真如堂  |  京都市  |  不明  |  2006年08月15日

アラウは浪漫的輝きのタッチを朴訥な拍節感で深めたスケールの大きいショパンを弾く。とにかくどの演奏もじっくりと味わい深い。P協はZimermanに譲り、スケルツォと幻想ポロは衰えを感じるが、それ以外は間違いなく個性的名演だ。ショパンにはもう飽きたという人、運動神経の見せびらかしばかりをショパン演奏だと思ってる人、ショパンは若者だけが楽しめる音楽だと思ってる人、再発見の楽しみと、人生の友としてのショパンの可能性を提示する演奏です。

 

マーコロリン  |  埼玉県  |  不明  |  2005年12月11日

こ、これはいい！しっとりとして、余分な油分が一切削ぎ落とされた、良質蛋白のショパン！！！普段あまりショパンを好まない私でも一気に聞きとおしてしまいました。 　ジュリーニとのブラームスＰ協奏曲に続いて、愛聴盤になりました。お金ためて、次はアラウのどのディスク買おうかなっと！