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なて さんのレビュー一覧 

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     2020/03/18

    先ず、思うことは「やっとヘレヴェッヘの’第1曲Herr, unser Herrscher’が聴けた」でした。
    ヘレヴェッヘの勢いが感じられた2001年ごろ、彼の2回目のヨハネ受難曲は第2稿でした。そういう録音がこの世に誕生してもよい。が、1999年のマタイ受難曲と同じクオリティで’Herr, unser Herrscher’を聴きたかったのにと思われた方は多かったでしょう。
    1回目の録音の1980年代はヘレヴェッヘ&コレギウムヴォカーレの成長期であり現代の目で見ると物足りなさは感じる。

    今回の3回目の録音は滋味深く心地よいものでした。
    虚飾を排したこの曲の本質に迫る感じは、70歳という年齢に達した者でしかたどり着けないのかもしれない。

    と、ここまでは褒めたが、私の本音も少々。
    高齢に達した指揮者の解釈はシンプルで控えめになることは多々あるが、
    なんの芸術の世界でもそうですが、やはり年齢とともに才能は目減りしていく。
    ヨハネ受難曲といえば1998年の鈴木雅明の完成度の高さには心底驚いたし、2013年のジョン・バットの解釈には若い者の情熱と勢いを感じました。
    今回のヘレヴェッヘのヨハネにはそういうときめきは感じられなかった。

    もちろんコレギウムヴォカーレは非常にうまい。しかし音楽の頂点の世界ではオケ・声楽のうまさは最低限のハードルなのでは?そこからさらに高いハードルが求められると思うのです。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/06

    非常に端正で精密な演奏。管弦楽も合唱もあまりの正確さにぞくっとしました。
    解釈はやや、わびさび系。少しだけジョンエリオットガーディナー新盤を思い出しました。
    しかし、誰とも違う確かな個性、存在感です。
    ヤーコプス、ヘレヴェッヘ、フェルトホーヴェンなど数々の傑作がこの世に登場しましたが、今回のマタイほどの合唱の歌唱力の高さは他にありません。
    長い時間をかけて合唱曲全集を完成させた境地の作なのでしょう。旧盤と甲乙つけがたい。

    旧盤も最高の作なのです
    旧盤が趣向をこらした意欲作であるなら、新盤は長年の経験と技巧と思いの現れでしょう。
    鈴木氏がいつから2回目の録音を行う心づもりだったかわかりませんが旧盤は最高のものであれ以上のものは作れない。だとすれば違うアプローチで同等の境地に達したいと考えていたのではないでしょうか。

    BCJの長い時の流れ(教会カンタータ全集を18年かけて完成など)の集大成的作品と考えると本当に感無量なのです。
    これを聴くと今までのBCJの思い出がなぜか浮かびます。最初のBWV4の驚き、BWV68の気迫、モテット集の慈しみ。

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