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マーラー(1860-1911)

CD 【中古:盤質S】 交響曲全集 クラウス・テンシュテット&ロンドン・フィル(セッション&ライヴ)(16CD)

【中古:盤質S】 交響曲全集 クラウス・テンシュテット&ロンドン・フィル(セッション&ライヴ)(16CD)

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検索結果:17件中1件から15件まで表示

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    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2015年11月27日

    LP時代にいくつかもっていて、バーンスタインにはない中部ヨーロッパ的な暗さをもった表現主義的な演奏と思っていた。値段も安い(昔なら一曲分だ)ので買って久々に聞いたが、こんなに分離の悪い音だっけ。モゴモゴとした音で切れがなく、色彩感にも乏しい。確かにEMIには元々その傾向がある。けれども同じEMIのマーラ―でもクレンペラー(私がもっているのはリマスターが好評のフランス盤)のより古い音の方がずっといいのはどうしたわけ?。だから、一番、四番、大地の歌など、色彩感や自然描写的な曲はどうも冴えがなく聞こえる。他の劇的な構えが強い曲はまだ良いが、やはりメリハリに、ということは彫りの深さに乏しく聞こえてしまう。演奏のせいというより、この録音のせいでテンシュテットは随分損しているような気がする。ただ、それは(LPではあまり感じなかったけれど)オケの非力のせいもあるかもしれない。生で聞いたこのコンビ(マーラーじゃなくてブルックナーだったけれど)は、やはりあんまり冴えない音だった。日頃古い録音を聞いていることの方が多い自分が、こういうコメントをするとはと思うけれども、50年代のデッカとかRCAとかこれよりずっと鮮明な音がするのだから仕方がない。お前の再生装置のせいだろとかいわれると否定しようもなくて困るのですが。でもこの音だと分かっていたら買わなかったのになぁ。ファンの方ごめんなさい。

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  • ★★★★★ 

    織工  |  東京都  |  不明  |  2014年09月28日

    マーラーの交響曲全集は多い。これを世に問うのは、いまや力量ある指揮者の「証」といった感すらある。さらに、各番別には、指揮者もオケも鎬を削る主戦場でもあり百花繚乱の状況である。 そのなかで全集としてどれを選ぶか。私はバーンスタインとテンシュテットを好む。各番別のベスト盤では種々の見解はあろうが、マーラーという世紀末に生き個人的にも深い懊悩をかかえた稀代の作曲家がなにを目指していたのかについて、明解に、かつ追体験的に迫るアプローチとしてこの2セットは共通する。 テンシュテットは交響曲の「完成」と同時に「崩壊」の過程、双方をマーラーにみて、その均衡と相克を各番に通底して全力で表現せんとしているように感じる。異様な迫力の部分、ゆくりなくも奏でられる美弱音の表情ともに緊迫し奥深い。彼自身、重篤な病気を圧しての足掛け16年の軌跡・・・といったセンティメントよりも、むしろ執念ともいうべき一貫した表現力への挑戦の記録に価値がある。傾聴すべき遺産と思う。

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  • ★★★★★ 

    orisuke  |  新潟県  |  不明  |  2013年04月16日

    全部バラで揃えたものの、あまりに安いのでまた全部買ってしまいました。 リマスターで初出の頃よりは多少低音がスッキリした感じはするのですが、基本傾向は同じ。低音のトランジェントが良い装置でないと、音が団子状になり易いのが玉にきず。もともとテンシュテットの音作りにそういう傾向はあるけれども、北ドイツ放送響のライブなどはもっとスッキリしていますね。やはりホールの独特の響きとEMI録音の悪いところも出てしまっているなと思います。 演奏は個人的には文句無し。ただ、あまりに主観的で熱過ぎる演奏なので、他人には薦めず「インバルが良いんじゃない」とか言ってしまいます(^^;;。このBOXで溺愛しているのは4番、ライブの5番、それに9番。ライブの5番はLPOが限界一杯一杯になりながらテンシュテットの棒に強烈な喰い付きを見せた凄演。恐らく、団員にもテンシュテットにも「これが最後の5番」という感じだったのでしょう。とても冷静には聞けないドラマそのものの演奏です。9番はマーラーの超複雑なテクスチャーを他の指揮者のようにほぐして見せるのではなく、個々の楽器を一見気ままに振る舞わせておいて、勘所だけ驚異的な集中力で瞬間的に束ねて全体を組み上げるかなり個性的なアプローチ。これがマーラーの分裂的な要素や諦観を最大限に引き出し、最終楽章はもはや涙なしでは聴けない。この9番は初出の時に諸井誠氏がライナーノートの中で、「テンシュテットがこの曲で成し遂げてしまったことを悟り、私は戦慄した」という意味のことを述べておられるが、わたしも全く同感。曲によって出来不出来はあるものの(大地の歌は本人も不満だったらしい)、好きな人には一生の宝物のような全集です。

