少しわかりやすい録音ならよかったでしょうか。
    当時の標準的なナクソス盤のやや上ぐらいの録音です。

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     2021/10/05

    ベルギーの楽譜出版社、ハファブラ・ミュージックの新譜参考演奏集です。
    本盤は49枚目、2020年の新譜になります。
    演奏はアドホック・ウィンド・オーケストラ、指揮はハルディ・メルテンス、ジャン=ピエール・ヘック。
    前半は吹奏楽オリジナル作品の新作で、指揮者ヘックとメルテンスの自作自演や、キャンプハウス、近年売出し中のガランテらによる作品が収録、後半は映画音楽などのポピュラー系の作品を収録しています。
    演奏団体のアドホック・ウィンド・オーケストラは録音用に集められた団体です。
    しかし、メンバーはギィデをはじめとするベルギーの軍楽隊の隊員等で構成されており、単なる録音用団体とは違う、鑑賞用にも耐えるレベルの高い演奏を聴かせてくれます。
    このCDではライナーに、メンバー表があり、それを見ればなかなかのメンバーが集まっています。
    録音年や場所は不明ですが、音質は良好。
    収録曲は以下の通りです。

    1.空飛ぶ月 (ヘック)
    2.ノートルダム大聖堂への追悼 (キャンプハウス)
    3.荒野 (ガランテ)
    4.マリアナ (メルテンス)
    5.ベーオウルフ (ベネット)
    6.ブライアンナ (メルテンス)
    7.彼らは真面目に奉公しています (ガランテ)
    8.天国と地獄より、地獄のギャロップ (オッフェンバック arr.キタノ)
    9.私はアフリカに農園があった (バリー arr.フレデリクソン)
    10.8 1/2 (ロータ arr.ヘック)
    11.クケリ (メルテンス)
    12.キア・ホラ・テ・マリノ (テイン arr.スミーツ)
    13.ハヴ・ア・ナイスディ (ウェルターズ)
    14.スウィング・マーチ (マンシーニ arr.スミーツ)

    演奏 アドホック・ウィンド・オーケストラ 1〜14
    指揮 ハルディ・メルテンス 4、6、11
    ジャン=ピエール・ヘック 1〜3、5、7〜10、12〜14
    ソプラノ エルス・クローメン 4

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     2021/10/04

    このCDはジョン・ウィリアムズが、フィリップスからソニーに移籍した後に録音された音源を、集めたBOXである。
    1989年から2016年にかけて収録された20のアルバムを収録。
    収録されているのは自作の映画音楽やコンサート作品はもちろん、クラシックやマーチ、同時代の現代音楽、ポップスやクリスマスソング、スウィングなどなど様々なジャンルの曲が集められている。
    その他ソリストを招き、ウィリアムズが伴奏に回ったアルバムも収録している。
    首席指揮者を務めたボストン・ポップス・オーケストラや、ロンドン交響楽団らゆかりのある団体による映画音楽はさすがだし、スウィングでのノリの良さはアメリカらしい、とかく指揮者、ジョン・ウィリアムズの様々な一面を知れるBOXである。
    そのほとんどが気軽に聴ける曲なの曲目に興味があればおすすめだ。
    CDはクラムシェル仕様の簡単なものだが、そこそこ詳しく書かれたライナーが付いている。

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     2021/10/03

    ミクロス・ローザの書いた映画音楽の中で最も有名なスコアといえば、今も映画史に残るベンハーです。
    サントラは過去何度か発売されていますが、このCDはニック・レイン指揮、プラハ市フィルハーモニー管弦楽団&合唱団が録音した新録音で、映画に使われた音楽を未発表曲を含む完全版を最新の機器で録音した音源では唯一のCDです。
    レインは映画音楽を得意とする指揮者。
    プラハ市フィルハーモニー管弦楽団はチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を初めとしたチェコの有名オーケストラの団員やスタジオ・ミュージシャンらで構成されたオーケストラ。
    このオケかなりの音源がありますが特にこの手の映画音楽では素晴らしい演奏を残しており、この盤でもストレートな分かりやすい、ダイナミックな大変に見事な演奏を残しています。
    戦車競争や序曲が有名ですが、それ以外にも魅力的なメロディが出てきており、一つのクラシックとしても通用します。
    オーケストレーションは新しくルイジ・フィリップスという人物が担当したようです。
    ライナーはそこそこ詳しく載っています。
    録音はホールではなく、スタジオで録られています。
    音質自体は綺麗で細部も良く録れています。
    少々高いのが玉に瑕ですが、充実した演奏なのでそこまで不満はありませんでした。
    ローザに興味のある方、聴いてみてはいかがでしょうか。

