【中古:盤質AB】 『ニーベルングの指環』ハイライト ベーム&バイロイト(1966、67 ステレオ)(2CD)
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ushio | 東京都 | 不明 | 2011年01月22日
「かつてはショルティ盤カラヤン盤とともにベスト盤争いの上位を競ったベーム盤だが、その歴史的意義はすでに過去のものになったように思う。」などという意見には賛成しかねる。というのも、ベーム盤はあまりに異色で比較不可能だからだ。音質もマスタリング盤(私が聴いたのはバイロイトBOX)は大変よく、バレンボイム、ティーレマン盤よりも上だ。近接マイクがよいのだろう。デジタルは空気感がある代わりに、音像がボケてしまう。ライブでは特にそうだ。さて、ベームのリング。ものすごいカロリーである。ワーグナー風のねっとりとした旋律はここにはない。どのフレーズも燃えに燃え、切迫感が抜群だ。ワルキューレ1幕を聴くがよい。冒頭のものすごい嵐!メータやバレンボイムがいかに生温いことか。剛直、灼熱のワーグナーがここにある。終結部のテンポもさすがは劇場指揮者ベームだ。バレンボイムとはレベルが違う。日本のワグネリアンは、「ワーグナーはこう」という固定観念に縛られて、ワーグナーの愉しみを失っている人が多い。「よいものはよく、わるいものはわるい」のである。妙なイデオロギーなど百害あって一利なし。当盤は、ショルティ盤、スワロフスキー盤と並び、最高の指環といえよう。カラヤンは僕に言わせれば映画音楽だ。9人の方が、このレビューに「共感」しています。
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名古屋の鉄 | 愛知県 | 不明 | 2023年03月24日
私がクラシックを聞き始めた40年前、亡くなる少し前のベームに巡りあい、ベームの印象は余り芳しくはありませんでした。しかし、このリングに出会い、ベームの素晴らしさに圧倒。また。このハイライトは初心者にも取っつきの良い選曲で、リングにのめり込むキッかけとなりました。当然、後日、ベームのリング全曲盤を購入。現在はベームの全曲版を聴いておりす。これからリングを聴こうという方には絶好の一枚だと思います。熱量の点ではこの演奏が一番では?0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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