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モーツァルト(1756-1791)

CD ピアノ協奏曲第23番、第24番 内田光子、クリーヴランド管弦楽団

ピアノ協奏曲第23番、第24番 内田光子、クリーヴランド管弦楽団

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  • ★★★★★ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2013年02月08日

    内田光子のモーツァルトの新録音は大歓迎。全録音がただのフィーバーではないこと、あれからも成熟が行われたことを理解できるのだから。  全体に緊張感が持続した演奏だと思う。  K491は特に好きな曲でもあるのであれこれ聴いているがテンションの高さではトップクラスと思う。今まで聴いたカデンツァで一番激しいのはハイドシェックと思うが、その次位の激しさではないだろうか。ハイドシェックが内面的にも外面的にも凄まじいのに対し、内田光子のそれは内面的に厳しい。  第2楽章のうらさびしい典雅な音楽も内田にはぴったりだと思う。  K488の最終楽章は鳥が大空にはばたくような自由な飛翔があった方が音楽に合う気がする。これも文句をいくほどのことではない。だって内田光子のモーツァルトを聴くために買ったのだから。綺羅星のごとく名盤が並ぶ中で「○○の音楽」を選ぶことができる贅沢。

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  • ★★★★★ 

    Marthy  |  POLAND  |  不明  |  2012年10月28日

    以前に録音されたピアノ協奏曲全集の中でもこの2曲は、特によく聴いていました。今回の録音は、前の全集盤とはまったく違う表現をしているように聴こえます。私はどちらの盤も好きですが、今回の方は、やや重厚な感じがします。

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  • ★★★★★ 

    流れ星  |  不明  |  不明  |  2011年05月15日

    実演に接しても感じたが、前回の全集、ザンデルリンクとの共演に比べ、しとやかさよりも、強さと潔さをより深めた演奏となっている。その意味で、音楽的な密度と充実度は高まっているのではないか。

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2011年02月16日

     本当なら、もっと騒がれ、大きく扱われてもいいグラミー賞受賞。だって、東洋人である日本人の女性が、ヨーロッパの古典となる作品を、アメリカで、アメリカのオーケストラを指揮し、独奏ピアノを弾いて、認められ、受賞したのですよ。それだけでも、凄い、めでたいし、称賛に値する。細かい神経、ニュアンスも込められた、それでいて一本芯の通ったモーツァルト。快挙、名演。

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  • ★★★☆☆ 

    cosmos  |  東京都  |  不明  |  2010年12月06日

    皆さんも同じと思いますが、テイトとの録音があまりに完璧に近い演奏だった(ECOは特に管楽器が素晴らしかった)のが頭に焼きついていてどうしても最近の演奏と比較してしまいます。彼女は脱モーツァルトからベートーヴェンやシューベルトとレパトリーを拡大して行く過程で頑固な迄に妥協を許さずといった演奏スタイルに変わっていったと思います。従ってモーツァルトの協奏曲においてもオケ部分の解釈も妥協を許さずと言った感じで彼女の「気負い」が、むしろ反対に精神的にオケとバラバラになってしまう傾向があると思います。この演奏でもややこういった傾向が感じられますが、弾き振りではカメラータとのDVDを見ているとはっきり分かります。テイトとの録音ドキュメンタリーを観ていると彼女はもっと素直で純真だった。

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  • ★★★★★ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  2010年10月20日

    皇帝から「音が多すぎる」と言われたモーツァルトは「完璧な音楽の、どの音符を削れと言うのですか?」と言い返したらしいが、そういった天衣無縫なモーツァルトの楽譜に、くだらない装飾音を添付して悦に入る内田光子の姿勢は、テイトとの全集の時代から、とりわけ24番の第2楽章を台無しにしている。ザンデルリングの「ラスト演奏会」での第24番も、その一点が玉に瑕だった。今回のCDでも同じような装飾が為されているが、かつての中では最もマシだと思う。そもそも演奏自体が、同曲中の最高の出来。 例えて言うなら、絶世の美女の付けているイヤリングが例え安物でも、美女の美女たる存在に致命的な装飾とはならない… そういったレヴェルの演奏である。

