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ベートーヴェン(1770-1827)

CD 【中古:盤質AB】 ベートーヴェン交響曲第3番『英雄』、マーラー交響曲第10番アダージョ テンシュテット&ウィーン・フィル(1982 ステレオ)(2CD)

【中古:盤質AB】 ベートーヴェン交響曲第3番『英雄』、マーラー交響曲第10番アダージョ テンシュテット&ウィーン・フィル(1982 ステレオ)(2CD)

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    ふなし  |  東京都  |  不明  |  2020年09月03日

    多くの皆さんの意見と異なっていますが、多くのテンシュテットの演奏を聴いていて、この「英雄」の演奏は、忘れてはならない、貴重なものだと思います。確かに第1楽章の始まり部分の、ぎこちなさは不安感を充分煽るものですが、曲が進むにつれて、緊迫の度合いを強めていき、他の指揮者では、堀出せなかった、ウィーンフィルの底力に近いものを我々に提示してくれていると、私は感じます。最近、ウィーンフィルを指揮する指揮者の中には、オーケストラの能力に寄り掛かり、ほとんど能力を感じない人もいるのが残念でなりません。そもそも、代理で呼ばれた、テンシュテットがウィーンフィルに二度と呼んでもらえなかったことは、仕方がないことかもしれません。しかし、ここで聴かれる英雄の演奏は、お互いの真剣勝負の結果であり、オーケストラ演奏でなければ、経験でない種類の、高い次元の貴重な記録だと思います。この演奏を聴いた後では、他の演奏が生温く感じるのは、私だけでしょうか?

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★☆ 

    ディスク派  |  東京都  |  不明  |  2011年06月25日

    テンシュテットがWPを振るということで、年末のFM放送を楽しみにしていた演奏会だったが、聴き終えて首をかしげた記憶がある。これほど伝わってくるものが希薄な『英雄』はあまり経験したことがない。その印象は30年近く経た今も変わらない。WPはどんな指揮者と共演してもWPとしての水準を下回る演奏をしないことが伝統となっているオケだが、この『英雄』はまさに水準ぎりぎりの演奏である。ライブで真価を発揮するテンシュテットの録音の中では稀にみる凡演であり、彼の『英雄』を堪能したいのであれば、NDR盤かLP盤を聴く方がよい。マーラーは一転してテンシュテットの気概が感じられ、WPもそれに引きづられるかのように応えているところが面白い。こちらは『英雄』とは逆にスリリングな名演である。この演奏を聴くたびに、オケと指揮者の関係の難しさを痛感する。特にWPは指揮者にとって一筋縄ではいかない(つまり簡単に言うことを聞かない)オケであることはよく知られている。ましてピンチヒッターで急遽WPの指揮台に立ったテンシュテットがいかに苦労したかは想像に難くない。テンシュテットはWPに対して相当腹を立てたという後日談が伝わっているが、この両者は互いに信頼関係を築くことなく、二度と共演することはなかった。その意味では、貴重な「記録」であるのかもしれない。蛇足ながら、ザルツブルク音楽祭のレヴァイン=WPによるマーラーの7番の名演は是非ともCD化していただきたい。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年05月12日

    このアルバムは、何と言ってもマーラーのアダージョが圧倒的。これだけで「英雄」の世界を超えている。苦しみにのたうちまわりながら、しかし不思議なまでに妖しく美しいこの曲の魅力と「凄み」を余すところなく表現した、まさに絶世の名演。ウィーンフィルもまさにウィーンフィルらしさをフルに発揮しつつ、独自の魅力たっぷり。これはすごい。時間からいえば遅い類だが、そんな印象もまるでない。究極のアダージョ。一方、「英雄」はそれほどの特徴はない。ライヴのテンシュテットによくある暴走(肥大化)をウィーンフィルがしれっと受け流しているかのよう。おかげで、指揮者とオケの「らしさ」が感じられない出来栄え。それはそれで記録としては面白いのかもね。録音は超優秀。何の不満もない、よい音。正規発売、はなはだめでたし。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    G.v.Eisenstein  |  BRAZIL  |  不明  |  2011年01月30日