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  • ★★★★★ 

    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  2013年03月30日

    テンシュテットのデビューアルバム、1番「巨人」はLPで購入、 実に瑞々しい演奏でこの指揮者がただものならないことを知り その後数枚を購入していた。 しかし資金繰りが続かず断念、それがこんなに安くてに入るのは ありがたい。 演奏はどれも素晴らしいもので、5番の旧録音が特に良い。

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  • ★★★★★ 

    演奏家歴40年  |  山形県  |  不明  |  2012年04月30日

    指揮者によって演奏が違うのは当たり前であるが,これは強いて言えば指揮者によって曲の持つ魅力が伝わるかどうかということに外ならない。指揮者によってどれほど曲が違って聴こえるかということを,私はこの box で最も痛感させられた。第2も第7も体が震えるほどの名演であるが,ここでは特に第8番について書きたい。この演奏は Tennstedt が癌宣告を受けて,一旦は指揮活動を休止したものの,翌年闘病しながら復帰した直後に行われたスタジオ録音であるためか,命の尊さに対する強い思いが演奏の隅々にまで行き渡った素晴らしい演奏になっていて,どの瞬間瞬間も非常に良くバランスのとれた深く美しい音響で満たされており,あたかも自然が巧まずして素晴らしい美しさを見せるのに酷似したものとなっている。温かい人の血が通った演奏で,この指揮者の持っている痛みや喜びが,決して生々しいものとしてではなく非常に洗練された音となって提供されているような気がする。この演奏に初めて接したとき,私は今までこの曲の何を聴いていたのだろうかと強い衝撃を受けたのを未だに忘れることができない。それまでは交響曲第3番の第6楽章が Mahler の書いた最高傑作だと思っていたのであるが,この演奏のお陰で第8番のほうが遥かに上だと思うに至った。曲の細部までの至る所を Tennstedt が指し示して,「ほら,ここもこんなに綺麗だろう」と,この1時間ほどの長大な第2部に一カ所たりとも無駄な部分はないのだと終始丁寧に教えてくれているかのように感じるので,この演奏を聴いている間,私は Tennstedt と一緒に散歩しながら色々と面白い話を聞かせてもらっているかのような錯覚を覚えることができる。曲の最後の最後で第1部冒頭の主題である4度降下+7度上昇の最重要主題が荘厳な Pipe Organ の響きの中で感動的に再現される部分を聴くと,私はいつも本当に涙ぐんでしまう。この曲の演奏に関する限り,ロンドンフィルは世界中のどのオケより遥かに優秀であったと思う。とにかく,どの一瞬をとってもかけがえのない宝石のような音響で満ちている。各楽器に用意された数多くの難所も全く問題なく演奏し切っており,その集中力の高さは驚嘆すべきレベルであると思う。一人一人の楽員が Tennstedt の意図を深く理解し,誰もがその理想の音に一歩でも近づけようと心血を注いでいるような気がする。流石に「Tennstedt のためなら 120% の力を出す」と公言していたオケだけのことはある。これほど見事な演奏を含む CD 16 枚組の Mahler 交響曲全集の box が僅か 3,000 円もせずに売られているのを見て私は目を疑った。うっかり表示を1桁間違ったのではと思ったほどである。限定版らしいので,求めようと思う方にはお早めにと忠告しておきたい。

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  • ★★★★★ 

    モーリス・ドビュッシー  |  茨城県  |  不明  |  2012年01月26日

    テンシュテットのマーラー全集がこのような安値で!・・迷わず購入した。 来日公演の際に会場で「ロンドンフィルじゃあ,やはりテクニックが・・」という声を少なからず耳にしたが,テンシュテットが振っていた時代はこのオケの黄金時代だったのではないだろうか?年代が進むにつれて安心して聴けるようになっていくのがよくわかる。特にライブでの3曲は本当に素晴らしい。今このような音楽をする人っているだろうか・・・?

