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リスト(1811-1886)

CD リスト:ピアノ・ソナタ、スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番 イーヴォ・ポゴレリチ

リスト:ピアノ・ソナタ、スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番 イーヴォ・ポゴレリチ

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  • ★☆☆☆☆ 

    オットー  |  滋賀県  |  不明  |  2011年10月23日

    ポゴレリチなるピアニストのCD,初めて買ってみた。スクリャービンの幻想ソナタ目当てで買ったのだが,私には理解に苦しむ演奏だった。なぜ1楽章のテンポがあんなに間延びしているのか?テンポが遅くロマンチックにやるなら大満足なのだが,そうではない。ロマンチックな要素はこれっぽっちもない。とにかく遅い。伸ばしの音が長すぎて音楽の流れが止まっているし,聴いていてとてももどかしかった。そして音色の変化ももっと欲しい。スクリャービンは音色命なので,そこらへんはやはりホロヴィッツの独壇場と言えるだろう(彼は幻想ソナタは録音してないのだが・・)。リストのソナタはこれは何度聞いても最後まで聴けたことのない私には難解な曲でやはりポゴレリチ盤でも開始15分でギブアップだった。どうしてこの曲はこんなに難解なのであろうか?したがって★の数は幻想ソナタの分だと思っていただきたい。

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  • ★★★★☆ 

    カラジャン  |  山口県  |  不明  |  2010年05月28日

    リストのソナタは、なかなか壮絶な演奏であるが、一音一音の線がやや細い。怖いもの知らずの思いっきりの良さは買うが、もう少し音に厚みがほしい感じで、荒いと言うか、骨っぽくヒステリックなところが残念である。この音はスクリャービンの方が合っていて、荒っぽくは感じられないし、逆にしっとりとしている所は印象的である。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年05月03日

    リストのピアノ・ソナタを弾きこなすことは、あらゆるピアニストの一つの大きな目標。この世のものとは思えない超絶的なテクニックを要するとともに、各場面の変転の激しさ故に、楽曲全体を一つのソナタに纏め上げるのが至難の業であるという点において、海千山千のピアニストに、容易に登頂を許さない厳しさがあると言えよう。そうした難曲だけに、天才ピアニストであるポゴレリチがどのようなアプローチを見せるのか、聴く前は興味津々であったが、その期待を決して裏切らない超個性的な名演であった。演奏の特徴を一言で言えば、表現の振幅がきわめて激しいこと。最弱音から最強音まで、これほどまでにダイナミックレンジの広い演奏は、他の名演でも例はあまりないのではなかろうか。テンポ設定も自由奔放とも評すべき緩急自在さ。たたでさえ、各場面の変転が激しいのに、ポゴレリチは、うまく纏めようという姿勢は薬にしたくもなく、強弱やテンポの緩急を極端にまで強調している。それ故に、全体の演奏時間も、同曲としては遅めの部類に入る33分強もかかっているが、それでいて間延びすることはいささかもなく、常に緊張感を孕んだ音のドラマが展開する。これは、正に天才の至芸であり、ポゴレリチとしても会心の名演と言っても過言ではあるまい。併録のスクリャービンも、力強さと繊細な抒情を巧みに織り交ぜたポゴレリチならではの名演だ。

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  • ★★★★★ 

    蝉の抜殻  |  神奈川県  |  不明  |  2010年01月16日

    この演奏の目的はロ短調ソナタを細部まできちんと弾くことだ。「?」と思われる人もいると思うが、これが困難を極める。過去の録音でこの課題を克服した録音は@まずツィメルマン。ピアノのアクションを改造して達成。A現代ピアノでは打鍵困難な部分を、音楽的構造や意味は変えないように楽譜を改編し、怪物的な演奏を可能にしたフェルツマン。Bそして楽譜の指示通りに、表層と速度を打鍵が可能になるように徹底的に吟味し調整した演奏がコレ。ポゴレリチ。リストのソナタを演奏した場合。私が最もゲッソリするのは、第2部分の第1楽句が痩せてペラペラで安っぽく響く演奏だが、この部分の響きが最も素晴らしくかつ痩せて聴こえないのがポゴレリチ。しかも楽譜で指定された音符の高さを、現代楽器そのまま、改造なしで弾ききっている。リストのソナタ録音で鑑賞に堪えうるものは実に少ない。そのほとんどは第2部分の第1楽句が痩せており、安っぽく貧相な響きで全くお話にならない。ところでpianomaniaさんの指摘は確かにその通りなのだが、それでもこの演奏は、この曲の演奏の可能性を開拓した素晴らしいもので、私は評価したい。

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  • ★★☆☆☆ 

    pianomania  |  日曜の朝はカフェ  |  不明  |  2006年06月18日

    この人は表現力はあるので、表層を聞く分には良い。しかし、内声を駆使したり、全体を見渡した構造を示すような演奏をする人ではない。この曲は調性間を移動しつつ調性の機能が弱まり崩れて行き、最後は無調で解決する曲で、調性が変わるたびに主題が連続的に変形していく。そこを分からせてくれなければ私は駄目だと思うし、音色の選択も重要だ。リストの要求とはわずかな音の操作で表情を変貌する「複雑系」の音楽だと思う。表現力のあるピアニストだが、構造や構成の面白さには興味が無いのだろうか?評価が厳しいが、すまない。

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  • ★★★★★ 

    ハンス  |  世田谷  |  不明  |  2005年09月11日

    これを聴いてしまったら、ポリーニが凡庸に感じられてしまう、とにかく凄い!激情と繊細が同居している。

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  • ★★★★☆ 

    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  2005年04月03日

    旋律に性格と表情を与えて叙事詩のように組み立てていく演奏。だが、私は最近この曲はマーラーの「千人の交響曲」のような曲ではないかと思うようになりました。一つの旋律や音と音の絡みに多彩な表情が隠れています。確かに物語のように組み立てていく方法は分かりやすいけど、曲の様々な細部で声を上げる多数の音の主張が切って落とされてしまう。ポゴレリチの演奏はとてもよい。でも自分の音楽を奏でる限界をこの演奏は示しているかのようだ。まさに問題作。リストは途方も無く底が深い。それを表出させてしまうポゴレリチの音楽性と技術も凄い。

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