    マーラーはスタジオ盤も名演だと思いますが、このライブはそれとは別方向のこれまた名演と言えると思います。スタジオ盤は全体的にモノクロームな画面にユラユラと灯が揺れている印象なのに対し、このライブは丁度クリムトの絵のような夢とも現実ともつかない色彩感が溢れているように聴きました。 ベートーベンは賛否あるようですが、80年代にあってこれだけ“見てくれにこだわらない演奏”をした…という意味ではテンシュテットが如何に特異な存在であったかを改めて痛感します。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    murr  |  東京都  |  不明  |  2010年11月22日

    エロイカは店頭で視聴して感激。モノラル時代の大指揮者の演奏のような、よくぞこの時期のウィーンフィルからこんな演奏を引き出したものだとびっくりする。 マーラーは、EMIの全集方法が好きかな・・・(ただ、再生装置を別のを使って聞けば感想が変りそう)

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年10月25日

    テンシュテットは、ベルリン・フィルとの相性は抜群であったが、他方、ウィーン・フィルとの関係は最悪だったと言われる。同じマーラー指揮者であるバーンスタインが、ウィーン・フィルとの相性が良く、ベルリン・フィルとは良くなかったというのと対照的である。バーンスタインは、ベルリン・フィルとマーラーの第9の一期一会の熱演(名演と言うには躊躇している)を遺したが、同じように、テンシュテットが、マーラーの第10の一期一会の熱演(こちらは超名演)を遺したというのは大変興味深い。本盤を聴いて思うのは、やはりテンシュテットは生粋のマーラー指揮者だということ。ウィーン・フィルも、おそらくはその点はテンシュテットに一目置いていて、マーラーの第10では、テンシュテットに必死についていっているのがよくわかる。アダージョだけで29分というのは、かのシノーポリの怪演と同様のテンポの遅さであるが、演奏の性格は正反対。テンシュテットの内なるパッションの爆発は凄まじく、ウィーン・フィルの鉄壁のアンサンブルにも乱れが生じているほどの劇的な爆演だ。これは、指揮者とオーケストラの極度の緊張感が生み出した奇跡的な超名演であり、おそらくは、マーラーの第10の中でも最高レベルの超名演と高く評価したい。これに対して、ベートーヴェンのエロイカ。これは、ウィーン・フィルのテンシュテットへの不満がありあり。マーラーでは譲歩しても、ベートーヴェンは俺たちの音楽。お前の言いなりにはならないよとばかり、テンシュテットの熱い指揮に対して、ウィーン・フィルの冷めた演奏が際立つ。第2楽章など、ベートーヴェンと言うよりはマーラーの葬送行進曲のようであるが、ウィーン・フィルの嫌々ながらの演奏が、余計にそうした演奏の性格を際立たせている。これは、マーラーの第10とは異なり、一期一会の出会いがマイナスの方に出た演奏と言えるだろう。もちろん、一期一会の記録としての価値は高いとは思うが。録音はいずれも超優秀だ。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★☆ 

    ushio  |  東京都  |  不明  |  2010年09月21日

    「エロイカ」はかつて海賊版で出回っていた音源。演奏は平凡の一言。インスピレーションなし。新鮮味なし。メッセージなし。マーラーはうって変わって超ど級の名演。このアダージョは素晴らしい。準推薦。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    ニトロプレス  |  愛知県  |  不明  |  2010年08月28日

