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またたび度々 さんのレビュー一覧 

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     2021/07/07

    初回発売の当時は個性的な第9と目されていた。確かに第1楽章冒頭からそれまでに聴いたことがないような音楽が始まる。第2楽章もテンポ設定ひとつ取っても一筋縄ではいかない。第4楽章の冒頭もプレストのままに爆走と言った具合であった。当時はホグウッドによる古楽演奏のベートヴェンも始まっていて、そうしたことも影響しているのかと思っていた。今となっては更に個性の強い演奏が多数存在していることを考えれば、この第9はスタンダードな演奏の部類に入るのかもしれない。尚、第2楽章はすべての反復を実行している。第3楽章は従来盤では感じられなかった空間の広さようなものが感じられる。SHM-CD化による音質向上の成果だろう。

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     2021/07/07

    バックがエッシェンバッハ/パリ管と言うのは珍しい。フランス音楽の総本山とも言えるパリ管なのだが、響きが暗く重心が低いことに驚く(パールマンがサン=サンサースの3番とヴィエニャフスキーの2番を入れたCDでのパリ管と同じイメージなので確証した)。とにかくデュトワや小沢などが描くフランス音楽の世界とは相まみえないようなオケサウンドに思える。これならベートヴェンの他の作品も聴きたくなる。いや、ブラームスもいけるのでは?と思ってしまう。ランランは音楽の流れに逆らわずに曲を進めていく。4番の第2楽章のテンポ設定も好きだ。録音が良いので、この楽章後半のピアニシモが連続する部分も音量をあげなくても最後まで聴き取ることができるので良い。このCDは初回発売の時に輸入盤を購入したのだが、音質向上した上にプライスダウンはとてもお得に思える。

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     2021/07/07

    アバド初の田園の録音。当時テンポが速くて公演後VPO側からクレームが来たとの雑誌記事を読んだことがあった。第1楽章は13分で同じ時期のハイティンク(RCO)が12分代、少し後の小沢(サイトウキネン)が11分代と、決して速いとは思わない。実際に聴いてみても標準的な範囲内のテンポだと思う。第2楽章以降のテンポも標準的だと思う。従来盤だと第1楽章の音量が小さく大人しいイメージだったが、HQCDでは音が前に出てくるようになって、高機能化が功を奏していると思った。第4楽章の迫力は圧巻。牧歌的な部分が多い本曲とVPOとの相性の良さにも助けられているかもしれない。

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     2021/07/07

    がっちりとした演奏で、遊びは殆ど感じられない。5番は反復を全て実行している。7番は少しゆっくり目のテンポで反復を実行してない箇所がある(標準的範囲で省略している)。録音はHQCD化によりモヤモヤが少し感じられるようになっている。高音質を狙ってHQCD化すると録音の粗が見えてしまうのは皮肉な結果ではあるが、当時の技術レベルでは致し方ない面がある。ただ、しっかりした録音の物はHQCDしてもモヤモヤしないので、今後の新録音はこうした点を考慮して音作りして欲しい。

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     2021/07/07

    1番、2番と同様に音楽の流れに任せて演奏するスタイルに違いはない。第2楽章のテンポは4番では速めで、自分的には受け入れは不可だった。やはりもっとじっくりと演奏して欲しいと思う。例えば、アシュケナージ(メーター/VPO)やランランなど。このCDのみオケがRCOなのは、3番での暗い響きを求めようとした結果なのだろうか。3番は愛用盤の一つになっている。尚、1、2番のディスクとの音響的な差異は殆ど感じられない。

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     2021/07/07

    内田の演奏は音楽の流れに沿ったニュートラルものだと思う。当時、録音をあまりしていなかったザンデルリンクをパートナーに選んだのも正解だと思う。内田の意図をくんだサポートをしていると感じるからだ。両曲とも第2楽章では幾分速めのテンポだが、違和感を感じるものではない。まもなく2度目の全集が発売されるツィマーマンとは全く異なるアプローチである。尚、HQCD化によってホールトーンが少しモヤモヤする感じが生じたように思える。録音当時は問題ないことでも技術の向上で思わぬ音作りの甘さが露呈してしまうのは仕方がないことではあるのだが。

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     2021/07/06

    7番は相変わらずハース稿の録音が少ない。やはり、シンバルンとティンパニーがあった方が良いと言うことなのだろうか。貴重なハース稿の演奏なのだが、その最高潮部分での演奏があっさりしている。ティンパニーがドラミングしないから、その特徴を生かしてあっさりさせようとしたのか?効果的には感じられない。全体的にも音が前に出てこない感じがする。大人しいと言うか、物足りない感じだ。BPOだったら、もっとグイグイと来てくれそうだが、それがない。残念だ。星は2.5。

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     2021/07/06

    一連のヴァント/BPOのブルックナーシリーズの最初の録音で、高い評価を受けたディスク。第1楽章冒頭のトレモロがはっきりと聴き取れる。私が知っている同曲ディスクでは唯一である。全体的には良い意味での安全運転で、違和感を感じる部分が少なく安心して聴くことができる。録音が非常に良く、第2楽章でコントラバスの持続音のみがピアニシモで続く部分も見事に聴き取ることができる。1880年フィナーレと前3つの楽章とのダイナミックスの差も上手く表現している。知人にロマンティックどれが良い?と聞かれたら時に薦めることができる1枚である。

