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カラスの息子 さんのレビュー一覧 

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     2013/09/24

    ショルティ、ベームの全曲盤よりキャストを選び抜いたようなこの強力なキャスト!!ニルソン、リザネックのベストコンビにフリッカをルードヴィッヒが歌うというこの贅沢さ。ヴィッカースとスチュワートも他の全曲盤に名をつらねている常連です。クロブチャールも来日時の名演が記憶に残る名指揮者。こんな素晴らしい録音が未発売で残されていようとは。ひとつ残念なことは録音の音声レベルが低いことでしょうか。すべてのワーグナーファンにお勧めします。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/13

    ヴェルディの作品の中でももっとも人気のあるもののひとつでありながら、全曲盤といえば数えるほどしかありません。ほぼ十年に一度しか全曲盤があらわれなかった最大の理由といえば、やはり相応しい名歌手をあつめるのが難しかったという一言に尽きると思います。1970年代を代表するのがこの一組なのでしょう。すばらしいのはコッソットとドミンゴの彫りの深い理想的な名唱。プライスは遅きに失し、低音でのしゃがれ声の不気味さはレオノーラというこの役に相応しくないもの。ミルンズ、ジャイオッティはもっと理想的な歌手が他にいたであろうにと思わせます。でもレヴァインのすばらしい統率のおかげで、なかなか楽しい一組にはなっていますよ。これ。この価格なら聞いて損はありません。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/13

    全曲盤の数は多いのに、不思議と満足のいくものの少ない「仮面舞踏会」。もっとも満足のいくものといえば、古いカラスの全曲盤ということになるのでしょうか?このプライス盤も古くからその存在は知っていたものの、不思議とご縁のなかった一組。それがこんな価格で手に入るのですから、いい時代になったものです。ベルゴンツィやグリストは二度目のおつとめですので新鮮さには欠けますが、安定した実力はさすが。プライス、ヴァーレットの黒人コンビもここでしか聞けません。もっともすばらしいのはメリル。立派な声を持ったアメリカ系バリトンは古くからウォーレン、メリル、マックネイル、ミルンズと枚挙にいとまがないものの、声の威力に頼り過ぎないすばらしい表現力を持っていたのはメリルが随一かと考えます。すべての役を有名歌手で埋め尽くしたムーティ盤とならぶ一組。ただそれだけでは成功に結びつかないのが仮面舞踏会の難しいところかも。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/13

    ニルソンのトゥーランドットといえば、コレッリ、スコットと競演したモリナーリ=プラデルリ盤がベスト、と思い込んでいましたが、こちらもなかなか、すばらしいじゃん、と独りごちている今日このごろ。やはりスコットではなくフレーにと録音してほしかったなあ。テバルディも若いスコットにはないスケールの大きな歌唱できかせますし、ビョルリンクとニルソンの北欧コンビも聞かせます。思えばこの二人による仮面舞踏会の録音もありえたわけですよね。ショルティが癇癪を起こさなければ。コレッリの魅力には抗しがたいもののニルソンの声など遠めのプラデルリよりも声の威力が伝わってきていいですよ。これ。ニルソンのトゥーランドット、生でききたかったなぁ。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/13

    いやあ、大好きです。グリュンマー。彼女の残したオペラ全曲盤、多いとはいえませんが、そのすべてに彼女のベスト・フォームが刻まれています。魔弾のアガーテ、ローエングリンのエルザ、タンホイザーのエリーザベト、マイスタージンガーのエヴァ、ドン・ジョヴァンニのアンナ、果てはヘンゼルとグレーテルまで。初々しいドイツの乙女役、彼女で聞いてしまうともう他では聞けません。(私はひそかに、オペラ界のバーグマンと呼んでるんです。ここだけの話。)ニルソンでは冷たすぎてカバーできなかった諸役、かのシュヴァルツコップでさえも、グリュンマーの叙情性は持ち合わせていなかったと思います。思えばこの表現力の豊かさはかつて女優であったというキャリアから来ているのかな、とも思います。誰にも教えたくない、私だけの宝物、そんな私の秘蔵の歌手です。もし興味がわいたら聞いてみてくださいな。

