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ブラームス、モーツァルト

DVD 【中古:盤質AB】 ブラームス第4番、モーツァルト第33番、ベートーヴェン:コリオラン クライバー&バイエルン国立管

【中古:盤質AB】 ブラームス第4番、モーツァルト第33番、ベートーヴェン:コリオラン クライバー&バイエルン国立管

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  • ★★★★★ 

    さすらうけど歌えない若人  |  和歌山県  |  不明  |  2012年01月26日

    ブラームス4番に対する批判について少し意見を述べさせて頂きます。 ・テンポが遅い 第1楽章の冒頭にはAllegro non troppoと表記がありますが、Allegro=速いと考えておられるならそれは全くの誤解で、Allegroの本来の意味は『明るく、快活に』というニュアンスです。つまりAllegro non troppoは『明るくなりすぎないように』と訳せます。だからこの演奏に聴ける解釈は何ら的外れではありません。VPOと共演したクライバーのイメージに裏切られた思いがあるからそう感じるのではないでしょうか。クライバーは元々自分が納得の行く解釈を持った曲しか演奏しない人でした。つまり彼がこの演奏でテンポを変えてきたというのは彼自身確固とした意志があったからだと思います。もちろん聴衆の好みはありますが、それをクライバーの間違いだと揚げ足をとるのはお門違いでしょう。 ・弦のボウイングが揃っていない。 これは敢えて逆に弾かせているのです。映像を見ると各プルト毎に逆弾きさせているのが分かります。これは戦前の名指揮者たちが行なっていた奏法で、詳しい効果は分かりませんがおそらくニュアンスとデュナーミクに深いコントラストをつける意味合いがあるのでしょう。 父エーリヒを敬愛し、古風な表現を研究し尽くしていたカルロスらしい技術と言えるでしょう。また、手兵であり気心知れていたバイエルンだからこそ出来た奏法でもあるでしょう。 また、映像では逆に弾かせる部分とボウイングを揃わせる部分をきちんと使い分けています。 ・オケと指揮が噛み合っていない。 確かに映像を見るとタクトにオーケストラがついていけていないように見受けられる部分がありますし、事実1楽章のラストではTimpが飛び出しているように聞こえます。 しかし、カルロスは元々リハーサルで全てを調整して本番では音楽の流れを示すだけというタイプです(カラヤンもそうですね)。実際彼のニューイヤーのリハーサル映像を見ると、本番の指揮ぶりでは考えられないくらいちゃんと指示しています。 つまりこの演奏も既にリハーサルの段階でテンポから歌わせ方まで全て出来ていたはずなので、遅れているように見えるのは『そう見える』だけで楽団員とクライバーにとっては予定調和だったのではないでしょうか。 確かにこの演奏からはかつての快活で歯切れのいいクライバーは聞けません。しかし私にはより深化した解釈、老境にありながらも鮮烈なサウンドを感じ取ることが出来ました。正直私はチェリビダッケが『音楽の神秘を通りすぎていく』と評したかつてのクライバーがあまり好きではありませんでした。しかしここに聞くブラームスは紛れも無く『カルロス・クライバーのブラームス』でありながら、音楽の神秘をくまなく掬い上げようとしたクライバーの意志を感じられる気がします。 それは楽章間では微笑みを浮かべながらも、時に唸るような仕草をして腕を震わせていた指揮姿からも読み取れます。 そこには以前のバレエのようなと評されるほどの流麗な姿はなく、まるでバーンスタインのようにただ音楽に共感し、時に涙する一人の音楽家の姿があっただけでした。 私にとってはかけがえのない演奏の一つです。

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  • ★★★★★ 

    たか  |  東京  |  不明  |  2007年07月15日

    第一楽章について言えば、楽譜にはAllegro non troppoとしか書いていないのでアレグロとは言えそれほど速いテンポではないはず。『ブラームスは演歌じゃない』氏の言う『作曲家の指示に忠実なやや速めのテンポ』とは何を指しているのか分からない。ブラームスはチャイコフスキーやドボルザークと異なりメトロノームを指定していないので演奏家にとっての主観的なallegro non troppoで許容される(より多くの表現の自由度を演奏家に与えている)と考えられる。この事実はチェリなどのブラームスを考える上でも重要だと言える。

