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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/02/25
このCDはアルトゥール・ロジンスキーの指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録された2人のシュトラウスの作品集である。 前半はヨハン・シュトラウス2世のワルツを収めた内容。 ロジンスキーはアメリカで活躍したが元々はオーストリア=ハンガリー帝国時代のスプリト生まれで、かのF.V.スッペと同郷になるのでウィンナ・ワルツを演奏していてもおかしくはない。 ロジンスキーの事なので大胆な演奏かと思いきや結構正統派のワルツ。 しかし所々テンポが微妙に変化していて、この辺は指揮者の個性だろうか。 R.シュトラウスのばらの騎士はロジンスキー自身の編曲による、自作自演で貴重であると同時になかなか聴かせてくれます。
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1950年代にキャピトル・レコードに録音されたカーメン・ドラゴン指揮、ハリウッド・ボウル交響楽団によるアルバムをCD化した物で、前半はスペインをテーマにしたクラシック曲を、後半はオーケストラの名曲を集めた内容です。 ドラゴンはキャピトルの看板アーティストとしてポピュラー曲や民謡などを洒落たアレンジで編曲、発売していた事で有名ですが、この盤ではクラシック曲をほぼオリジナル通りに演奏したものとなっています。 ハリウッド・ボウル交響楽団は、ハリウッドのミュージシャンを中心に結成されたオケ。 ですが、かなり腕前は高く、後半のオケの名曲集などは中々のもの。 サウンドもアメリカらしい明るい響きで、なかなか楽しい演奏です。 録音も年代のわりには良い方でしょうか。
2008年に発売された、巨匠カイルベルトの芸術シリーズの1枚である。 これはヨーゼフ・カイルベルトがテレフンケンに録音した音源を復刻したもの。 このCDはベートーヴェンの交響曲第3番をメインに、フィデリオ、アテネの廃墟、コリオランの序曲を集めたもの。 カイルベルトは若くして亡くなった事や、音源のCD化があまり進まなかった事もあり、今では話題になる機会も少ない。 しかしテレフンケンに録音した音源はどれも、ドイツのマエストロらしい質実剛健で誠実な確かな演奏を聴かせてくれる。 ここでは戦後カイルベルトが活動の拠点としたバンベルク交響楽団とハンブルグ国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、地味だが、ドイツのオケらしい重心の低いサウンドを聴かせてくれる。 録音は年代相応。
アルトゥール・ロジンスキー指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音されたコダーイの作品集。 収録曲は、ガランタ舞曲、マロシューセク舞曲、ハーリ・ヤーノシュ組曲とコダーイの管弦楽曲では代表的な作品。 いずれも民族色の強い作品であるが、ロジンスキーはあまり民族色を強調する事ない。 完璧主義者だったというロジンスキーらしく、ロイヤル・フィルを見事に巧みに操りながら、迫力がある音楽を繰り広げていく。 ちょっと真面目な部分もあるが、不思議と最後まで聴き通せてしまうのはロジンスキーの実力の高さゆえでしょうか。 1955年のモノラル録音ですが、年代の割には音は良い。
アルトゥール・ロジンスキー指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録された、ショスタココーヴィチの交響曲第5番のCD。 ロジンスキーは新旧の録音があるらしくこれは新しいほうである。 全体的にテンポが速く、あまり重たくない演奏で、聴きやすい部類の演奏になると思う。 だが、4楽章のように推進力に満ちた部分もあり、しっかりと聴かせてくれる好演奏である。 録音年は古いが今現在聴いても一定の説得力のある演奏だと言えるのではないだろうか。 録音は年代を考えればこんな物だろう。
ドイツの指揮者、ヨーゼフ・カイルベルト生誕100年を記念して発売された、巨匠カイルベルトの芸術シリーズの一枚。 このCDはモーツァルトの後期交響曲、つまり39番、40番、41番を収録したもの。 オーケストラは長らく指揮者を務めた手兵、バンベルク交響楽団である。 カイルベルトはカラヤンやL.ルートヴィッヒなどと同じ1908年年生まれの指揮者。 バンベルク交響楽団とハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団というややマイナーなオケを振ってたのと廉価盤での発売が中心だったためか、今ではあまり話題になる機会は少ないが、残された音源はいずれも評価は高い。 このCDでも、バンベルク交響楽団から豊かで美しい響きを引き出し、純ドイツ的な正統派のモーツァルトを聴かせてくれます。 録音は少々古さはありますが、十分聴けるでしょう。
往年の名指揮者、アルトゥール・ ロジンスキーが振った音源を復刻した物。 プロコフィエフの『交響曲第1番』『3つのオレンジへの恋』R.シュトラウスの『ティル・オイゲンシュピゲールの愉快な悪戯』『ドンファン』を収録した内容である。 演奏団体は、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。 ロジンスキーの演奏、大変見通しが良くて聴きやすい。 プロコフィエフはわかりやすいし、シュトラウスの交響詩は熱く大変面白い。 今はロジンスキーというと、中々話題にならないが、ロジンスキーが実力者であった事がよくわかるアルバムである。
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団の演奏によるシベリウスの交響曲第3番の録音。 ムラヴィンスキーによる同曲の録音はこれのみとの事。 ムラヴィンスキーのシベリウスは珍しく、後は数点録音があるぐらい。 レパートリーとしては珍しいけど、この演奏を聴く限り、覇気と気迫、そしてレニングラード・フィルの技術力と大変な名演であり、ロシア系以外のレパートリーで、名演の一つに入るのではないだろうか。 この盤は3番一曲だけであるけど、オリジナルのモノラルと、擬似ステレオの両方が入っており、聴き比べができる。 元のアナログからロシア録音ならまずまずと言ったところで、このCDに興味がある人ならそこまで気になる音質ではないかと思う。