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     2013/06/11

    同じジュリーニのフィガロと並び、私のオペラ人生の初頭を飾った名盤。極め付きのシュヴァルツコップのエルヴィーラを中心に、ヴェヒターの理想的なジョヴアンニ、サザランド、シュッティ、アルヴァ、タデイ、カップッチリルと若きイタリア系のスタイルの歌手たちを見事に融合させたジュリーニの指揮。ドン・ジョヴァンニは悲劇なのか、喜劇なのかという難しい命題を理想的に表現した名盤だと思います。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/10

    我がオペラ人生の黎明期を飾った懐かしい名盤。フィガロの録音は星の数ほどあれどこの録音ほど軽やかさ、爽やかさを持ったものは他にない。加えてシュヴァルツコップ、ヴェヒターのウィーン系、モッフォ、コッソット、タデイ、カップッチルリのイタリア系と異なる趣向の歌手たちを見事に統率、融合させた若きジュリー二の棒の冴え。同じジュリー二のドン・ジョヴァンニと同じく、我がファーストチョイスの一組。フィガロを聴くとき、やはりこれを取り出すことになる。その後濃厚で個性的な表現を持つモッフォ、コッソット、カップッチルリもまだ若々しく透明感に満ちた表現をしているのもかけがえのない魅力のひとつ。ベーム・カラヤンの新盤とともに、まさに永遠のフィガロといえる。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/03

    ルチアってたとえノーカットでも三枚より二枚の方が聞き易いよねっと一人ごちながらも手元に三枚組の高あーい全曲盤があるので手を出せなかったこの新装丁盤。とうとう買っちゃいました。演奏は何度も聴いたものなのでとくに目新しい発見はありませんけど。サザランドは聴いていて疲れないから聞き易いよとのお言葉を私の廻りでも聞きますが、聴いていて疲れないような演奏など、ムードミュージックと同じじゃないかぁーなどと心の中で反論している私なのでした。でも共演者の充実ぶりから切って捨てることのできない演奏です。これ。同じ意味ではボニング・サザランドの清教徒の新盤も全く同じ。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/03

    クレンペラーのような朴念仁にはモーツァルトは無理、と思うのですが、やはり綺羅星のような豪華キャストの魅力には逆らえません。遅いテンポが心に残るグリスト、ベルガンサの名唱が光るフィガロ、余りにも厳粛すぎて笑いが引きつってしまうジョヴァンニ、楽しい筈なのにあまり楽しくないポップとアルヴァが一番魅力的なコジ、シュヴァルツコップ、ルードヴィヒ、ヘフゲンが3人の侍女を努め、ヤノヴィッツ、ポップ、ゲッダ、フリック、ベリーと理想的な歌手をそろえながら、セリフを廃してすべてが駄目になった永遠の魔笛など一癖も二癖もある演奏揃い。四大オペラの名演奏には聞き飽きたというひねたモーツァルトファンに贈ります。ファーストチョイスにはけしてお勧めしませんけどね。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/03

    8枚のCDの中にファスベンダー嬢の魅力がつまってます。中でも懐かしいのはローテンベルガーと共演したフロトーの「マルタ」の抜粋。ファスベンダーは決して主役とは言えず、ローテンベルガーの侍女役なんですが、このころから誰とも異なった独自の魅力を備えているのがわかります。しかしメゾの役のみならずジョコンダなどソプラノの役にまで挑戦しているのも大先輩のルードヴィッヒ譲り。冬の旅など女は歌っちゃいかん、というホッター大先生の言葉も聞かずちゃっかり録音までしてしまったのもルードヴィッヒ譲りかも。ファスベンダーを知らない人も8枚を聞き終わる頃にはすっかり「ファスベンダー通」になってしまうのがこのセットの味噌かも。聴きましょう。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/30