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  • ★★★★★ 

    Nokton  |  埼玉県  |  不明  |  2011年12月29日

    かつてLPでの初出の頃にも興味を惹かれたシリーズでしたが、当時は演奏者を代えて聴き比べるほどにはマーラーに入れ上げておらず、バルビローリやクレンペラーの数曲の録音で自足しておりました。こんなに買いやすくなって初めて手に取った次第ですが、これは残るべくして残った名演であると、やはり言わざるを得ません。特にライヴ録音された5,6,7番は傑出した演奏です。テンシュテットが癌と闘いながらの演奏であったことを思わずにいられないところですが、ここでのLPOの応答、集中力には目を見張るものがあります。同曲のセッション録音と聴き比べるとそのことは一層はっきりするでしょう。金管王国としての英国オケの優秀さも、マーラーのような曲ではあらためて確認できるところです。 翻ってセッション録音におけるEMIの編集の手つきの粗さもまた耳に付くところがあります(2、4、5番など)。それは不快と言ってもよい程のものなのですが、それをも帳消しにするほどライブの演奏が素晴らしく、この3曲のためだけに買ったとしても十分見合うと言えるでしょう。 器楽3部作とも言われる5〜7番においてテンシュテットは、ボヘミア出身のユダヤ人というマーラーの屈折した郷愁に焦点を当てているように感じます。あらかじめ、それも二重に故郷を喪失したマーラーの郷愁は、例えばドヴォルザークやスメタナのようにはストレートなボヘミア礼賛にはなりようがないものでしたが、それでも終生、見果てぬ夢のふる里としてのボヘミアへの想いを持ち続けたのだろうと感じさせる演奏になっています。 7番は混乱した失敗作と言われることもある「難曲」ですが、マーラーに特徴的な、頻発するボヘミアやユダヤの俗謡の断片化したモティフによる葛藤(屈折した郷愁の表出)を、最終的にこの曲で乗り越え解消しようとしているマーラーの姿を見る思いがします。特に賛否両論喧しい終楽章(ハ長調!)はジレンマの解消の表現として見るならばあり得るものだったと思いました。そういう説得力を持つ演奏だという事です。 そのようにこの器楽3部作を見直す契機を与えてくれたという意味でも、これらの演奏はわたしにとって貴重なものとなりました。

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  • ★★★★★ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  2011年12月20日

    マーラーの交響曲全集として、もし僕が友人に推薦するとしたら、おそらくバーンスタインの新盤か、もしくはシャイー盤を挙げると思う。前者は最高の名演として、後者はスタンダードな名演として。 テンシュテットのこの全集だが、(録音がちょっと干からびているように思えることに目をつぶれば)全集としては問題なく★5つだろう。 ただ各曲に関しては、個人的には中途半端なものが多い。最高の出来は「8番」、ついで「6番」だと思っている。それら他のナンバーに関しては、名演ではあるが「バラ売りなら他の盤を推薦するぞ」と言えてしまうだろう。

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  • ★★★★★ 

    クリングゾール  |  静岡県  |  不明  |  2011年11月13日

    確か吉田秀和氏の文章だったと思うが、「トスカニーニは聴く度に忘れた事を思い出させてくれる。フルトヴェングラーは聴く度に新しい発見がある」。フルトヴェングラーに傾倒していたテンシュテットの演奏はまさに後者で、聴く度に新しい発見がある。というのも、この全集の初出の「1番」から30余年間聴き続けているが、未だに聴く度に違った印象を受けることが多いからだ。それから5番・10番・9番と、テンシュテットは少しずつ変貌していく。指揮者・オケ・録音スタッフにとって過渡期と思われる2番は、やや他の曲に比べると説得力が弱い気がする。そして、凄演の6番を経て、スタジオ録音最後の「8番」に至っては、スタート時とはかなり違う、自信と輝きに充ちた演奏が繰り広げられるのだ。それでも、当初から根本にあった、端整で叙情的なスタイルはそのままなのが、この指揮者の凄いところ。「大地の歌」は、様式上で指揮者の葛藤が垣間見られる演奏。それはおそらく、作曲者が抱いた葛藤でもあるのだろう、演奏は大変個性的だ。ライヴの3曲はどれも素晴らしいが、5番は第3楽章にティンパニの大きなミスががあるし、7番は録音がもうひとつ。6番が抜群の出来だと思う。EMIの録音は、テンシュテットに限らず、概して評判があまりよろしくないようだが、きちんと再生すれば、期待以上の結果が得られるのではないか、と考えている。先にも述べたとおり、初出から30余年、筆者の再生装置も変わり、「こんな演奏だったのか!」と目からウロコのケースに一番多く出くわすのが、このテンシュテットのマーラーなのだ。アナログLPは(8番と大地の歌を除き)揃えたし、12枚組の全集、ライヴの初出盤も手元にある。さて、今回この価格。リマスターはどうなっているのか?ディスクのクォリティが高ければ、買い直したい気もするんですが・・・。どなたか教えて頂けませんか?