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     2021/10/02

    ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇『ニネッタ侯爵夫人』の全曲盤である。
    ヴァレリア・チャーニ指揮、ストックホルム・シュトラウス管弦楽団の演奏で収録されています。
    このニネッタ侯爵夫人は、1893年に初演された作品で、シュトラウスの喜歌劇では後期の作品。
    第3幕の間奏曲である、新ピチカート・ポルカが特に有名だが、それ以外は全くと良いほど知られてない。
    録音も現役盤はこれのみのようだ。
    ストックホルム・シュトラウス管弦楽団は、スウェーデン放送交響楽団などのメンバーを中心に編成されたオケらしい。
    指揮者のチャーニはハンガリーの指揮者。
    全体的にメリハリのついた演奏で、オペラ畑出身のチャーニらしいと言えるだろう。
    オケのサウンドも良い。
    本CDはライヴ録音であり、時折ライヴとわかる音声がある他、セリフはカットされている。
    録音は良好。

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     2021/10/01

    イギリスにはライト・ミュージックというジャンルの音楽がある。
    代表的な作曲家はケテルビー、コーツなどだが、本盤に収録されたビンジもその系譜にあたる。
    代表曲の『エリザベス朝風セレナーデ』を含む17曲を収録している。
    1940〜1960年代に書かれたこれらは、いずれも聴きやすい軽い作品であり、ほとんどが初聴きであったが、楽しく聴けた。
    『アギーのテーマ』のユーモラスなマーチ風のメロディはもっと知られて良いし、『弦の歌』での美しいサウンドはマントヴァーニ・オーケストラのカスケード・ストリングスの発明者である事を伝えてくれる。
    また『アルト・サクソフォン協奏曲』はタッチこそ軽いが、クラシックとして通用する出来で、ビンジがただのライト・ミュージック作曲家だけではない、多彩な才能があった事を示す良い作品だ。
    演奏はアーネスト・トムリンソン指揮、スロヴァキア放送交響楽団。
    指揮者、トムリンソンはビンジらの後の世代の作曲家兼指揮者。
    その作風はやはりライト・ミュージックであり、この手の作品には打って付けの人選だったのだろう。
    演奏もツボを心得た楽しい演奏であり、スロヴァキア放送響も楽しんで演奏しているのがわかる。
    このCDは6月より発売されたブリティッシュ・ライト・ミュージックシリーズの第2弾でマルコポーロで出ていたのを移行させたもの。
    録音はそれなりに古いが音質は聴きやすい。

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     2021/09/30

    オランダの楽譜出版社、モレナール・エディションの自社楽譜の参考演奏集、ニュー・コンポジッション・コンサート・バンドシリーズの一枚。
    2016年の新譜集です。
    新譜といってもオリジナル作品は、冒頭のウエスタン・ラプソディとタイトルのユンヌ・ヴィダ・アン・ディアぐらいで他はクラシックからの編曲で、実質、新編曲集と言える内容です。
    数少ないオリジナル曲では、ベテラン、ケース・フラク作曲『ウエスタン・ラプソディ』が良い作品。
    ただこれ、調べてみると1968年作曲だそうでかなり古い作品みたいですね。
    タイトルにもなったユンヌ・ヴィダ・アン・ディアは最近の吹奏楽作品らしい曲ですがいまいち。
    クラシック曲はなかなか珍しい曲中心です。
    有名な曲でも吹奏楽ではあまり演奏機会が少ない作品ばかりです。
    演奏は、ホセ・マヌエル・フェレイラ・ブリト隊長指揮、ポルトガル公共治安警察音楽隊です。
    このバンド、写真がライナーに載っておりそれを見る限り、スペインやポルトガルのバンドに多いチェロも入った大編成バンドのようです。
    既にモレナールのCDで優れた演奏を披露していますが、このCDでもベースがしっかりと鳴った安定感のあるサウンドと、優れた解釈と技術力と鑑賞にも耐えうる出来です。
    先のウエスタン・ラプソディやアダンのニュルンベルクの人形劇などはその好例でしょう。
    編曲陣はモレナールお馴染みの、ハウバストやフレーヴェンブレークの他、デ・メイといった有名な人物もいます。
    収録曲は以下の通り。