    ただ既存のアリア集を集めたありふれものかと思いきや、ひと味違います、このCD。既存のアリア集には全曲盤からのアリアをフィルアップ、その他ペールギュントだのカルミナ・ブラーナなど曲の一部にしか登場しないようなものも網羅してあるんです。このCD。よくぞここまで集めて下さったと随喜の涙が溢れてきます。思えばクレンペラーの夜の女王で私の音楽人生に飛び込んできたポップ嬢。コロラトゥーラには早々と見切りをつけ、より豊かな音楽の世界へ進んで行かれました。その後齢を重ねますますドラマティックな志向を強めて、こちらの期待も最高潮に高まった時の突然の他界。嗚呼。涙なくては聴けません。このCD。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/30

    いや嬉しいです。この企画。カラスのライブの中でヴェルディだけを集めてます。値段も手頃だし。ジャケットのデザインももう少し凝って欲しかったなんて本音を言ったらバチがあたります。ほんと。アイーダの凱旋の場の有名なカラスの超高音(三点es?)に度肝を抜かれ、ジェルモンとの二重唱が涙を誘う椿姫、ステファノが出を間違えたりしてひやっとする豪華キャストの仮面、どうして円熟期に録音してくれなかったのと言いたくなる若さの勝利のマクベスなどどれひとつとっても筆舌につくしがたい名演ずくしです。やはり劇場の聴衆を前にしてこそ一番の威力を発揮したカラスの真髄がここにつまってます。聴きましょう!!

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/30

    ヴェルディ記念の年を当て込んだ素晴らしい企画と言いたいのですが、どうして若いプライス、ベルゴンツィ、メリル、グリストの仮面舞踏会が入ってないの?どうして老けたプライス、コッソット、ドミンゴ、ミルンズの運命の力が入ってないの?どうしてプライス、ドミンゴ、バンブリーのアイーダも入ってないの?かわりに入ってるのが、アイリーン・ファーレルのオペラアリアだの、カルーソーだの、ドイツ歌手による仮面舞踏会の抜粋なわけ?
    おかしいよ絶対!!と腹立てながらも、ショルティのリゴレットとモッフォのルイザ・ミラー聴きたさに買ってしまいました。選ぶべき音源がないわけじゃないのにどうしてあまり聴く価値のない抜粋ものでお茶を濁してるのでしょうか?その他シチリアの晩鐘、エルナーニなど久々に聴く曲は秀逸でした。私のような固執マニアにしかおすすめできません。このセット。半分は満足し半分は不満が残るのが分かっているのに買ってしまった愚かな私。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/30

    いやあ、知らなかったですよ。モーザーさんがこんなにたくさんの録音を残していたなんて。思えば今は懐かしいサヴァリッシュの魔笛の夜の女王で私の音楽生活の中に飛び込んで来て、幾星霜。そういえばザルツブルクで3人の侍女の一人を歌っていたこともありましたよね。彼女の声の響きは独特で美声とも言い切れない、きしるような響きの声なので好き嫌いはあるでしょうが私は惹かれました。メトロポリタンの何十周年かの記念ガラでアルジェのイタリア女の「いとまごいのアンサンブル」でエルヴィラを歌っていた事も懐かしく思い出されますし、一番最近では、日本で遅れて発売されたメリー・ウィドウのハンナの名唱でしょうか?父上は有名な学者らしいし知性が溢れてますよ。この方。有名どころの伴奏ピアニストと共演しているのも嬉しいところ。もし興味がわいたら聴いてみてくださいな。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/28

    サルミネンの深々としたザラストロ、グルベローヴァの極めつけの夜の女王、格調高いブロホヴィッツのタミーノ、可憐なボニーのパミーナなど聞き所は多い。全体を台詞ではなく、女性のナレーションでつないでいく形式でオーソドックスとは真反対のアーノンクールのドライな指揮が好き嫌いの分かれ目でしょう。私自身は久々に聞く魔笛の新録音(古いけど)に十分堪能しました。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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