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ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/31

    テンシュテットらしく気宇壮大なドイツ・レクイエム。大変な重量感を持って迫ってくる体の演奏で、並外れた集中力と表現意欲のたまものです。この曲では、シノーポリのビューティフルなアプローチもすばらしいですが、こういう魂を揺さぶるような演奏にも心ひかれます。独唱も合唱も熱演でしょう。録音は広がりと重量感を持っていて文句なし。テンシュテットもスタジオ録音よりこのライヴの方がいいのでは?この曲をよく知る人にお薦めしましょう。最初にこの演奏でなじんでしまうと、それはちょっとマズイかな。

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     2010/08/31

    これは意外に悪くない、ひょっとするとフランス国立との再録音よりいいのではないかしら?どこか煮え切らない感じがあるのは共通していますが(こういうあたりがマズアが低評価の理由でせうな)、オーケストラの地力がやはりこちらが上なので、安定感があります。また、録音も、こちらの方がよいと思われます。打楽器がやや抑え目なので「破壊力」が小さいのはこの曲ではけっこう痛いのですが、ま、それでもそれなりの盛り上がりにて、トータルとしては星4つといたしましょう。マズアはロンドンフィルとの5番が、実は結構曲者演奏だったので、あれくらいやってくれればよかったのになあ〜。

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     2010/08/30

    セルのイメージ通りの演奏でしょう。きっちりと「楷書風」の仕上がりで、はみ出しの要素など一切なくまとめられております。その意味では、モーツァルトがやはりいいですね。ワルター/ウィーンフィルのライヴを愛聴する私ですが、ワルターが哀しみの上に美しさを漂わせたのだとしたら、ここでのセルは美しさの下に悲しみをしのばせたという感じかなあ。ブラームスはやはりもう少しロマンがほしい気がします。あるいは晩年のセルならばもっとそういう境地に達していたかな。ここではまだやや形式への欲求が先に立っていて、いささかそっけない印象もありますかね。ただ、モーツァルトもブラームスも名演の名にはふさわしいでしょう。一聴をお勧めします。なお、録音は、ノイズがないという意味では大変に良い音。ややきつい感じはしますけれどね。しっかりとオーケストラはとらえられております。編成が大きくなるせいか、ブラームスではちょっとだけ状態が落ちる感じ。ステレオになっていてもいい年代ですね。そこは残念かなあ。ま、初期ステレオにはかえって音の鮮度がないものもあるから、一概に言えませんけどね。

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     2010/08/29

    ま〜も〜、これでもかと言わんばかりのてんこ盛りボックス。やや古い録音もありますが、すべて水準に達したステレオ。ま、ダイナミックレンジはやや狭いし、量感に欠けるところはありますかね。オーマンディが得意にしたレパートリーを集めたものですが、50年代後半から60年代にかけては上位にあげられたディスクでしょうな。但し、ラフマニノフの交響曲にしても、今や優秀ディスクがたくさん出ており、今や当該曲でファーストチョイスにあげられるディスクはこの中には一つもない、という状況になっているかと思います。オーマンディを非難しているつもりではありませんし、また、良いディスクの登場で旧盤が退くこと自体は悪いことではないのですけれど、結局、このボックスは歴史的な意味合いが強いものですよ、という感想なのであります。なお、ゴージャスで完璧な音響製品というのがオーマンディ&フィラデルフィアのコンビのイメージですが、こうして聞いてみると意外に荒っぽいところが目立つように思いますねぇ。ま、名曲はいっぱい入っているし、価格は安いし、オーマンディ存命中にレコード体験を重ねてきた熟年世代には薦めておきましょうか。若い人には薦めません。(-_-;)

