ブラームス(1833-1897)

CD 【中古:盤質A】 Ein Deutsches Requiem: Klemperer / Po Schwarzkopf F-dieskau

【中古:盤質A】 Ein Deutsches Requiem: Klemperer / Po Schwarzkopf F-dieskau

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2012年04月26日

    年季の入ったファンなら知らない者のないような名盤だが、最近、廉価盤やSACDといった様々な盤で入手可能になったのを喜びたい。辛口のドイツレクイエムというべきもので、演奏の感じはレヴューアーの皆さんの評論の通りで、あまり付け加えることはないのだが、久しぶりに聴いてみて、ソリスト2人の技術的高さと言語表現のレベルの高さに舌を巻き、巨匠クレンペラーの渋く重厚な響きと速めのテンポで感傷を排した無愛想ながら、そこはかとなく湧き上がってくる温かみには感銘させられる。屈折した意地悪男クレンペラーの鬼瓦のような顔のメガネの奥でギロリと輝く目が、神聖な音楽に感極まり、うっすらと涙で光る姿を想像してしまう。実際はそんなヤワな人ではなかったのだろうが…。クレンペラーのドイツレクイエムは、ほかに50年代のウィーンフィルとのライヴ盤などもあり、そちらはオケの響きも手伝って、より若々しいというか元気な感じに仕上がっている。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年03月20日

     多くの指揮者がこの素晴らしい名曲を1つの音の“塊り”として私たちにぶつけてくるのに対して,クレンペラーは違う。一音一音を大切に丁寧に奏させ,それらを積み重ねて私たちに届けてくれる。積分した結果を届けてくれる多くの指揮者が多いのに対して,あたかも作品をまず微分して見せてくれて,それを改めて積分(組み立て)して見せてくれているかのよう。今まで耳に届いてこなかった音が聞こえてくるし,遠くでひっそりと鳴らされ殆ど聞き取れていなかったような音が,まるで主役であるかのような聞こえ方をしてくるし,ほんと,発見・再発見の宝庫だ。  ソロの二人の余りに上手すぎる歌唱に抵抗感を感じてしまう瞬間もありますが,この名演に傷をつけるようなものでは決してありません。特に管楽器に対するクレンペラーの見事な強調などを考えれば,ソロの強調も十分頷けるもの。  カラヤン,ジュリーニ,テンシュテット…名演は数多。そのどれとも違って聞こえ,そのどれもがもっていない魅力を届けてくれるクレンパラーに感謝です。

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2012年02月06日

    ミサ・ソレムニスとともに、その真の姿を現したドイツ・レクイエム。重厚にして速めのテンポという、この時期のクレンペラーの奇跡とも言える表現がSACD化によって、見事に体現されている。奇跡の前に言葉なし。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年02月05日

    ドイツ・レクイエムはブラームスの作曲した声楽作品の最高峰であるだけでなく、ブラームスの最高傑作と評価する識者もいるほどの偉大な作品である。それだけに、これまで様々な指揮者によって数多くの演奏・録音が行われてきているが、本盤におさめられたクレンペラーによる演奏は、録音から既に50年が経過しているにもかかわらず、現在でもなおトップの座を争う至高の超名演と高く評価したい。本演奏において、クレンペラーは悠揚迫らぬゆったりとしたテンポを基調にして、曲想を精緻に真摯に、そして重厚に描き出している。奇を衒うことは薬にしたくもなく、飾り気などまるでない演奏であり、質実剛健そのものの演奏とも言える。それ故に、同曲の厳粛かつ壮麗さが見事なまでに描出されており、その仰ぎ見るような威容は、聴き手の居住まいを正さずにはいられないほどである。かかる格調が高く、なおかつ堅固な造型の中にもスケールの雄渾さを兼ね備えた比類のない演奏は、巨匠クレンペラーだけに可能な圧巻の至芸と言えるところであり、その音楽は、神々しささえ感じさせるほどの崇高さを湛えているとさえ言える。木管楽器を時として強調させているのもクレンペラーならではの表現と言えるが、それが演奏全体に独特の味わい深さを付加させている点も忘れてはならない。独唱陣もフィッシャー=ディースカウ&シュヴァルツコップという超豪華な布陣であり、その歌唱の素晴らしさは言うまでもないところだ。フィッシャー=ディースカウは、クレンペラーに嫌われ、数々の悪質ないじめを受けていたことで有名ではあるが、本演奏ではそのようなことを微塵も感じさせないほどの文句の付けようのない名唱を披露していると言える。クレンペラーの確かな統率の下、フィルハーモニア管弦楽団や同合唱団も最高のパフォーマンスを示しており、本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質は、これだけの名演だけに、これまで本盤のようなARTによるリマスタリングなどが繰り返し行われてきたことや、数年前にはHQCD化もなされたこともあって、比較的満足できる音質であったと言える。しかしながら、先般、ついに待望のSACD化が行われたことによって大変驚いた。本リマスタリング盤やHQCD盤などとは次元が異なる見違えるような鮮明な音質に生まれ変わった言える。オーケストラと合唱の見事に分離して聴こえることや、フィッシャー=ディースカウやシュヴァルツコップの息遣いが鮮明に再現されるのは殆ど驚異的であり、1961年のスタジオ録音であるとはにわかに信じがたいほどだ。あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、フィッシャー=ディースカウ&シュヴァルツコップ、そしてクレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団及び同合唱団による至高の超名演であり、多少高額でも、SACD盤の購入を是非ともおすすめしておきたいと考える。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年02月05日

