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ベルリオーズ(1803-1869)

CD 【中古:盤質AB】 ベルリオーズ:『幻想交響曲』、ドビュッシー:『海』 ミュンシュ&パリ管弦楽団(1967 ステレオ)

【中古:盤質AB】 ベルリオーズ:『幻想交響曲』、ドビュッシー:『海』 ミュンシュ&パリ管弦楽団(1967 ステレオ)

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  • ★★★★★ 

    常陸の笛  |  茨城県  |  不明  |  2009年12月28日

    幻想をLPで聞いて以来数十年、いまだもってこれを超えるスリリングで勢いのある演奏はないと思う。今回のライブは、録音も素晴らしいとのことで楽しみにしていた。 録音について感じたことは、 確かに鮮明な録音であり各奏者の息吹を感じるほど。但し響きが少なく若干低域が薄いため、全体にスタジオ録音よりも神経質にも聞こえる。それも幻想の味ともいえるが、ちょっと硬い感じ。 ミュンシュの足ふみ?とも思われる低周波音が時々感じられるのがちょっと気になった。 演奏そのものは、予想通りライブの緊迫感に満ち溢れた素晴らしいもの。終盤に近ずくにつれて狂乱的に盛り上がり、指揮者とオケが混然一体となって燃え尽きるような演奏である。 演奏の高揚と共にミュンシュが発する叫び声もリアルに収録されていて場の勢いが非常に良く伝わってくる。 長年聞き親しんだ影響もあると思うが、聞き終えた後の満足度、余韻の深さはスタジオ録音の方が大きいように感じた。 どちらかと言われたらスタジオ録音を勧めたい。

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  • ★★☆☆☆ 

    山形の髭熊  |  山形県  |  不明  |  2009年12月26日

    演奏の記録としての価値ある録音としては、評価できます。管弦楽団の旗揚げ公演として、ミュンシュ氏の意気込み情熱が並々ならぬものであることは、演奏から十分に感じられますが、アンサンブルの乱れ(この時代のフランスのオーケストラに良くあった)が気になります。EMI盤 のほうが音響と録音ともに優れており、不満が残りました。同レーベルのパリ音楽院管弦楽団の来日公演(NHK録音)に比較してホールトーンも乾いた音で東京文化会館の音響に改めて驚きました。日本の放送局の方が録音技術が優れているように思います。この演奏の本番に入ればものすごく興奮したかもしれません。第五楽章の鐘の音色額浮上の問題では、マルティノン指揮フランス国立放送管弦楽の第二楽章にコルネットを取り入れた初稿の版を好みます。ミュンシュ氏の演奏はライブ録音よりセッション録音に優れたものが多いようです。

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  • ★★★★★ 

    ヤクルトファン  |  埼玉県  |  不明  |  2009年12月25日

    ミュンシュのライヴの真骨頂である。細部の表現もEMI盤をはるかに上回る。ただEMI盤はこのライヴの冷静な表現であり不動の代表盤には変わりないと思う。クリュイタンスの東京ライヴとどちらが凄いか沢山の人の感想が聞いてみたい。フランス的な香りがする幻想はプレートルとパリ・オペラ座管の日本公演がお薦め。海も非常に若々しい表現で素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    ヤクルトファン  |  埼玉県  |  不明  |  2009年12月25日

    ミュンシュのライヴの真骨頂である。細部の表現もEMI盤をはるかに上回る。ただEMI盤はこのライヴの冷静な表現であり不動の代表盤には変わりないと思う。クリュイタンスの東京ライヴとどちらが凄いか沢山の人の感想が聞いてみたい。フランス的な香りがする幻想はプレートルとパリ・オペラ座管の日本公演がお薦め。海も非常に若々しい表現で素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年12月24日