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/29

    まことにみなさまのおっしゃる通り、これは立派な成果です!メインのアルプス。入念な表情付けがなされていますがくどいようなところは全然なく、全体はとても自然な流れ。大きな高揚も、美しい余韻も、まことに見事に表現されて充実の限り。かつては中身のない「つまらない」音楽の代名詞のように言われていたこの曲。私は実演で聴くと、いつも泣けるくらい感動します。山の風景描写とかよりも、むしろ山に向かい合う人間の感情こそ豊富に盛り込まれている作品であります(だから嵐の場面は決して音響的にもクライマックスではないわけです)。この演奏もそうした作品の魅力を味わわせてくれる、立派な出来であります。ちなみに「マクベス」もなかなかに面白いなあ。録音も超優秀!見事なディスク、大いに推薦します。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/24

    まさしく「遅い」テンポでじっくりと表現した「惑星」。いささか物々しく、何事が起こるのかと妙に芝居がかっていて、「惑星」というよりも「妖星」という感じかな。重量級で恰幅よく押してくる演奏であり、軽妙さや神秘性はやや欠けているかもしれませんが、私はなかなか気に入りました。スヴェトラーノフの振る「惑星」としては期待通りでありまして、満足であります。オーケストラはいつものロシアのオケでなくて良かったかもしれません。付録の「ムラダ」は美しいタッチの佳曲です。いいカップリングですね。

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     2010/08/24

    まあ、何とも地味なコンビのディスク。少しヴォリュームを上げて聞きますと、意外にこれが大迫力で、結構満足しました。打楽器も十分に力強く、金管もよく開放されています。ロンドンフィルの仕上がりはいささか荒くて、もっときちんと磨き上げる必要はありましょうけれど、それでもここではそんな欠点ではありません。価格も超お手頃ですし、興味が引かれる方は、どうぞ手に取ることをお勧めいたします。

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     2010/08/24

    際立った特徴のない、ま、言わば正統派の演奏でしょうか。振幅の激しい4番だし、ましてライヴだし、ということで、スゴイものを期待した私としてはいささか残念、肩透かし。でも、曲の美しさは十分伝わってくるし、まあ、いいかなあ。

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     2010/08/18

    どの曲も、それぞれの楽章の性格分けをくっきりとつけて、全体的には感傷を排してダイナミックに仕上げたなかなかに魅力的な演奏です。私個人は5番が最も成功しているように思いました。引き締まったフォルムがこの曲に「強さ」を与えています。続いては悲愴かな。剛毅な姿勢で押してゆく、力強さに打たれました。4番も悪くありませんが、この曲ではもっと感情の振幅が強く打ちだされてもいいかなあという、ま、好みの問題です。録音はちょっとヒスはありますが、音自体はきわめて明瞭。特別不満はありません。

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     2010/08/17

    「遅め」ではなく明らかに「遅い」テンポ設定で悠然と展開されるマーラー。緩急や伸縮が発生するのを、むしろきわめて注意深く避けて、オーケストラの絶大な能力に強い信頼を置いて、当時におけるハイティンクが到達していた境地を存分に再現してみせた印象です。4番は全体が「平安に満ちて」という感じの、この上なくビューティフルな演奏。屈折やまして毒などは一切ない、天国的な世界。一方の5番は、ドラマティックであるよりかはむしろ押し殺したような、呻吟の声が聞こえるような気がします。アダージェットですらここではものすごい重量感を持った大曲になり、全曲が恐るべき威容を見せています。変な喩えですが、身長の割に体重が重すぎるウルトラマンのような演奏。名演とかいうよりも、この時のハイティンクの心象を聴きましょう。そういうつもりであれば、相当に個性的な演奏でありまして、他の指揮者の演奏と比較することは何の意味も持たないように思われます。