ウィレム・ファン・オッテルロー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音されたベルリオーズの幻想交響曲とワーグナーのジークフリート牧歌を収録したもの。 オッテルローはフィリップス活動初期の看板アーティストの1人。 この盤はフルトヴェングラー時代のベルリン・フィルを振ったもの。 幻想交響曲は得意レパートリーだったらしく、後に録音を残しているが、このベルリン・フィルとの音源は最初こそ大人しいが徐々に、ダイナミックで細かいテンポの揺れ、そして畳み掛けるような圧巻のラストと見事な演奏である。 そしてそれについて行くベルリン・フィルの技術もすごい。 ワーグナーは普通で幻想交響曲を聴くべきCDだろう。
2008年に発売された、巨匠カイルベルトの芸術シリーズの一枚でリヒャルト・シュトラウスとメンデルスゾーンの作品を集めた内容である。 ヨーゼフ・カイルベルト指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録。 原盤はテレフンケンで、同レーベルには手兵のハンブルク国立フィルとバンベルク響との音源が主流だが、これはカラヤン時代のベルリン・フィルとの録音。 カイルベルトの演奏はオーソドックスながら、堂々とした演奏を聴かせてくれる。 これはフィンガルの洞窟を聴けばよくわかる事で、後半、集結にかけて充実した響きを聴かせるのは、当時のベルリン・フィルならではだろう。 ただ、カラヤンが振ると洗練された響きになったが、カイルベルトが振るとどこか、素朴な音色になるのは指揮者の個性と言えるでしょうか。 録音は年代相応です。
フレデリック・フェネル指揮、イーストマン・ウィンド・アンサンブルが1958年に録音したアルバム。 南北戦争時の音楽を集めたという大変マニアックな内容のCD。 フェネルの録音歴でもかなり珍しい部類にあたる物で、今後同内容のアルバムが制作される機会は少ないのではないでしょうか。 北軍、南軍それぞれで歌われ奏でられた当時の軍歌やファンフーレ、オペラから題材をとったクイックステップ等々、簡単に聴く機会が少ない曲がずらりと並んでいる。 演奏も当時の軍楽隊に合わせた金管を中心とした編成と、信号ラッパ隊を加えた本格的な物で、演奏も一級品、資料的価値も高い。 また俳優のマーティン・ゲーベルのナレーションで、南北戦争を再現したトラックもあり銃火器を取り入れて、当時の雰囲気を体験出来る作りとなっています。 録音は年代の割には良い方だと思います。
ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団のコンビでマーキュリーに録音されたもの。 このCDはフランス・オペラ・ハイライトというタイトルの通り、フランス歌劇の序曲や劇中の管弦楽曲を集めたアルバムです。 そのほとんどが今でもレパートリーとして色々なオケで演奏される有名な曲です。 このコンビの演奏、時にフランスオケ以上にフランス色を出していますが、このCDではややアメリカのカラーが強いかなって思います。 といってもアメリカ一辺倒ではないし、繊細なフランス風のサウンドも出ており、曲の演奏も中々。 録音も年代のわりに良好。
ロッシーニの序曲を集めたCDです。 ルスラン・ライチェフ指揮、プロヴディフ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されたもの。 ウィリアム・テルはありませんが、それ以外の有名な序曲はほぼ収録されています。 ブルガリアのオケ、指揮者の演奏は全てが全てそうではないですが、楽譜に書かれた事を忠実に再現し、そこに指揮者なりの個性を入れるという演奏が多いです。 とすると、癖の少ないスタンダードな演奏に聴こえるものも多く、この演奏もそうです。 安定した演奏ではありますが、イマイチ面白くはない。 デルタの格安盤だけあってか解説書はありません。 録音はステレオと書いてあるのですが、曇った音質であまり良くありません。 録音年も不明です。
フランスの復刻レーベル、ターラから出たチェコの指揮者ヴァーツラフ・ターリヒの珍しい録音を集めた内容です。 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団とのドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』は1941年録音で、ターリヒ最初の新世界の録音らしい。 録音当時は第二次世界大戦真っ只中、ですが演奏は集中力の高く、現代でも通用する演奏です。 ただ、録音がイマイチです。 これより後は全てスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されたもの。 同オケは1949年にアマチュア団体からプロオケに転向したオケで、初代指揮者にはライテルと共にターリヒを迎えている。 同オケ創設期の貴重な音源で、チェコのオケより弦楽がしなやかに鳴っており、例えばモーツァルトの33番を聴き比べ(ターリヒにはチェコ・フィルとの録音がある)て見ればよく分かるだろう。 こちらもあんまり良い音質とは言えないが年代を考えれば仕方ないだろう。
ヤッシャ・ホーレンシュタインが、ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団を振って録音したベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』である。 米VOXが活動し始めた頃、ウィーンに出向いて録音した音源の一つで、オケはウィーン交響楽団の変名であるそうだ。 この英雄、全体的にテンポは遅い。 冒頭もまるでハンコを押したかの様な楷書体のような演奏で、これは失敗したかと思ったが、聴き進めていくと、このテンポの設定が自然と感じてくる。 そして炸裂する金管と、ティンパニの強打、1つ1つの魂の入った音や、仄かに香るウィーンのサウンドなど聴きどころは沢山で、人は選ぶかも知れないが、この曲の名盤の一つと言えるのではないでしょうか。 録音はVOXらしい少し曇ったような音ですが、年代を考えれば仕方ありません。
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