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トップ > My ページ > ましまろ さんのレビュー一覧
検索結果:3件中1件から3件まで表示
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/10
ニューヨーク在住のコンポーザー・ピアニストによる録音。2000年代に入って15年の長きにわたり演奏活動を休止していたが,本盤はその前に収録されたものの再発売となる。 コンポーザーとしても活動する故だろうか,充分なテンポの余裕を取りながらも,曲の構造を見失うことなく,大きな流れを聞かせる。正確なタッチを駆使しながら妖しさすら漂わせる表情づくりには,若くして既に成熟した音楽性を感じさせる。 個人的に岡城は「オーケストラ編曲ものを次々と独りでこなす演奏家」として認識していたが,このような録音が存在することを今回の復刻で初めて知った。復帰後の彼女は坂本龍一をはじめ同時代の作品に関心を向けているようで,これらの作品群に回帰するのかは分からない。しかし,現在の解釈で再び聴きたいと期待を抱かせる、隠れた名演だと思う。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/11/12
演奏者の上野は10代で単身渡米しカーティス音楽院に学び,のち渡墺,現在は京都市立芸術大学で教鞭を執る。『ペトルーシュカ』を除けば実演の機会は少ない難曲を,鋭敏な耳と指で個性豊かに弾き分け,20世紀初頭のモダニズムを浮かび上がらせる。特にバルトークが鮮烈に印象に残った。 まだ帰国間もない頃と思われるが,レビュアーは京都でショパン・エチュード全曲演奏会に接したことがあるが,満員盛況で客席の反響も熱気に満ちていた。のちに歴史的楽器へと力を入れる上野の,モダン楽器による境地を示す名盤。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/07/11
新潟市出身で,シャルトル国際オルガンコンクールで優勝後,ヨーロッパ10カ国以上の各地で演奏,デンマーク・ドイツへの留学経験ももつ石丸由佳。「宇宙」をテーマに,一見ノンジャンルで幅広いピースからの選曲は,中学時代に吹奏楽へ没頭し,様々な楽器を吹いたという自身の旺盛な好奇心の反映だろうか。さながら,パイプオルガンがもつ幅広い可能性への入口を示す,壮大な音絵巻を観ているように感じられる。大バッハ・ホルスト・映画音楽など,聴き手の好みに応じて、これを基にそれぞれの世界を聴き進んでいく楽しみがありそうだ(その余白を考えて,評価には星一つを残した)。今春より地元・りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)の第4代専属オルガニストに就任し,6月には同地でのソロリサイタルも無事終えた石丸。彼女が紡ぐ音楽のオデッセイ(冒険)への期待を抱かせる一枚。
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