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  • ★★★★☆ 

    ミッチー  |  神奈川県  |  不明  |  2007年02月09日

    1980年のブラームスの4番と比べて、当然といえば当然だが、かつての若々しさがなくなり、詠嘆の念が感じられるブラームスとなっている。どちらを選ぶかは好みの問題であるが、私は若々しく、パンチのきいたクライバーの演奏の方が好きだ。 ブラームス風かどうかはともかくとして、私は1980年のCD盤の方がより彼らしい演奏だと思う。

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  • ★★★☆☆ 

    ブラームスは演歌じゃない  |  tokyo  |  不明  |  2006年12月29日

    この演奏をDGのCDと続けて聴けば、年を重ねたクライバーの、掘り深く寂寥感を感じさせる演奏に深い感銘を受けるはず。しかし、クライバーのブラームスは、本来、80年代の公式録音に聴く、作曲家の指示に忠実なやや速めのテンポによる辛口の演奏が身上だったはず。このわずか2年前のBPOとの共演で、この自らの解釈の上に壮絶なまでの燃焼度を伴い、この曲への結論を示していたことを知っている身としては、このDVDのリリースには複雑な思いがよぎる。

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  • ★★★★★ 

    天然芝  |  秋田  |  不明  |  2006年08月23日

    確かにクライバーの姿に老いを感じないといえば嘘になるだろう。音楽を表面でしか感じられない不幸な人たちは、それを「衰え」と呼ぶのだろう。しかし「コリオラン」やブラームスでの燃焼度の高さは、むしろ壮年期のそれを上回っているではないか。 (ウィーンではこうは行かなかったかもしれない) モーツァルトの天駆ける音楽に「老い」を見つけるのは逆に至難なのである。 ブラームスのクライマックスに於いて、慣れ親しんだミュンヘンのオケともども眩い閃光を放つ燃焼度の高さは、まさに音楽という芸術に於ける奇跡といえるだろう。 ※フォ

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  • ★★★★★ 

    たか  |  東京  |  不明  |  2006年07月05日

    目をつぶって指揮するカラヤンと指揮台で飛び跳ねるバーンスタインはスタイルとしては両極端だが共にナルシスティックで、ある意味非常に似ている。彼らはパフォーマンスでありショーだ。しかしクライバーはどうだろう?音楽以外を感じることができるだろうか?これは現代の奇跡でありこのDVDは世界遺産ものだ。

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  • ★★★★☆ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  2006年04月14日

    海賊盤はさておき、我々に残された最も後期のクライバーの遺産ではありませんか? 老いとはどういう意味なのでしょうね? かつての躍動感とスピード感溢れる指揮のテクニックが薄れたと言う事ですか? それはクライバーの音楽を聴かずに、見事な指揮振りばかりをバレエのように眺めていた視点からでしょう。指揮の動作というものは決して振り付けのように決められるものではありませんし、日によっても大きく違います。《コリオラン》も良いが、ブラ4もいい。答礼してオケに向き直った時のクライバーの顔。もうブラームスしか感じていない。

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  • ★★★★★ 

    zcla  |  名古屋  |  不明  |  2005年12月16日

    老いを感じるとの意見が多いようですが、それは確かにご高齢だけあって、手の動きは70年代80年代のようなぐるぐる回転させたりということがなくなりましたが、内側に秘めたもの(解釈など)は、昔と変わらず熱い思いであふれていると思います。 第2楽章の(だったかな)、オケヘの指示で「しーっ!」の仕草がとってもかわいらしいです。 とにかく美しい演奏をつむぎだしているのではないでしょうか。

