ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番、ワックスマン:カルメン幻想曲 服部百音、アラン・ブリバエフ&ベルリン・ドイツ交響楽団
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mravin | 埼玉県 | 不明 | 2017年03月12日
彼女は1999年生まれなのでまだ10代だが、技巧的には今の若いヴァイオリニストは心配無いとは思うが、スターリン圧制下で複雑な心理的背景を持つこの作曲家をデビュー盤に選んで、はたして10代で大丈夫なのか、と思いながらタコ好きの私は早速購入て聴いてみた。 良かったです。特に第3楽章のパッサカリア(スペインやイタリアの古い舞曲でゆるやかな3拍子)、この作曲家の抑圧された心理を示唆する曲想のこの楽章を連綿と歌い込んでいて素晴らしい。人の心を打つように弾ける人って凄いですね。 また、この演奏者の音色は思惟を喚起させられるような深く意味深い系統なので、併録されている馴染みやすいカルメン・ファンタジーも軽佻にならず傾聴に値します。 昨今の若い女性ヴァイオリニストにはジャケ買いさせるためか演奏よりも容姿重視の人も散見され、たまにひっかかり聴いてがっかりさせられますが、このCDはそれらとは一線を画する素晴らしい演奏です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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