【中古:盤質B】 『エレクトラ』全曲、『アリアドネ』全曲、『影のない女』全曲、『ダフネ』全曲 ベーム&シュターツカペレ・ドレスデン、ウィーン・フィル、他(10CD
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JUPITER | 長崎県 | 不明 | 2018年07月20日
アリアドネ、ダフネは普通に聴けるがエレクトラはグラモフォン盤と比べると音がややボケ気味。影のない女はデッカ盤と比べると音割れが酷い。特に影無はデッカ盤との違いがありすぎる。素晴らしい演奏だけにちょっと残念な気分になった。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2014年09月19日
このアルバムの第一の存在理由は「ダフネ」である。普通だと中古市場で高値を呼んでいると聞くDecca盤の「影のない女」だろうが、冒頭の目の覚めるような音が持続されない。部分的にかなり歪む(前のアルバムでの「薔薇」もそうだった)。ひょっとして板起こし(って感じも他ではしないのだが)で中心部にいくと歪んでいるのか?「エレクトラ」はベームのレコーディング中でもベストのひとつの度迫力名演で(スタジオ録音とは思えない)、録音も本来いいのだが、私のもっているDG盤よりイマイチ鮮明でない(それと左右が逆みたい)。とはいえ、比較しなければいい音で、聞く価値は充分ある。「ダフネ」はあとのギューデンとの録音を聞いてないので比較できないのだが、戦中の録音としてまずまずの音で、演奏は素晴らしい。ライブのベームはこの時代からそうだったのだ。緻密、緊密にして凝集度が並大抵でない(この点では「影のない女」をしのぐ)。ライニングのタイトルロールも素晴らしい。「アリアドネ」はそれから10年あとにしては音は似たようなもの。歌手たちは当時のウィーンのベストメンバーだが、他にもっと音のいいのがあるから、そっちをとるべきだろう。10枚目のおまけは古いベームの録音の抜粋だが、「ベールの踊り」と「カプリチオ」以外はそれなりの音がして、当時の歌手たちのレヴェルの高さを窺い知れる。だが、やがて大爆撃の対象になる戦中のドレスデンで、こんな音楽を聴いていた聴衆って、どうなんでしょうね6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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SS | 神奈川県 | 不明 | 2014年04月08日
先に出た10枚組のセットでは、録音の安定しているはずの「ばらの騎士」に難があったが、初出のシュヴァルツコップとの「カプリチョ」が嬉しい贈り物だった。今回のPartUでは、既出の「エレクトラ」「影なき女」が打って変わって良好な録音。とりわけ、インゲ・ボルクが絶唱を持続し、ベームの燃焼度がめっぽう高い「エレクトラ」には、ひたすら圧倒され尽くした。ドレスデンのやや硬質の音色も無調に近づこうとするこの曲想にぴったり。その後、シュトラウスは時計を逆に回す愚に出て、反動的な甘い甘い「ばら」に舵を切る。それでも、ホーフマンスタールの香り高い脚本のおかげでレベルを保てた。「影なき女」には少し録音に怪しい箇所があるが、演奏は素晴らしい。55年ころのヴィーンフィルがローカルな美音をふりまきつつ、ベームのストレートな指示に応えるさまは聴きどころの最たるもの。このセットでの贈り物は、初出の「ダフネ」。「アリアドネ」はかつてDGから出たもの。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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