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     2021/07/06

    最近、録音される機会が増えているハース稿による演奏。このCDが初回発売された頃はハース稿による演奏が極端に少なかったので重宝したものでした。ヴァントはカラヤンとは異なる表現で、BPOも同じオケとは思えないような響きを見せる。第2楽章ではクールで力強い表現を見せたと思ったら、第3楽章の副主題では、しなやかな表情を見せる。全く新しい表現の演奏と言うよりは、伝統的な解釈を基本に一部分で新たな表現を加えると言った感じだ。録音はライブによるハンディーを感じない出来栄え。

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     2021/06/19

    この曲、終盤の「スイス独立軍の行進曲」は40年ほど前の人気バラエティー番組のオープニングに使われているほど、知名度が高い曲だ。オーケストラの編成がそれほど大規模ではないので、譜面はそれなり大きさ印刷されていて読みやすと思う。
    解説では、ロッシーニの生涯やオペラ全体のあらすじが簡潔に記述れていて、初心者には、この作品の理解する上での一助となると思う。私もオペラは序曲やバレイ音楽などを聴く程度なので、解説の充実はありがたい。

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     2021/04/22

    マーラーの交響曲のスコアは、全音、オイレブルグ日本語版、音友と、曲によって異なる出版元で揃える結果となっている。購入時点で入手可能な物から解説等の充実度などを検討して購入している為である。本書は解説部分が充実にしいるが、原版をそのまま翻訳していると思わるため、理解し難い表記の部分がある。動機の有機的な繋がりを説明する際に譜例を示しているのは良いだが、第4楽章とそれ以前の楽章との動機の繋がりを表記する際に、主題がフラッシュバックするベートーヴェンの9番やブルックナーの5番を引き合いに出して説明しようとしている点は賛同しかねる。サイズは全音ポケットスコアとほぼ同じだが、流石に第4楽章のトッティー部分は厳しい面がある。

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     2021/04/17

    折しも3番、5番、7番を集中的に聴いている最中です。この中で19世紀色が強く残っている3番。演奏に30分以上を要する超巨大で複雑な構造を理解しようと本書を購入したのですが、今の私のレベルではとても読みこなせる内容ではないです。もう1スッテプ、2ステップ先にを行っている人達向けの書籍のように思います。マーラー初心者が手を出してはいけない書籍(自分は初心者ではなのですが、このありざまなので)。そもそも高値なので初心者は犬猿するのかな?

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     2021/04/17

    今でもハース稿による演奏がしばしば行われている。ハース稿で本作品を覚えている人が本スコアを読むと、第3、第4楽章では必ず詰ってしまう。今日においてハース稿の入手は、ほぼ不可能と言われる。本書が最も役立ったのが第3楽章の第1主題を覚える時だった。あの何とも言えない音楽は覚えにくく、頭に入ったと思っても直ぐに忘れる。そこで第1主題の音型を思い出し、それをなぞるようにすると容易に思出せるようになった。第4楽章冒頭のファンファーレに出てくる音型に似た音型が第3楽章の最後の部分に出てくるのは本書を見て確認した。このファンファーレを構成する音には全音符の音も重要な役割を果たしているのだが、この全音符、第1楽章の展開部でも連続して登場する箇所があるけど、なんか怪しさを感じる。

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     2021/04/17

    チャイコフスキーの最高傑作である本作品。各楽章に現れる名旋律を確認するのも良いと思う。取分け第1楽章は各部分間の変化が明瞭なので、スコアを読んでいる最中に迷子になっても少し頁をめくれば、次の場面に曲が進みオーケストレーションの様子がガラリと変わるので、今どこの部分を見ているのかが分かる。こうした特徴は、これからスコアを見ようとしている人にとっては助け舟なると考える。解説にも記載されているが、第2、第3楽章では普段見ることのない拍子が指定されている。フェイドアウトするように終わる第4楽章はCDで最後まで聴き取ることは容易ではないが、スコアでは最後を容易に確認できます。

    追伸:ピアノ協奏曲第1番のレビューを書いた際に、勘違いに気づかず誤った内容を投稿してしまったので、この場で訂正致します(レビューは2度投稿できないでの)。第1楽章冒頭部分と続く主部の調性の関係を「属長」と表記しましたが、これは大間違い。正しくは「平行調」です。そもそも「属長」と言うが誤字で「属調」正しい表記です。

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     2021/04/16

    この作品は第1楽章冒頭があまりにも有名だ。また、主部に入るとそれまでと一転、素朴で民族色豊かな音楽が繰り広げられていく。この2つ部分は属長の関係にあるものの、関連性はスコアを見ても分からなかった。どうして、あれだけ名旋律を再現させなかったのか、疑問は残ったままだが、調性的にはもっともな進み方である。CDでは聴こえないことが多い第2楽章の冒頭のピチカートだが、スコアでは存在をはっきり確認出来る。

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