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楽山子 さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/08

    私もビオンディ等の演奏に聴き飽きてこの名盤に回帰してしまいました。今の演奏家がイ・ムジチのような演奏をすれば非難されるのでしょうけど、そこからスタンダードたり得る演奏が出てはいないと思います。イ・ムジチにしても、同曲を繰り返し録音していますが、旋律美を極めたステレオ録音1回目のこのアーヨ盤が私には最高と思えます。その後の再録音では切れ味は増したものの旋律美は後退し、それならばピノック盤の爽やかさの方を採りたくなるからです。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/06

    シェエラザードは爆発系の演奏が楽しく聴ける曲ではありますが、その手前で踏み止まる指揮者の懐の深さと、それを支えるオケの力量、ヴァイオリンソロの魅力によって、指揮者の代表盤であると同時に、同曲のベスト盤と言ってよいかと思います。腰の据わった運びでスケールが大きく、最終楽章では溜め込んだエネルギーが放出されて、まさに手に汗を握る力演がくりひろげられます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/06

    DG COLLECTORSから歌曲を除いた11枚組の全集が出ているが、こちらはそれ以前に出た16枚組の方。歌曲を聴けるというのもうれしいが、カップリングに余裕があるというメリットも大きい。それでも、第2番は第3番の後ろに収録されてしまっている(あと、第10番の後ろから第8番が収録されている)。
    また、この全集では、CDの入っている内袋(紙ジャケット)に1枚ずつマーラーの写真が使われていて、日常的なスナップなので外箱に使えるような品質ではないが、それだけに見ていてほほえましくなるようなものもあって貴重。
    演奏は言うまでもなく現代最高のマーラーである。第9番にはより気合の入ったライブ録音も存在するが危うさと紙一重であって、私にはこの全集に収録されている第9番の方が好ましい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/05

    フランス音楽の粋を極めた名盤中の名盤がこの価格では買いとなるはずなんですが、気になるのは高音質が大好評のSACD盤ですね。価格が10倍と言ったって、CDが安すぎるだけで決して高くはないのですが、その10分の1の価格でこの演奏が手に入るとすれば…。マルティノンを聴いて音質の悪さがもどかしく、ブーレーズを聴いてマルティノンが懐かしくなる。SACD盤が評判通りの高音質ならこのループを断ち切ることができそうな気がしつつ、そういうループも楽しいじゃないかと思う自分もいるわけです。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/05

    ベルグルンド&ヘルシンキフィルのシベリウスは国内全集盤で聴いていますが、シベリウスのレコードのベストだと思っています。若い世代の新感覚的な演奏やベルグルンド自身の旧録音や新録音もありますが、確信に満ちた表現の大きさがこの全集にはありますね。後期の交響曲ではさらにクールな演奏を求める向きもあるでしょうが、初期の交響曲はロマン派的な作風を見事にとらえて文句ないところでしょう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/05

    クラシック音楽の手引きとして未だにこれを超えるものはないでしょう。学生時代に新潮文庫でこの本に出会い、ボロボロになったので買い直し、その後もう1冊買っておこうかと思ったら絶版。白水社の全集にも収録されていましたが、ちくま文庫に収録され求めやすくなったことは非常に喜ばしいことです。
    吉田秀和は日本の音楽評論の草分け的な存在ですが、戦後の音楽教育の草分けでもあり、小澤征爾や中村紘子を育てた「子供のための音楽教室」の室長でもありました。音楽に関する豊富な知識と経験に加えて丸谷才一が絶賛するほどの文章の達人でもありました。
    本書は、そういう著者が音楽史を通して名曲を選んでいくという内容ですが、バロック以前の音楽はその後の研究やレパートリィの拡大が物凄いので、実用的には古典派〜ロマン派の音楽が中心になるかと思います。音楽に求めるところの厳しさが作曲家に対するえこひいきになっている部分もあって、ベートーヴェンの28曲に対してショパンが2曲とか、サンサーンスに至ってはさんざん酷評した上でお情け的に1曲とか。こういうところに反感を覚えた人もいたでしょうが、振り返って「プロローグ」を読み直せば、著者が非常に正直な態度で名曲を選んでいったかがわかると思います。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/04

    交響曲と管弦楽曲の有名どころ66曲を1曲4ページで演奏比較する構成です。徹底解剖と銘打ってますが、1曲4ページでは限界があり、演奏比較のツボを紹介すると言ったところでしょうか。
    例えば、ベートーヴェンの第五交響曲「運命」では、おおよそ半ページで曲目の紹介を行った後、冒頭の運命主題(ジャジャジャジャーンを2回)のフェルマータの処理で1ページ、1回目と2回目のテンポの処理で半ページを割いており、この調子では第一楽章が終わる前に紙面が尽きてしまうので、あとは執筆者が興味をもった演奏(ジンマンとラトル)の解釈上のポイントをさらっと述べ、最後にクライバーの第一楽章のホルンのクレッシェンドに触れてお終い、という内容になっています。
    スコアの版や解釈に関わる問題はいろいろあるでしょうが、それで曲の印象ががらっと変わるかというとそんなこともなく、演奏家(と評論家)の苦心を垣間見るというところでの興味が中心となりますね。読み物としては悪くないと思いましたが、タイトルにつられて購入してガッガリする人がいるかもしれません、

