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チャイコフスキー(1840-1893)

CD 交響曲第6番『悲愴』 エフゲニー・ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル(1960)

交響曲第6番『悲愴』 エフゲニー・ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル(1960)

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    爺さん  |  千葉県  |  不明  |  2016年02月13日

    以前、このSACDを聴きもしないでその価格にのみ反応したレビューをしたことがあるが、誠に恥じ入るばかりである。SACDを再生できるプレーヤーを入手してからそのクオリティーに驚いたものの、先のレビューの手前チャイコの4,5,6番はスルーしていたが、とうとう我慢できずにSACD化に踏み切った。こんなにも音質(音の密度が濃くて前後に広がってくる。素晴らしい)が向上し、細かなニュアンスが表現されるとは思っていなかった。4,5,6番どれも良い。発売から数年経っていてまだ在庫はあるようだが、限定版なので早めに入手されることをお勧めしたい。ホントと良いわ。

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    まめ  |  東京都  |  不明  |  2013年03月24日

    たしかに、シングルレイヤー4500円は高い・・ハイブリッドの手間を考えればなおさら(いくら発売数が少ないとはいえ、そもそもクラシック自体が2000枚から5000枚程度のセールスでマーケティングしているんだから、たいして変わらないでしょう・・・)。。しかし演奏と録音は・・凄いの一言。 通常CDと聴き比べても段違い。@ダイナミクス、A音の分離、B楽器の音色感、すべてが完璧。60年という録音時期を考えると驚異的の一言。他のEMI、スプラフォン、DGのSACDも相当聴いているが、これは別格的な音質。何度も聴くこと考えると、個人的には4500円の価値はある。もちろん演奏も古今東西あらゆるディスクを考えても現代までこれを超えるものは無いと思う。こういうディスクを聴いているとライブ演奏の価値が自身の中で揺らいでしまうのが怖い・・。

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    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年06月09日

     私にとっての“名コンビ”はカラヤン&ベルリン・フィルとムラヴィンスキー&レニングラード・フィル。眉目秀麗な前者と質実剛健な後者。いずれも素晴らしいコンビ。耳にする回数はレコーディング数が圧倒的な前者の方が多いけれど,両者の直接対決のうち代表的なのが,このチャイコフスキーの後期3曲。両者とも,それぞれの長所を最大限に発揮した素晴らしい名演。天秤にかけ,どちらが下がるかなど,馬鹿げた話に思えてくる。 さて,この後者。先ほど書いたとおり正に“質実剛健”をそのまま音にした感じ。一切の無駄なく,虚飾ゼロ。前者カラヤンがスーパーモデルなら,こちら後者は一流のアスリート(陸上や水泳などかな…)。 音質の件,従来のCDでは,音の硬さが気になっていたのですが,このSACD化で幾分音が丸くなり聴きやすくなったような気がします。(ここまでは4〜6番共通のレビューです)。始まりと終わりの弱音…ここまで美しく鳴っていたんだ…。攻撃的な金管群も“美しく攻撃的な”金管群になった…!第3楽章など,もう言葉にならないほど。勿論,終楽章の(第1楽章も)研ぎ澄まされた弦楽も素晴らしすぎる!