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  • ★★★☆☆ 

    plastic  |  東京都  |  不明  |  2010年10月13日

    Mozarutの弾き振りは難しい。ピアノとオケは音楽性が同質である必要はなく、対立と調和が作り出す、即興性が必須である。その点内田の指揮はメリハリに乏しくテイトの域に達していない。クリーブランドも自発性の点で旧盤に劣る。やはり指揮者を立てるべきではなかったか。

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  • ★★★★★ 

    adagietto  |  千葉県  |  不明  |  2010年04月01日

    内田光子による最新再録音。今回は名門クリーヴランド管弦楽団を弾き振りでの演奏である。前回の録音に比べ円熟と深みが加わり、細部が磨きあげられ、内田の意思が徹底された演奏となっている。内田のタッチ、音色は相変わらず美しい。オーケストラも木管楽器が非常に雄弁かつカラフルで、それらが効果的に陰影を与え、モーツァルトを聴く喜びを堪能させてくれる。収録されているのは、第24番と第23番というモーツァルトの極めつけの傑作。このような名演奏になればなるほど、その演奏者の個性を超えてモーツァルトが直接語りかけてくるように感じる。今回は弾き振りのため、細かいことを言い出せばきりがないが、そのような観点は別として、本当にこれらの曲の素晴らしさをあらためて再認識した今回の演奏だった。モーツァルト・ファンはもちろん、音楽の好きな方には是非聴いていただきたい演奏である。

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  • ★★★★☆ 

    kura-ota  |  不明  |  不明  |  2009年09月08日

    近年のモーツアルト演奏では速めのテンポで演奏するのが、スタンダードである傾向が強い。内田の録音は、こうした傾向に逆行するかのごとく、重圧なオケと落着いたテンポ演奏されている。80年代の全集録音がセッションだったのに対して、今回の再録は2日間のライブの編集と手間を省いている。こう言うと評価が下がりそうだが、実際に聴いてみるとクウォリティーは決して低くないように感じる。確かに24番のオケ伴奏部からソロにが始まる直前に思いも寄らない溜めがあったりして、ここまでやることはないとも思うかもしれない。しかし、こうした微細な弱点があっても、全体的な落着いたテンポ設定が前回の録音より、曲の魅力を高めているように感じる。23番の終楽章では、前回録音ではロンド主題を含めて前のめり気味に感じたテンポが、自然な速さに落着いている点だけでも、再録音の意味を感じる。作品を知り尽くした演奏者が余裕を持って演奏する時に、自然体の姿勢が見られる好例の一つと考える。

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  • ★★★★☆ 

    Kei  |  神奈川県  |  不明  |  2009年08月30日

    旧盤に比べて弱音の表情付けに特に拘った演奏で、本当にサッと流してしまうところが殆ど無い。ちょっと息苦しく感じることもあるが、このような演奏もひとつの行き方だと思う。オケとの関係も、オケとピアノが対峙するというのではなく、室内楽のような親密なインタープレイが繰り広げられており、このスタイルは確かに弾き振りの方が徹底できるのだろう。ただ、小さなマイナスは録音。内田の弱音をライブの条件下ではっきり録るために通常のマイクセッティングより奏者に近いポジショニングをしているのではないかと思えるくらい、(内田の鼻息をはじめ)結構ノイズを拾っているし、透明感もいまいちの感がある。やはり、このような演奏はスタジオ録音で出してほしかった。

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  • ★★★★★ 

    ひゅーい  |  東京都  |  不明  |  2009年08月27日

    弾き振りのライブ録音... 内田光子の23番と24番はすでにテイトとの録音で完璧だったと思っていたので、今さら再録が必要なのか?と疑問に思っていたが、前回とはまた違う演奏を聞かせ非常に面白い!ライブ録音ならではの自由度の高さも魅力。 テイト盤はとにかくピアノとオーケストラが流れるように一体化した完璧な美しさと粒立ちの良いピアノの美しい音が際立っていたが、今回のクリーヴランドは各パートの演奏に個性と持ち味がしっかりと前に出ていて、自由闊達なピアノとの対話が面白い。弦の各声部のディテールもしっかり聞かせ音楽がより鮮やかになった。 またライブなのでカデンツァ部分のさらに彫りの深い表現が絶品。弱音と無音部分の息遣いが素晴らしい。 弾き振りのライブ録音なので仕方がないのだが、当然内田の集中も分散されてるわけで、以前の流れるような美しさや早いパッセージでの丁寧なタッチが失われたのが少々残念だが、弾き振りならではのリズミックな縦の線を強調し各パートの活き活きとした表現がよりモーツァルトらしく思われた。 素晴らしい!