    驚天動地の超名演の登場だ。ミュンシュの数ある名演の中でも間違いなく頂点に君臨するものと高く評価したい。まず海であるが、これはパリ管弦楽団と組んだ録音が遺されていないだけに、その意味でも貴重な録音と言える。ボストン交響楽団と組んだいささか大味な演奏とは別人のように緻密な表現を行っている。もちろん重厚さにも不足はなく、第1部の終結部などあまりのド迫力にミュンシュのうなり声が聴こえてくるではないか。第3部の冒頭では、嵐を予感させるような不気味な雰囲気が漂うなど、はじめて聴くような新鮮さを感じさせるし、終結部の猛烈なアッチェレランドの凄まじさ。実に感動的な名演と言えるだろう。そして、幻想交響曲。私は、ミュンシュ&パリ管弦楽団のスタジオ録音こそ同曲最高の名演と評価してきたが、本盤はそれを凌駕する。ということは、幻想交響曲の演奏史上最高の名演ということになる。第1楽章の冒頭は、スタジオ録音盤以上にゆったりとしたテンポで濃厚な表現を見せる。しかし、主部に入ると、テンポはめまぐるしく変化する。アッチェレランド、ゲネラルパウゼなどを効果的に駆使して、これ以上を望めないようなドラマティックな名演を繰り広げている。第2楽章も濃厚な表現であるが、終結部の猛烈なアッチェレランドは相変わらず凄まじい。第3楽章は、やや早めのテンポで緊迫感のある演奏を心がけている点が、あまりの遅いテンポによってもたれてしまいがちな他の演奏とはそもそも次元が異なる。ここぞという時の迫力にもいささかの不足はない。第4楽章の冒頭はゆったりとしたテンポで、断頭台に向かう死刑囚の内面を見透かすような不気味さを強調するかと思えば、主部に入ってからのダイナミックレンジの幅の広さ。終結部に向けてのアッチェレランドの凄まじさは、過去のどの演奏をも凌ぐド迫力だ。終楽章は、めまぐるしくテンポが変化する曲想であるが、ミュンシュはそれを殊更に大仰に強調することによって不気味さをより一層強調しているが、これは大正解。終結部に向けての猛烈なアッチェレランドはもはや狂気と裏腹であり、演奏終了後の聴衆の熱狂も当然だと思われる。パリ管弦楽団は管楽器も弦楽器も実に巧く、録音も60年代のライブ録音とは思えないくらい鮮明だ。このような歴史的な超名演を製品化したアルトゥスレーベルに対して、心から敬意と感謝の念を表したい。

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  • ★★★★☆ 

    Pianist  |  東京都  |  不明  |  2009年12月24日

    聴き手が期待するものを十分与えてくれる一枚。あの当時のパリ管の発足当時の勢い・期待がどういうもので、ミュンシュが亡くなる直前にもかかわらず突如若返ったかのようなものすごい気迫で聴衆を圧倒したに違いないと思われる演奏の記録。それを今実際に聴くことができるのだから、最近の発掘の徹底さにはただただ感謝あるのみ。ただし実演は文句なく凄かったろうと思われるが、こうして繰り返し聴くことのできるCDとなると「その場では生きたであろう」即興性やアゴーギグの極端な動きが耳につき出し、やがては鼻につく…ようになるのも事実。最近の凄演・爆演好みの聴き手にはたまらないだろうが、これも今となっては記録としての価値が勝るディスクではないだろうか?「幻想」がEMI盤より優れている…のは事実だが、力で押し切られ、犠牲になっている音符があるのはやはり気になるし、「海」もデリカシーを重視した演奏ではないので、文句なくダイナミックでシンフォニックではあるが、「海」という作品を万人に紹介する時に、最初にノミネートできる演奏ではない。ミュンシュはラヴェルの方が肌に合うタイプだったのかも。無い物ねだりだが、このコンビの実演によるブラームス一番があれば、さぞかし熱い演奏になった事だろう。改組前の、第一楽章の欠けたDVDはあるのだが。興奮度・スリル感は確かに満点、しかし総合感銘度は普通。ミュンシュのファンとして素直にこのCDの登場には感謝。

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