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年06月02日

    ムラヴィンスキーは、カラヤンとほぼ同時代に活躍していた大指揮者であったが、旧ソヴィエト連邦下で活動していたことやムラヴィンスキーが録音に慎重に臨んだこともあって、その実力の割には遺された録音の点数があまりにも少ないと言える。そのようなムラヴィンスキーの最良の遺産は、諸説はあるとは思われるが、大方の見方としては、手兵レニングラード・フィルとともに西欧諸国への演奏旅行中に、ロンドン(第4番)、そしてウィーン(第5番及び第6番)においてスタジオ録音されたチャイコフスキーの後期三大交響曲集の演奏であるということになるのではないだろうか。録音は1960年であり、今から50年以上も前のものであるが、現在でもチャイコフスキーの後期三大交響曲集の様々な指揮者によるあまたの演奏にも冠絶する至高の歴史的な超名演と高く評価したい。ムラヴィンスキーによるこれら後期三大交響曲集については、本演奏以外にも数多くの録音が遺されている。本盤におさめられた交響曲第6番について言えば、モノラル録音でありながら本演奏の3年前(1957年)にDGにスタジオ録音した演奏や、1975年の来日時のライヴ録音、1983年のレニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ録音などが存在している。このうち、1975年の来日時のライヴ録音は圧倒的な超名演であるが、音質が今一つ冴えないという致命的な欠陥がある。したがって、音質面などを総合的に勘案すれば、本盤の演奏の優位性はいささかも揺らぎがないものと言える。本盤の演奏においては、約40分弱という、史上最速に限りなく近い疾風の如き快速のテンポで演奏されており、その演奏自体の装いもいわゆる即物的で純音楽的なアプローチで一環しているとも言える。他の指揮者によるチャイコフスキーの演奏において時として顕著な陳腐なロマンティシズムに陥るということはいささかもなく、どこをとっても格調の高さ、そして高踏的で至高・至純の芸術性を失うことがないのが素晴らしい。それでいて、素っ気なさとは皆無であり、一聴すると淡々と流れていく各フレーズには、奥深いロシア音楽特有の情感に満ち溢れていると言えるところであり、その演奏のニュアンスの豊かさ、内容の濃さは聴いていて唖然とするほどである。木管楽器や金管楽器の吹奏にしても、当時の旧ソヴィエト連邦のオーケストラの場合は、独特のヴィブラートを施したアクの強さが演奏をやや雑然たるものにするきらいがあったのだが、ムラヴィンスキーの場合は、徹底した練習を繰り返すことによって、演奏をより洗練したものへと変容させているのはさすがと言える。そして、これら木管楽器や金管楽器の洗練された吹奏は、ムラヴィンスキーの魔法のような統率の下、あたかも音符がおしゃべりするような雄弁さを兼ね備えているのが素晴らしい。弦楽合奏も圧巻の技量を誇っており、とりわけロシアの悠久の大地を思わせるような、重量感溢れる低弦の厚みも強靭なド迫力だ。加えて、その一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブルは紛れもなくムラヴィンスキーの圧倒的な統率力の賜物であり、とりわけ第3楽章のブラスセクションや弦楽器の鉄壁な揃い方はとても人間業とは思えないような凄まじさだ。同曲の他の指揮者による名演としては、フリッチャイ&ベルリン放送交響楽団による名演(1959年)やカラヤン&ベルリン・フィルによる名演(1971年)など、あまた存在しているが、本演奏こそは頭一つ図抜けた存在であり、同曲演奏史上の最高の超名演と評価するのにいささかも躊躇するものではない。これだけの歴史的な超名演だけに、初CD化以降、これまで幾度となくリマスタリングが繰り返されてきた。数年前にはSHM−CD盤が発売され、更にはルビジウム・カッティング盤が発売されたところであり、当該両盤がCDとしては甲乙付け難い音質であると考えてきたものの、かつてLPで聴いた音質には到底及ばないような気がしていた。ところが、今般、ついに、第4番や第5番とともに、待望のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化が行われるに及んで大変驚いた。音質の鮮明さ、音場の幅広さなど、すべてにおいて一級品の仕上がりであり、あらためてシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤の凄さを認識した次第である(昨年、ESOTERICから第4番及び第5番との組み合わせによりSACD盤が発売されているが、当該ESOTERICによるSACD盤との音質面での優劣については議論が分かれるところだ。ただ、ESOTERIC盤では3曲を2枚におさめており、1曲ごとに1枚におさめるという聴きやすさという点においては、値段は少々高めであるとは言えるが、本ユニバーサル盤の方に軍配を上げたいと考える。)。いずれにしても、ムラヴィンスキーによる歴史的な超名演を、現在望み得る最高の高音質であるシングルレイヤーによるSACD&SHM−CDで味わうことができるのを大いに喜びたいと考える。

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    まっこ  |  千葉県  |  不明  |  2012年05月23日

    ハイブリットとシングルレイヤーで制作費がそんなに変わるとは思えない。シングルレイヤーはSACDプレイヤーを持っている人しか買わないのであまり売れないと思い価格も高く設定したのだろう。しかしEMIのハイブリットの成功によりSACDプレイヤーはかなり売れていると思う。自分も安物だけど買って音の良さを実感した。ところがEMIの輸入盤が日本盤の4分の1の価格で発売され初期のSHM-CD同様日本盤はあまりに高すぎることが証明された。となるとこの4500円はやはりぼったくりに近い。やはりマニアを大切にしたければ高くても3000円、出来れば2800円に抑えるべきだろう。またSACDがブームになってきたのでグラモフォンはマスターからリマスターし直して発売すべきだと思う。この演奏はグランドスラムの板おこしとどっちがいいか興味がありますね。

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