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バッハ(1685-1750)

CD 【中古:盤質A】 マタイ受難曲 アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、プレガルディエン、ゲルネ

【中古:盤質A】 マタイ受難曲 アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、プレガルディエン、ゲルネ

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2009年12月15日

    大曲「マタイ受難曲」のアーノンクール三度目の録音・・・2000年でバッハ没後250年記念です。アーノンクールは1970年に一回目をCMWやその他声楽陣と録り二回目はACO他と1985年にそして今回というわけです。二回目の演奏盤はアーノンクールがその販売を許可していないとかで結局実質30年ぶりの再録であります。一回目のものは演奏時間が約174分で声楽陣の起用に特徴があり合唱隊の使い分けや独唱陣ソプラノ、アルトを男性が受け持ったりし、語り手・・・エヴァンゲリストは少し癖あるK.エクイッツだったと記憶しております。その時聴いた衝撃は凄いものでありましたが何となく私には特に声楽の扱いに好み上もうひとつ自分自身突き抜けるものではありませんでした。今回三回目のものはタイム的には約162分で幾分短縮はされましたが演奏そのものの方向感は同じであります。それよりも独唱陣例えばテノール語り手C.プレガルディエン以下何と粒の揃ったメンバーなのでしょう。メンバーによったら他の指揮者の下でバッハの宗教曲を唄っている人もおり本当に手堅い陣容でアーノンクールの気構えというかこの道での権威を保つという執念が滲み出ているようです。演奏自体は他のコーナーでも触れられていたように次々と出てくる白黒ドキュメント画像を見るような感じでそれが決して無味乾燥というのではなく抑制されたトーンだけに叙事詩的な面を強調しているようであります。どうしてもクレンペラー盤(1961年収録、約225分)やリヒター盤(1958年収録、約197分)と我々の世代は比較してしまいますがお互いスタンスが異なるのですからその違いは止むを得ない事だし私たちは夫々を聴く時間があるだけ幸せなのでしょう。サンプリングでタイム的な処に触れましょう。リヒター盤との比較タイムで行きましょう・・・。第1曲合唱「来なさい、娘たち、ともに嘆きましょう」今回アーノンクール6’46(リヒター1958年9’50)・・・以下同要領表示、第6曲アルト「懺悔と悔恨の情が」4’47(5’50)、第20曲テノール・合唱「イエスのもとで目覚めていよう、さすれば私たちの罪は眠りにつく」5’30(5’23)、第39曲アルと「憐れんで下さい、神よ」6’03(7’45)、第49曲ソプラノ「愛の御心から救い主は死のうとされます」4’54(4’29)、第52曲アルト「この頬の涙が何の助けにもならぬなら」6’03(8’02)、第57曲バス「来るのだ、甘い十字架よ」6’14(6’26)、第65曲バス「私の心よ、おのれを浄めよ」5’52(7’08)、第67曲独唱・合唱「今や主は憩いへとお着きになった、イエスよおやすみなさい」1’44(2’30)、第68曲合唱「私たちは涙を流しながらひざまづき」5’12(6’24)・・・・・・・・・・・・といった具合です。自分の好みとしてはやはり幾分かこれらのサンプリング曲でもその情的な演奏局面からすればゆったりした旧来の演奏にほっとする時がしばしばあることが本音ではあります。大曲故長くじっくりいろんな演奏に接することをお奨めします。本盤(エンハンストCDが付いているものもありましたが今はないようです)も素晴らしい演奏です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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