    1.ウエスタン・ラプソディ (フラク)
    2.カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲 (マスカーニ arr.ハウバスト)
    3.ポギーとベスよりそんな事はどうでも良い
    4.ポギーとベスよりくたびれもうけ (以上2曲ガーシュウィン arr.デ・メイ)
    5.ニュルンベルクの人形劇より序曲 (アダン arr.スハレイバース)
    6.ユンヌ・ヴィダ・アン・ディアより日の出
    7.ユンヌ・ヴィダ・アン・ディアより朝
    8.ユンヌ・ヴィダ・アン・ディアより正午
    9.ユンヌ・ヴィダ・アン・ディアより夕刻
    10.ユンヌ・ヴィダ・アン・ディアより夜 (6〜10曲目 エスカンデ作曲)
    11.アメリカ組曲よりアンダンテ・コン・モート
    12.アメリカ組曲よりモデラート
    13.アメリカ組曲よりアレグロ (11〜13曲目 ドヴォルザーク arr.デ・メイ)
    14.私を泣かせて下さい (ヘンデル arr.ハウバスト)
    15.サラバント (ヘンデル arr.フレーヴェンブレーク)
    16.ピエ・イエズ (フォーレ arr.フレーヴェンブレーク)

    演奏 ポルトガル公共治安警察音楽隊
    指揮 ホセ・マヌエル・フェレイラ・ブリト

    尚、3〜4曲目、ポギーとベスは歌入であるが本CDには歌手の名前の記載はない。

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     2021/09/29

    ナクソスのスーザ吹奏楽作品集も、今作で21枚目です。
    このCD、シリーズでは3曲のみの収録ですが、いずれも10分を超える大曲で、他に録音はないだろう珍しい曲です。
    書いてはないですが、もしかしたら世界初録音かもしれません。
    1曲目は喜歌劇『クリスと不思議なランプ』からの抜粋。
    この喜歌劇の劇中メロディを抜粋したもので、21分に纏められた物です。
    次の『米国の姉妹関係』はスーザの自作やアメリカのよく知られた音楽を組み込んだ作品。
    CD中最も短いですが、それでも10分ほどあります。
    3曲目は『ショーイング・オブ・ビフォアー・カンパニー』は最も長く33分も収録されています。
    こちらも様々なクラシック曲やスーザの自作曲が引用されています。
    指揮はお馴染みのキース・ブライオン。
    演奏は17集よりイギリスの音楽大学のオケが担当していますが、このCDでは、バーミンガム王立音楽院ウィンド・オーケストラが担当しています。
    演奏は知られざるこれらの作品を聴くにあたって癖もなく、なんら問題ないもの。
    録音も豊かな残響と優秀な録音です。

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     2021/09/28

    ベルギーの楽譜出版社、ハファブラ・ミュージックは自社の楽譜の参考演奏集を出しており、これはその33枚目にあたるもの。
    2011年の新譜集で、オッフェンバックの喜歌劇『青髭』序曲で初まり、タイトルにもなったJ.シュトラウス『南国のバラ』ロンビ『シャンペン・ギャロップ』などクラシカル系の作品が中心。
    後半はトロンボーンをフィーチャーしたエバース『トロンボーン・ポルカ』や、軽いポップス調の作品を収録しています。
    クラシックからのアレンジ作品はそれなりに質は高いですが、新作はあまり今ひとつ。
    演奏者は様々で、一例を紹介しますと、アドホック・ウィンド・オーケストラという団体。
    録音用のバンドですが、メンバーには近衛兵軍楽隊や空軍軍楽隊などの優秀なメンバーが参加しているらしく演奏は良い。
    バーデン・ビュルテンベルク警察音楽隊は当時積極的に吹奏楽のための新作を吹き込んでいた団体で、ハファブラにも幾つか録音がある。
    おすすめはパッフェルベル『カノン』
    吹奏楽でカノン等、間延びするだけではないだろうかと思ったら大間違い、高速テンポというよりせかせかしたテンポで、これはこれで面白い。
    面白いといえば冒頭のオッフェンバックの青髭である。
    演奏は少々下手な所はあるが、勢いがあって悪くない。
    しかしホントの面白さは演奏団体。
    CD裏ジャケにはウズベキスタン陸軍秘密部隊軍楽隊という団体が演奏し、指揮はエージェント007とある。
    ウズベキスタン陸軍には軍楽隊があるのは知っているがそれと同じなのか、別なのか指揮者は実在なのか、そもそもこの表記は合っているのかともかく興味は尽きない。
    録音年代の記載はなく、デジタル録音なので音質は良好。
    またあくまで参考演奏という事なのでしょう、解説なし最低限のペラ紙一枚のライナーです。
    最後に収録曲、作曲家と演奏団体を載せておきます。

