ショスタコーヴィチ(1906-1975)

SHM-CD 【中古:盤質AB】 交響曲第10番、他 ネルソンス&ボストン交響楽団

【中古:盤質AB】 交響曲第10番、他 ネルソンス&ボストン交響楽団

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    Ichirokagawa  |  香川県  |  不明  |  2021年09月18日

    ボストン響とのショスタコーヴィチ・シリーズ。交響曲第10番に先立って収録されているのは、歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』からの「パッサカリア」で、強烈な構成感と圧倒的な音響で聴き手を掴んで放さない。 ネルソンスはバーミンガム市響とも交響曲第7番の録音があり、ショスタコーヴィッチは得意とするところだろうが、ボストン響という名オケを得たことで一気に花開いた感がある。交響曲第10番も圧倒的な演奏で、終演後の拍手が成功の証である。

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    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2017年11月30日

    ネルソンスの録音はゲヴァントハウスも加わり結構増えてきたが、今のところベスト演奏はこのショスタコーヴィチ第10番だ。この曲作曲のころにはショスタコーヴィチも粛清の恐怖から解放されており、8番のようなギリギリに差し迫った曲想ではなく、練達の技法にものを言わせて深刻ながらもサービス精神もきかせた面白い曲に仕上がっている。そこがネルソンスに合っているようだ。実際8番はこれほどの出来ではなかったと思うが。それともうひとつ。小澤、レヴァイン時代に低迷してしまったボストン交響楽団が見違えるほどシェイプアップした演奏を聴かせてくれるのもネルソンスの功績といってよかろう。なお、内カバーに6番、7番の予告ジャケットが載っているのだがいつになったら出るのか。6番はボストン響ボックスに収められたため出すのをやめたってことじゃないだろうな。

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    不動明王  |  神奈川県  |  不明  |  2017年06月14日

    凄い指揮者が現れた❗名曲中の名曲ショスタコの10番が今までに聴いたこともない圧倒的な演奏で蘇った❗曲のどこを取っても強い説得力に溢れ、何と素晴らしい曲なんだろう❗と思わずため息が出てくる。この指揮者はまだ30台の若さと聞く。全く末恐ろしい指揮者だ。これからも全集に向けてショスタコをどんどん録音して欲しい❗

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2016年11月06日

    ご機嫌如何 左様ですか ではご機嫌よう といった木で鼻を括ったような音楽 9番がお気に召さなかった御上へのご機嫌取りか目眩しか知らないが 軽妙明朗な形態に潜む先鋭に気付かず9番を軽佻浮薄と非難した盆暗のお気に召すフォームで重厚豪快に鳴らして見せた交響曲が10番と言い習わされてきた だからかどうか知らないが10番の演奏というと重層した響の塊で 線や波としての音形の流れや交差が見えなかった 常に重苦しい響の霧に閉じ込められた印象ばかりが残った 9番は好きで繰り返し聴いてきたが10番とは疎遠になっただからこのネルソンス盤にもなかなか手が伸びなかった 聴いて霧が晴れた 10番も9番と同じ精神から生まれた作品であることを証明した演奏 人も音楽も見かけで誤魔化されてはいけない この反骨と風刺は紛れもなくショスタコーヴィチだ 日和った姿の欠片も見えない 悪徳と無知を破顔い飛ばして音楽は終わる ボストン市民と共に喝采した 衷心より一聴をお奨めする

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    ガメラ  |  群馬県  |  不明  |  2016年05月17日

    ネルソンスはマリス・ヤンソンスの弟子なんですね、ヤンソンスのショスタコーヴィチのファンとしてはネルソンスのショスタコーヴィチも大いに期待してしまいます。久しぶりの第10番でしたが、とても良かったです。特に第2楽章でのボストン交響楽団 の小太鼓、素晴らしいです。鬼気迫るものがある。第1・第3・第4楽章の何とも言えない不気味さもたまりません。

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2015年08月20日

    ベルリン・フィルからの首席指揮者就任要請を蹴ったと噂されるネルソンス。事の真偽はともかく、「まあ、それも良かったんじゃないの・・・あまり早く頂点に登りつめると、その後の身の振り方も難しいし」と納得できるような、きわめて充実したボストン響との第1弾録音が登場。まずは『ムツェンスクのマクベス夫人』からの「パッサカリア」で強烈な先制パンチを見舞う! そのまま交響曲の第1楽章に入ってゆくが、これは実にいいアイデアだ。第10番の第1楽章は素晴らしい緩徐=冒頭楽章だが、出だしのインパクトという点では第5番や第8番の冒頭ほどではないからだ。第10番は今世紀に入ってからだけでも、数種類の有力録音が出ている超激戦区だが、とりあえずアメリカのオケで比較すると、パーヴォ・ヤルヴィ/シンシナティ響がスリムで鋭角的な演奏なのに比べ、ボストン響はもっと響きがグラマラスで厚みがある。しかし決して脂肪太りではなく、第2楽章など物理的な速さ以上にスリリングでカッコいい。この指揮者の美質は音楽からドラマをつかみだす劇的な嗅覚があるところ、にもかかわらず断じて粗い仕上げにはならず、音楽作りがとても丁寧なところだ。第1楽章の息の長い持続力は見事だし、最終楽章も安易には突っ走らない。半ば大向こう受け狙い、半ばパロディという複雑な味わいをうまく出している。終盤のDSCH音型連打のくだりでは、ショスタコ先生のドヤ顔が目に浮かぶよう。最後には盛大な拍手が入っている。

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