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2011年06月28日

    全曲圧倒的名演、熱演。歴史に残る大演奏。無い物ねだりを言わせてもらえば、やはり音質に尽きますね。

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2011年06月25日

    この広告を初めて見たときは思わず身体が震えたんさ。全曲+ライブ3曲でたった3000円ちょっと・・・???信じられへん!ウソやろう?と言いたくなったわ。それもテンシュテットで?これは詐欺やで!さっそく友人Y氏に言ったら「そんなアホな!」の一言でした。さっそく2人とも購入しましたわ。小生は1〜4番をバラで持っていたので別の友人H氏にそれらを貰ってもらい、聴いてみました。まずは6番のライブですわ。そもそもLPO自体を小生あんまり信用してなかったんですわ。セッションならごまかしもききますからねぇ、ハイティンクの頃は正直疑ってましたわ!でもこの6番聴いて実力を知らされましたわ、すんません!でもライブが5〜7というのちょっと小生には辛いんですわ、5,6、9なら・・・って思いましたわ。でも贅沢は言えませんわな、なにせこの値段!ライブが2,6,9やったら・・・なんて言えませんわなぁ、口が裂けても・・・。でも6番素晴らしいですわ!セッションのも6番よろしいなぁ、2番はメモリーズの1+2で聴いて素晴らしかったので余計LPOのライブで聴きたかったんやわなぁ、どっかにありませんやろか?どなたかLPOの2番のライブあるんなら、知ってみえたら書き込んで下さい!でも考えてみると「えげれす」の楽団って意外にマーラー得意なんですなぁ、6番では小生は断然バルビおじさんのPO(録音当時ィはニューがついてたなぁ!)盤が世界一や思うてますんで、あっ、まだ聴いてはらへんお人はぜひ聴いてみてください、絶対好きになる、思います!あのいらいらさせ、はらはらさせる演奏聴いてみて下さいな!バルビおじさんの次にこのライブの6番ランクさせてもらいますわ!だまされたつもりで3000円ちょっと、出してもらえませんか?1回焼肉喰うの辛抱したら買えまっせ!肉を喰ったら酒も欲しなりますやろ?テンシュテット肴に呑んだらよろしっ!あっ、これはテンシュテットおじさんに失礼なこと言うてしもうたわ・・ほな、皆さん、テンシュテットおじさんの6番聴いて一緒に酒呑みましょうや、ほろ苦い「悲劇的」な、酒を・・・。ランクはもちろん★1000個でも足りまへんわ。

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    eroicka  |  不明  |  不明  |  2011年06月01日

    セッション録音では、旧商品の項にも書いたが、1,2,3,4,5,6,9番などが優れている。それだけに、LPOというオケの技量とアビーロードという分離の悪く狭い音場の録音が惜しまれる。当時からオケや録音には強い不満はあったが、ヒューマンな解釈が好きで愛好してきた。クーベリックのDGのセッション録音同様、全集としての一定の統一感や安定感という質の高さは高く評価でき、ライヴ盤が出てこない状態であったら、これだけでもマニア受けする全集という位置づけだっただろうが、その後出てきたライヴの凄絶さ(U先生のような言い方)を一度聴いてしまうと、このセッション録音には指揮者の芸術の全貌をとらえきっていないもどかしさを抱かざるを得ない。後年、EMIが発売した90年前後の5、6、7番のライヴ盤も一緒に入っているが、この鬼気迫る表現を聴いてしまうと、セッションの全集は幾分薄味で、もう少しマエストロが生きながらえて、CSOのようなしかるべきオケでライヴ録音の全集に再挑戦したら、と惜しまれる。鬼籍に入った以上、厳しい言い方をすると、70年代後半に「東独の無名指揮者だから」とばかりに先見性のないやっつけ仕事でお茶を濁した大手レコード資本に対して残念に思う。この良心的な値段はマエストロへの贖罪のなせる業かと皮肉すら言いたくなるが、このシリーズが新譜で出ていた頃の昔はLP1枚2500円だったのだから、当時、少年だった小生は好きな曲しか買えず、今のファンは実に幸せである。全集もEMIライヴも既にお持ちという人はもう要らないが、未聴の人は、この値段なのでこれを機にもっておいて損はない。さらに、LPO以外にも、ボストンやシカゴ、NDRやCOAなどとの共演の放送録音があるので、正規盤発売を強く願いたい。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2011年05月29日

    違和感ない自然な拍節感で、どんどん推進していく。時に猛烈なアッチェランドもかますが、音楽は歪まない。ロンドンフィルも持てる機能を超える性能を示し、テンシュテットの棒に応えている。マーラーが求めた世界が、聞きやすく面白く楽しめ、また深々とした感慨を全作品から導き出してくれる。ブラボー!