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     2010/08/08

    これはよい演奏です。ジンマンさん、スマッシュヒットです。一部と二部の性格分けをきちっとして、前者は豪奢に、後者は壮麗に、見事に表現されました。近頃リリカルで線の細い演奏が多かったので、この力強い演奏には満足した次第です。独唱者には格別の名唱もありませんが、ま、特に問題もないでしょう。コーラスはよし。録音もよし。マスをよくとらえています。総じて大変に高水準のこのディスク、大いに推薦いたしましょう。但し、往年のマーラー指揮者、例えばショルティとかバーンスタイン、テンシュテットらは、ずいぶんと力強くみなを引っ張って最高の高揚をもたらしていましたが、そういうタイプの演奏は途絶えてしまいましたかねぇ。それはそれで残念な気もしますな。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/07

    この「巨人」は相当に物足りないですねぇ。バランスの配分やテンポなど、どこかオーケストラ任せのようで、指揮者の透徹した意志が感じられない。すらすらと流れては行きますが、それだけのことで、感動も感心もしませんでした。楽想の変化が感情の変化と結びつかず、たとえ音量的には盛り上がっても情感的には何もないので、全般にまことに平板な出来栄えです。とても残念。終了後の拍手は熱狂的なので、実演の際には何かもっと迫るものがあったのかもしれませんが、このディスクで聴く限り、よい点数は出せませんね。SKOも、もっと「暴れ馬」的な指揮者を招いて爆演・暴演をやってみて、いっぺんキレてみてはどうかな?やりたい放題やってみて、そのあとに見えるものを活かし、能力全開の好ディスクが作られることを期待するものです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/05

    最高評価が多い中、いささか気は引けますが、ま、個人的な意見として書かせていただきます。8番は、開放感とか、壮大さとは、はっきりと一線を画したアプローチ。煽って盛り上げるとか、豪快なクライマックスで圧倒するとか、従来この曲に多かったタイプに属することを拒否し、抒情的で穏やかな世界を描き上げている、という感じです。シャイーとかブーレーズとか、近頃はこういうタイプがむしろ出てきましたね。確かにこの曲は、全編が盛り上がっているわけではなく、むしろ室内楽的に静謐な場面が多く(とくに第2部)、それ故にこうしたアプローチもまた有効であるとは思います。ただそれは一方でクライマックスをしっかりと決めての話。トーマスは線の細い、内向きの穏やかさの方に徹しているような印象で、私としては物足りない。声楽陣も必ずしも満足すべき出来栄えではないなあ。男声陣、ちょっと非力かな。10番はその精妙さがよい方向に働いた名演。美しい曲として再現されております。なお、トーマスの演奏と称する非正規盤の8番が出ておりまして、そちらはスピード感や勢いのある好演でした。あんまり演奏の日付も開いていないのだけれど、何か違うのかな?

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/01

    これは見事、名演!表現はダイナミックであるとともに、この曲に特徴的な歌謡性も存分に発揮され、鮮やかな出来栄えです。チェコフィルも能力全開で、一流ぶりをアピールしています。録音も、弱音からクライマックスまでしっかりととらえていてこれまたすばらしい完成度です。大いに推薦いたします。このディスクの登場によって、私はむしろノイマン盤こそ存在理由を大いに減じたと思います。なお、初めの方のレビューが指揮者の容貌うんぬんで悪態をついているのはまことに不見識で見苦しい行為です。慎みましょう。冗談だとしてもまったく面白くもない、不愉快な限りです。マーツァルはモデルではありません。ディスクの価値は芸術をもって判断さるべきです。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/25

    両曲ともに相当にダイナミックな表現で、迫力満点。実演はすごかったんじゃないかな、と思わせます。もちろん、ミトロプーロスですから、野放図な爆演ではありません。シューマンではもっとしなやかでロマンティックでもいいのですが、ま、これはこれで筋の通ったよい演奏。ミトロプーロスの魅力全開のカップリングでもありますから、興味が引かれる方には大いに薦めておきましょう。録音は、ものすごくデッド、ドライです。ただそれよりもどこか作り物めいた妙な印象の音であることが(例のリマスタリングのせいかな)、マイナスポイントかなあ。ノイズがなければいい音というわけではない。生気と潤いに欠けている感じは否めませんね。残念です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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