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/02

    同じ DG COLLECTORS の「全集」との比較になりますが、「全集」の方が二重奏・三重奏も網羅して曲数が多く、デジタル録音が中心で、コストパフォーマンスも抜群ですから、当セットの不利は否めません。当セットが有利な点と言えば、アマデウスを中心とした統一感くらいのものですが、ギレリスとのピアノ四重奏が含まれていないという不徹底ぶりです(DG ORIGINALS で出してしまったからでしょうか)。
    にも関わらず、私が当セットを評価するのは、アマデウスによる弦楽五重奏が聴けるからです。アマデウスの大振りでロマンテッィクな演奏は、ブラームスにぴったりです。弦楽六重奏はぴったりすぎて曲が曲だけに(ウィーンの浪花節とでも言いますか…)つらいのですが、弦楽五重奏は中年男の晦渋さもほどよく抜け落ちた名品で、それがロマンティックな演奏によってベストレコードになっていると思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/04/24

    いつものようにベームのフィガロではなくちょっと違ったフィガロを…と思って久々にド・ビリー盤を聴いたのですが、これが凄くよくて、コシまで聴いてしまいました。序曲は元気いっぱいだし、歌手たちのアンサンブルもキビキビしていて、聴いていて気持ちがよくなります。
    せっかくだからレビューでも書いておこうかと思ったらこのセットは販売完了…実にもったいないことです。いつか復活することを信じてレビューは書いておくことにします。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/04/21

    学究派の方々には受け入れられないかもしれませんが、珠玉の音楽を美しく親しみやすく聴かせてくれるシフのバッハが好きです。特に好んで聴くのは平均律クラヴィーア曲集で、表情の移ろいとその多様さは目覚しく、行き過ぎと思われるところも感興に乗って演奏しているシフの姿が目に浮かぶようで、こういうバッハがあってもいいでしょう。調特性のような概念も、ピアノの表現力があってこそわかりやすいものになっていると思います。

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     2013/04/06

    指揮者もオーケストラもパワー全開、楽しいハイドンの音楽を戯れながら演奏している趣きもあります。ソロの聴かせ場になるとぐっとテンポを落として徹底的に歌わせたりする演出が嫌味にならず、聴いているこっちまで楽しい気分になるのは、ハイドンの音楽にもともとケレン味のようなものがあるからでしょう。
    爽やかなヨッフムのロンドンセット、シンフォニックなカラヤンのパリ&ロンドンセットがあり、それぞれ素晴らしいのですが、楽しいハイドンを聴きたいのならバーンスタインが一番。毎日聴くには少々しんどいですが、たまに聴くならこれくらいが私には丁度いいです。
    このセットは、廉価ながら声楽曲も含んで曲数が多くてお買い得なのですが、パッケージからディスクを取り出しづらいのが難点です。収納することだけを考えて、そこから取り出すことを考えなかったようなパッケージですね。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/04/05

    世紀の巨匠のレコード20枚(+特典盤)が2枚分の値段です。ありがたく購入、謹聴させていただくしかありません。普通にベートーヴェンやブラームスを聴きたいときはもっと録音のよい他の演奏を選びますが、どうしても巨匠の指揮で音楽を聴きたいときが年に何回かありますから、このセットはありがたい。私にとって、リングは聴きたいというより観たい作品ですから、このセットに含まれていないことに不満はありません。不満があるとすれば、最新のリマスタリングを「トリスタンとイゾルデ」でも行って欲しかったということくらい。それだけリマスタリングの効果は目覚しいですし、「トリスタンとイゾルデ」こそ丁重に扱うべき巨匠最大の遺産であると思うからです。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/31

    ワルター晩年の録音の中でも屈指の名演奏であり、若い頃の私にとってはこれ以上のレコードはありませんでした。第3楽章のスケルッツオがあまりに素晴らしく、第3楽章から聴きたいという誘惑を堪えて聴き始め、最初の方では未練たらしく「早くスケルッツオにならないかな」と思っていたものの、途中からそんなことも忘れて聴き惚れてしまい、気づいたら第3楽章といった具合でした。
    第3楽章のスケルッツオでは、何と言っても中間部のトリオだったのですが、今の私には、若い頃に身を震わせながら聴いていた音が聴こえてきません。かつてはそれをワルターの魔法と言ってよいとさえ思っていたのに。
    名演奏は名演奏であり、最高と評価するのにためらいはありません。未だにこれが私にとってのグレートのベストです。そして、もしかしてワルターの魔法の音が聴こえてくる人であるなら、これはその人にとってかけがえのないレコードになるんじゃないかと思います。

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     2013/03/19

    カイルベルト盤と双璧の名録音と思います。マックスを歌っているのは両盤ともショックで、アガーテはカイルベルト盤のグリュンマーの方が好きですが、カイルベルト盤で隠者を歌っているフリックが当盤ではカスパールを歌っていて、これは絶妙のキャスティングと言えます。
    豪快なマタチッチの指揮はこの曲にふさわしく、演出はやや過剰ですがそれもジングシュピール的な味わいのうちでしょう。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/17

    学生時代にCDが登場し、なけなしのバイト代をつぎ込んで少しずつワルターのCDを集めて行きました。ワルターのCDを選んだのは、他より少し安かったからなのですが、後から思うと、それは本当に素晴らしい出会いでした。
    オーケストラを無理なく歌わせるワルターの指揮は、ビギナーであった私にもわかりやすく、同じ曲をカラヤンの指揮で聴いたときには今まで聴き親しんできた曲とは別の、とても難解な曲を聴かされたような気がしたものでした。
    ワルターのベートーヴェンは女性的で奇数番より偶数番がよいと言われていますが、それはウィーンフィルはベルリンフィルより女性的だと言った議論と同じようなものだと思います。重厚なバスを土台とした弦楽器に管楽器をからませ浮かび上がらせていくスタイルは、どの曲でも変わることはありません。
    オーケストラはワルターのために新たに編成した小規模なもので、オーケストラ固有の魅力はありませんが、それだけにワルターの意思がストレートに表現されていると思います。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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