    ドイツ・レクイエムはブラームスの作曲した声楽作品の最高峰であるだけでなく、ブラームスの最高傑作と評価する識者もいるほどの偉大な作品である。それだけに、これまで様々な指揮者によって数多くの演奏・録音が行われてきているが、本盤におさめられたクレンペラーによる演奏は、録音から既に50年が経過しているにもかかわらず、現在でもなおトップの座を争う至高の超名演と高く評価したい。本演奏において、クレンペラーは悠揚迫らぬゆったりとしたテンポを基調にして、曲想を精緻に真摯に、そして重厚に描き出している。奇を衒うことは薬にしたくもなく、飾り気などまるでない演奏であり、質実剛健そのものの演奏とも言える。それ故に、同曲の厳粛かつ壮麗さが見事なまでに描出されており、その仰ぎ見るような威容は、聴き手の居住まいを正さずにはいられないほどである。かかる格調が高く、なおかつ堅固な造型の中にもスケールの雄渾さを兼ね備えた比類のない演奏は、巨匠クレンペラーだけに可能な圧巻の至芸と言えるところであり、その音楽は、神々しささえ感じさせるほどの崇高さを湛えているとさえ言える。木管楽器を時として強調させているのもクレンペラーならではの表現と言えるが、それが演奏全体に独特の味わい深さを付加させている点も忘れてはならない。独唱陣もフィッシャー=ディースカウ&シュヴァルツコップという超豪華な布陣であり、その歌唱の素晴らしさは言うまでもないところだ。フィッシャー=ディースカウは、クレンペラーに嫌われ、数々の悪質ないじめを受けていたことで有名ではあるが、本演奏ではそのようなことを微塵も感じさせないほどの文句の付けようのない名唱を披露していると言える。クレンペラーの確かな統率の下、フィルハーモニア管弦楽団や同合唱団も最高のパフォーマンスを示しており、本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質は、これだけの名演だけに、これまでリマスタリングが繰り返し行われてきたことや、数年前にはHQCD化もなされたこともあって、比較的満足できる音質であったと言える。しかしながら、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって大変驚いた。従来CD盤やHQCD盤などとは次元が異なる見違えるような鮮明な音質に生まれ変わった言える。オーケストラと合唱の見事に分離して聴こえることや、フィッシャー=ディースカウやシュヴァルツコップの息遣いが鮮明に再現されるのは殆ど驚異的であり、これが1961年のスタジオ録音であるとはにわかに信じがたいほどだ。あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、フィッシャー=ディースカウ&シュヴァルツコップ、そしてクレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団及び同合唱団による至高の超名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

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  • ★★★★★ 

    雅虫  |  福岡県  |  不明  |  2011年12月21日

    いやはやなんと、鳥肌立てながら猛烈に感動しております。この盤に比べて今までのEMI通常盤は、何と貧弱なことか。SACD盤は、アナログ重量版のように滑らか且つ芯のある音で、重低音は実在感を持ちつつ深く深く沈み込む。一つ一つの音に芯があるので、演奏に立体感が感じられる。演奏自体も素晴らしい上に、ここまで高音質となると、クレンペラー盤の評価も劇的に向上するのではないか。アビーロードスタジオは、立派な仕事をしているようだ。

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  • ★★★★★ 

    ふじふじ  |  兵庫県  |  不明  |  2010年08月20日

    重厚、というと重い演奏のように聞こえるが、決してそうではない。厚いが重くはない。が、軽くて薄いというわけではない。しかし、やはり一言で言うと重厚なのだ。とにかく軽くはないが重くもないという演奏。これは合唱が上手いんだな、きっと。合唱指揮のシュミット氏はどんな経歴の人はか全く知らないが、この人がとても優秀なんだろうな、きっと。たぶん同曲のベストだと思います。

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  • ★★★★★ 

    鯖太郎  |  大阪府  |  不明  |  2010年03月08日

    LP時代から、名演として知られていたクレンペラーの『ドイツ・レクイエム』だが、今回のリマスタ盤は凄い。とにかく、SN比の改善が半端でない。アナログ臭さが完全に消え、まるで最新のデジタル録音でも聴いているかのよう。おかげで、以前分からなかった細部まで聞こえてくるようになった。 このSN比の劇的改善は、同じシリーズのクリュイタンスのフォーレ『レクイエム』や、トルトゥリエのBOXセットでも感じた。 一体、何があったんだEMI? この演奏に関しては、楽団員に指揮者の意図の透徹していることは尋常ではなく、どうやら合唱まで自由自在に、徹底的にコントロールされているらしい、のが分かる。全体的には透明感と静謐さが増す一方、第6曲目など、ヘンデルかロッシーニのオラトリオでも聴いているかのような躍動感が出ている。 LPで聴いた時は、重厚一辺倒って感じだったんだけど、また、このリマスタ盤で聴いても、名演は名演なんだけど、少し違和感を感じるのは、私だけだろうか?

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  • ★★★★★ 

    samuel  |  California  |  不明  |  2007年08月03日

    This is an awe-inspiring performance. Denn alles Fleisch es ist wie Gras sends chills down your spine and makes your hairs stand.

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  • ★★★☆☆ 

    パシュミナ王子  |  シャンバラ  |  不明  |  2007年02月25日

    録音はこもっている。これが立派な演奏だというのは吾輩の直感が教えてくれるが、何やら長々と恨みごとを聞かされているようで少々煩わしい。

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  • ★★★★☆ 

    KURO  |  福岡  |  不明  |  2003年03月02日

    こんな凄い演奏があったのか!とにかくクレンペラーの求心力が猛烈。ドイツ正統派の演奏である。歌唱陣もベストである。もはやこれを越える演奏は無理か?

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  • ★★★★★ 

    stokowski  |  琉球列島  |  不明  |  2002年07月21日

    この透徹した演奏はまさに神の視座からでなしには考えられない。合唱もソロもオケもよいが、指揮者が別格!この演奏に匹敵するのはケーゲル(!)のみであろう。

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