    1.喜歌劇『青髭』序曲 (オッフェンバック arr.W.カーリシュニッヒ)
    2.第2狂詩曲 (ヴァヴァリネック)
    3.なんて事だ (コミタス)
    4.南国のバラ (J.シュトラウス2世 arr.ヨー・キタノ)
    5.シャンペン・ギャロップ (ロンビ arr.W.カーリシュニッヒ)
    6.カノン (パッヘルベル arr.S.タカシ)
    7.ジョー・ダッサン (M.ルゴロワ)
    8.小さな歌 (ジャン=ピエール・ヘック)
    9.変わった事は無いです(ネロ/ベルンヘルム/ロイ arr.P.フレードリクソン)
    10.エレニ (T.and.トイ arr.アイプスカンプ)
    11.チャールストン (ジャン=ピエール・ヘック)
    12.トロンボーン・ポルカ (H.エバース)
    13.私たちの間で (E.スヴィムヴェルゲ)
    14.スペインのマンボ (arr.D.モレスト)
    15.アンサンブル (レプセト arr.レブロイ)
    16.ウィズ・ユー (N.V.リント)

    演奏団体
    ラーズロ・マーシ指揮、フランツ・リスト音楽大学交響吹奏楽団 2
    ジャン=ピエール・ヘック指揮、アドホック・ユース・ウィンド・オーケストラ 8、9、11、13、14
    ゲルハルト・スポンキン指揮、アドホック・ウィンド・オーケストラ 5
    オリバー・ハース指揮、アドホック・ウィンド・オーケストラ 10、12
    アラン・クレピン指揮、ベルギー王立海軍軍楽隊 4、16
    トニー・ショール指揮、バーデン・ビュルテンベルク警察音楽隊 3、6、7、15
    エージェント007指揮、ウズベキスタン陸軍秘密部隊軍楽隊 1

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     2021/09/27

    ブルガリアの作曲家、パンチョ・ヴラディゲロフ。
    昨年よりカプリッチョ・レーベルがバルカントン原盤の音源を使って作品の紹介に努めており、これは5作目に当たるものである。
    今作は独唱とオーケストラという組み合わせの歌曲作品を集めた内容。
    演奏はアレクサンドル・ヴラディゲロフ指揮、ブルガリア国立放送交響楽団です。
    独唱は、パヴェル・ゲルジコフ、ルミヤナ・ヴァルチェヴァ=エヴロヴァ、マリア・ヴェンチスラヴォヴァ、エヴェリナ・ストイツェヴァ。
    収録曲はいずれもブルガリアの民族的な色の強い作風であり、国民楽派のクラシック作品が好きな人にはおすすめ。
    歌っている歌手は国際的に有名と言えるか微妙であるが、録音時のブルガリアで著名な歌手。
    いずれも作曲家への共感豊かな歌唱であるが、その中ではゲルジコフの歌が1番良いように思う。
    指揮者は作曲家の息子であり、今までのCDと同じように、ここでも父の作品を紹介しようとする熱意を強く感じる好演奏。
    録音も年代の割には悪くなく聴きやすい。
    CDはプラケースタイプに、筒型スリーブケース仕様である。

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     2021/09/26

    ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇『ローマの謝肉祭』の全曲盤である。
    この作品はヨハンの喜歌劇では2作目にあたり、資料などで作品名を見ることも多いが、実演や録音自体はかなり少なく、この盤は貴重なもの。
    エルンスト・タイス指揮、ドレスデン州立オペレッタ劇場管弦楽団の演奏で収録されたものである。
    作品はウィンナ・ワルツがしっかりと出てくるのはシュトラウスらしいが、まだ先輩格のオッフェンバックらの影響もチラホラと見える。
    一曲一曲では出来の良いメロディもあるが、やはり忘れられただけあって、今ひとつ物足りない。
    1番良いのは恐らくこの作品で1番演奏機会に恵まれた序曲であり、劇中の美味しい所を繋いだ佳曲だ。
    タイスは、ドレスデン州立オペレッタ劇場管弦楽団の指揮者を2003年から10年務めて、CPOにはこの盤を含め珍しいヨハンの喜歌劇を3作吹き込んでいる。
    それらと同じく演奏、歌唱とも問題なく、作品を知る分には十分な演奏である。
    またライナーもそこそこ詳しい。
    録音は2008年で、良好である。

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