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  • ★★★★★ 

    ひろたん  |  東京都  |  不明  |  2005年11月13日

    同じUnitel制作のベートーベン交響曲第4/7番と比べて楽曲の推進力や指揮の運びに老いを感じるのも事実でしょう。しかし、死に至る過程で愛する音楽との一体化とオーケストラとの協働を見事に具現してきた天才の軌跡をその断片でも垣間見ることの出来る幸せはそれを補って余りあります。他のDVDを含め、商品でありながら商品以上の含意を持った記録芸術。ブラ四の最終楽章はある種圧巻。曲の切れ目などAudio-Viasual編集の仕方には言いたいことはあるが ・・・

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  • ★★★★★ 

    クラシック歴30年  |  愛知県  |  不明  |  2005年10月05日

    彼の生前、NHKのBS放送 をノ−カットで録画したテ−プとの違いは演奏終了後に観客の拍手に満面の笑みで応えるクライバ−のUPで映し出される姿がカットされている事。音質的な部分を指摘すると5.1CHデジタルは映画を見るには良好かも知れぬが 私のようにクラシックを真空管で聴くマニアにとっては納得出来ない 欲を言えばノ−カットで制作してほしかった残念です。 でもテ−プとDVD両方見て楽しんでいます

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  • ★★★★★ 

    クライバーのファン  |  東京  |  不明  |  2005年09月11日

    オケがウィーン・フィルだったらとか、リハーサルが足りなかったのではとかいった意見は、完璧なスタジオ録音をもとめる人の要求だろう。 ウィーン・フィルにはウィーン・フィルの魅力があり、バイエルン国立管弦楽団にはバイエルン国立管弦楽団の魅力がある。 晩年のクライバーと、かれの愛したオケとのライヴを虚心に楽しめばいいとおもう。

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  • ★★☆☆☆ 

    パパス  |  東京  |  不明  |  2005年04月16日

    内容は文句無く素晴らしい。しかしDVDのフォーマットに問題がある。16:9の映像なのに、ワイドの信号がなく、ワイドTVで表示させると上下左右に黒い帯が出る、いわゆる「超額縁」になってしまう。TVの方でズームさせれば解決するが、今度はチャプターなどのDVDの表示が欠けてしまう。こういういい加減な作りが残念だ。

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  • ★★★★★ 

    no music,no life  |  奈良県  |  不明  |  2005年02月13日

    『彼は仕事のためではなく音楽のために指揮をした』、と評したのは写真家木下氏だが、素敵な言葉だと思う。技術的な綻びなど一切を超えた『音楽の粋』がここにはある。過去の雄姿に取り憑かれこの演奏にケチを付けたがるファンの気持ちも分からなくは無いが、無いもの強請りはもうやめてほしい。ウィ−ンで演奏されたモ−ツアルトやブラ−ムスにはウィ−ン様式に圧し込まれて窮屈極まりない部分もあったのではないか?この演奏の自在さと人間味、温かさ、哀しさ、感情の切ない滲み、こういった魅力を虚心坦懐となり心痛むほどに是非感じてほしい。

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  • ★★★★☆ 

    クライバ−狂  |  愛知  |  不明  |  2005年02月10日

    非常に気になったのが左手の使い方、以前のようにグルグル回さない(体力の低下?左手の神経の変調?)。右手の指揮棒だけで指揮している。コリオランの終演から観客席の拍手迄の長い間は何?。ブラ4とモツア33の最後のUPに【満足の笑顔】で観客に両手で応える姿は消えているのは何故?それは自分自身が納得出来るイメ−ジを完璧に楽団に伝え切れない、もどかしさを彼自身感じていたから?指揮台から遠のいて行った巨匠のクラシック音楽の終焉と黄昏を同時に垣間見る事が出来ました。願わくば80年代にVPOと映像収録して欲しかった。

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  • ★★★★★ 

    フロイド  |  神奈川県  |  不明  |  2005年02月10日

    全盛期の彼の実演を知っている人から見れば衰えを感じるかもしれませんが、今年25歳でクラシックに興味を持った10年前にはもうクライバーは開店休業状態だった私からするとやはり凄いなと思わずにはいられません。この人の表現が地道な積み重ねに支えられていたのがよく分かる映像だと思います。ボウイングにしてもああするまでの試行錯誤があったわけですから。そういった緻密な工夫を自然な流れにさっと包んでしまうのが粋です。

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