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  • ★★★☆☆ 

    くるとん  |  岩手県  |  不明  |  2009年08月27日

    残念だけど、旧盤に軍配かな。ちょっと表情が慎重すぎるんじゃないかな。やっぱりテイトのように、内田さんの表現が深みにはまりすぎないように、サササッと引っ張ってくれる指揮者が必要だったんじゃないかな。それよりも残念なのがクリーヴランドoの音色にモーツァルトらしい色彩感を感じないこと。すごく聞いていて息苦しい盤でした。これなら、廉価のピッツィアーニ盤とかの若々しさのほうがよほど価値があると思ってしまう。

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2009年08月26日

    あまりに陰影の濃い、内向的な演奏は好みを分けるかもしれないが、好きか嫌いかと言われれば、もう大好きな世界。テンポ、強弱、音色の変化から独特なリズムのつかみ方(ハ短調終楽章のコーダ)まで手練手管は多彩だが、イ長調の終楽章に至っても、明るく開放的な世界に抜け出ることはない。緩徐楽章が旧盤よりやや速くなったのは、ピリオド・スタイルを意識したせいと思われるが、少しもあっさりしたわけではなく、反復の際の旋律装飾はもうマニエリズム。カデンツァや挿入句のセンスの良さもさすがだ。ハ短調終楽章の一部変奏では弦のプルトを減らして室内楽風にしたり、新全集版からアルコになったイ長調第2楽章終盤の弦の伴奏音型では低弦のみピツィカートにしたりと(テイト指揮でもここはそうだったが)オケの方も工夫が山盛り。もちろんオケは申し分なくうまく、木管の美しさには惚れ惚れする。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年08月18日

    内田光子は、モーツァルトの旧ピアノ協奏曲全集によって、その確固たる地位を確立したが、本盤は、その20年後の待望の新録音である。自己を厳しく律する内田としては、旧全集の出来が素晴らしかっただけに、再録音には相当に慎重であったと思われ、新しいモーツァルト解釈への確信が得られるのに、必然的に20年の歳月がかかったということなのだろう。それだけに、新録音では、旧録音とは異なり、特にK491の全般やK488の第2楽章で顕著であるが、万感の思いを込めた情感溢れる濃厚な弾きぶりが際立っている。また、軽快なK488の第1楽章や第3楽章では、澄み切った抒情に満ち溢れており、内田のモーツァルトの解釈が、旧盤に比してより深まった印象を強く受けた。もちろん、旧盤の価値が新盤の登場によって減じるということはいささかもないと思われるが、新盤には、旧盤にはない奥深さがあるという点において、旧盤と並んで高く評価される名演であると考える。SHM−CDにより、内田のタッチをより鮮明に聴くことができる点も素晴らしい。

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  • ★★★★☆ 

    kadoshin  |  東京都  |  不明  |  2009年08月18日

    期待して聴きました。テイトとの旧盤がすばらしかっただけに、どうしても比べてしまいましたが、一聴して感じたのは、旧盤より表情付けがかなり濃厚になっていること。テンポもかなり動きます。デモーニッシュ系、かつモノトーン系の演奏ではないでしょうか。同じデモーニッシュ系でもバレンボイムのような音の多彩さはなく、それが独特の魅力にもなっているような気がします。24番はそれなりに曲想に合っていると感じましたが、23番などは旧盤の透明感の方が私は好きです。ピアノ同様指揮も、自然体ともいえる旧盤のテイトに比べて、かなり細部にこだわった印象。精度も高い。これからほかの曲も録音するのでしょうか。25番や26番のような曲を聴いてみたいです。

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