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年05月11日

    近年様々なライヴ録音が発掘されることによってその実力が再評価されつつあるテンシュテットであるが、テンシュテットによる最大の遺産は、何と言っても1977年から1986年にかけてスタジオ録音されたマーラーの交響曲全集ということになるのではないだろうか。テンシュテットは、当該全集の掉尾を飾る第8の録音の前年に咽頭がんを患い、その後は放射線治療を続けつつ体調がいい時だけ指揮をするという絶望的な状況に追い込まれた。本盤には当該全集のほか、咽頭がん発症後の数少ないコンサートの記録である第5、第6及び第7のライヴ録音がおさめられているが、これらもまたテンシュテットの遺した偉大な遺産であると言えるであろう。テンシュテットのマーラーの交響曲へのアプローチはドラマティックの極みとも言うべき劇的なものだ。これはスタジオ録音であろうが、ライヴ録音であろうが、さして変わりはなく、変幻自在のテンポ設定や思い切った強弱の変化、猛烈なアッチェレランドなどを駆使して、大胆極まりない劇的な表現を施していると言える。かかる劇的な表現においては、かのバーンスタインと類似している点も無きにしも非ずであり、マーラーの交響曲の本質である死への恐怖や闘い、それと対置する生への妄執や憧憬を完璧に音化し得たのは、バーンスタインとテンシュテットであったと言えるのかもしれない。ただ、バーンスタインの演奏があたかもマーラーの化身と化したようなヒューマニティ溢れる熱き心で全体が満たされている(したがって、聴き手によってはバーンスタインの体臭が気になるという者もいるのかもしれない。)に対して、テンシュテットの演奏は、あくまでも作品を客観的に見つめる視点を失なわず、全体の造型がいささかも弛緩することがないと言えるのではないだろうか。もちろん、それでいてスケールの雄大さを失っていないことは言うまでもないところだ。このあたりは、テンシュテットの芸風の根底には、ドイツ人指揮者としての造型を重んじる演奏様式が息づいていると言えるのかもしれない。いずれにしても、本盤におさめられた演奏はいずれも圧倒的な超名演であり、楽曲による当たり外れがないと言えるが、とりわけ咽頭がん発症後のライヴ録音である第5〜第7については、死と隣り合わせの正に命がけの渾身の超名演であり、我々聴き手の肺腑を打つのに十分な凄みのある迫力を湛えていると評価したい。オーケストラはいずれも必ずしも一流とは言い難いロンドン・フィルであるが、テンシュテットのドラマティックな指揮に必死に喰らいつき、テンシュテットとともに持ち得る実力を全面的に発揮させた渾身の演奏を繰り広げていると言えるところであり、本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。マーラーの交響曲全集はあまた存在しており、その中ではバーンスタインによる3つのオーケストラを振り分けた最後の全集(1966〜1990年)が随一の名全集と言えるが、聴き手に深い感動を与えるという意味において当該バーンスタインの全集に肉薄し得るのは、本盤のテンシュテットによる全集であると考える。それにしては、本盤の価格は異常な廉価と言えるのではないか。テンシュテットによるマーラーの交響曲全集がはじめて発売されたのは確か1987年頃であり、私も学生時代にアルバイトで稼いだ金で購入したが、その価格は何と37500円であった。しかも、当該全集には、テンシュテット自身が演奏の出来に満足していないということで、交響曲「大地の歌」が含まれていなかった。ましてや、その後に録音されたライヴ録音の第5〜第7は当然のことながら含まれておらず、それらの演奏をすべて網羅した本全集の価格が3080円というのはとてつもない廉価であると言える。同じくEMIにライヴ録音したシカゴ交響楽団との第1(1990年)が含まれていないのが残念ではあるが、演奏の素晴らしさと低価格を考えると文句は言えまい。いずれにしても、本盤は、最高の演奏内容のマーラーの交響曲全集をできるだけ安い価格で購入したいというクラシック音楽ファンには第一に推薦したい至高の名全集と高く評価したい。

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  • ★★★★★ 

    まっこ  |  千葉県  |  不明  |  2011年05月11日

    テンシュテットのマーラーはほとんど持っている。興奮する演奏だ。ただ第6,7番のスタジオ録音だけどうしても入手出来なかった。ライブは何回も再発されるのに。ライブもいいけどスタジオの方がかちっとまとまっているらしい。つまり自分はこの2曲だけのためにこの全集を予約した。価格が安いのでまあいいか、と思ったがなんとなく複雑な気分である。

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