    ホッとした。とにかく、CD聞いてホッとしたのは久しぶり。テンシュテットのは音質にやきもきする事がひたすら多かったから。空気感のある豊かで力強さいサウンドで自分が理想とする音質です。演奏も最高です!!アレコレいじって「キレイな音」にするのでなくて情報量を限界まで引き出す「豊かな音」。もちろんキレイに作るのが「良心的レコード作り」なのはわかるけど、そのやり方ではテンシュテットは生きない。いえ、むしろ「死んでしまう」!!キレイに聞かせるために潰れたりゴチャつく巨大なうねりを「弱める。薄める。細める。」そして解体されてキレイな音の集合体になって行く。楽器の音も死んで行く。キレイに聞かせるために「音が汚くなる」からなのか低音域をカットするとドスも抉りも効かなくなる。だけでなくスケール感や節回しの粘りの後退を招き「しっとり感」「重み」ここぞと言う場面での「底力」を喪失してしまう。海賊盤の正規盤化で何度となく経験。また、EMI時代や今のそうしたCDを聞いた方々が「情熱的なものはまるで感じない」「普通の演奏」「軽い」と感想を漏らされて…。私が見た中で最たるものは「こんなやる気のない指揮者がどうしてマーラー協会のメダルを貰えたの?」です。誤解招く作り方はもうかんべん…(涙)

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  2010年08月19日

    店頭で「エロイカ」を試聴して感動して即購入。何という素晴らしい「エロイカ」!期待を遥かに上回る恐ろしいほどの名演。フルトヴェングラーよりも上かも。是非、ご一聴を!

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    マラ3マニア  |  東京都  |  不明  |  2010年08月14日

    マーラーが凄すぎる。 1978年のスタジオ録音盤よりもかなりテンポが遅く、 聴く者に要求するものはかなり大きい。 こんな演奏を聴いてしまうと、クック全曲版は完全な蛇足に思える。 アダージョだけで完全に完成された楽曲なのだ。 テンシュテットのマーラーにはいつも驚かされるが、これも本当に驚いた。 「英雄」は手堅い演奏。録音はかなり良い。楽器の分離が非常によく ヴァイオリンの旋律線に乗っかっている木管楽器まで完全に聴き分ける事ができる。 客席聴くいわゆる「生の音」とは違うが、指揮者からはこういう風に聴こえているのでは? と想像を膨らませることのできる優秀録音でおる。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    蝉の抜殻  |  神奈川県  |  不明  |  2010年08月11日

    テンシュテットの表層は確かに凄い。でも最初の数小節を聴けばわかるが、本来テンシュテットは楽曲の設計を完璧に仕上げてくる人だ。最初の和音で終止が予測できる。構成の見通しが極めて良好。これが彼の演奏の元々の形のはずなのだが、演奏が発熱してくると、それが崩れてくる。衝動が押えきれなくなるのだろう。音の上に音を重ねる彼の手法が作品を内側から変形させていく。完璧だったはずの原型が崩れていき、崩壊寸前で構造上にバランスを取ろうとする。テンシュテットの音楽が並外れてスリリングに聴こえるのはそのためだ。この演奏も冒頭は完璧な構造美。しかしそれが崩れていく。ここでVPOは頑固なまでに自分達の音出しに拘る。テンシュテットが指示が出るのだろう。VPOの音が揺らぐ。ますますVPOが自分達の音を死守しようとする。しかし揺らぐ。オケの内部で奏者ごとの葛藤が起こっていることが明確に聴き取れる。うねる。聴いたことの無いような響きに飲み込まれていくオケ。そして「英雄」は終わる。凛とした「英雄」が変容する凄さ。次にマーラー。冒頭で、再度自分達の方法を強烈に主張するVPO。しかしその存在証明でもあるはずの彼らの音が、次々にうねりの中に投げ込まれていく。それでも美音を死守しようとしているのがわかる。VPOでなければ、これは濁りになっていたかも知れない。次々にテンシュテットの指示が通っていく。それでも「音出し」だけは死守するVPO。聴いたことが無いような美音と混沌のうねり。この10番アダージョの解釈は、全体の中の1部と位置づける人と、このアダージョ単品で解決する人とに大きく分けられるが、この演奏は後者。そのため終止に向かって、崩れかけた構造と音の上に音が重なる進行とVPOの美音がカオス状態で落ちていく。その凄さ。私がテンシュテットに常に感じるのは「構造上に崩れゆく過程の地獄的様相」であり、表層の激しい、大人しいは全く関係ない。両者は2度と競演しなかったそうだが、互いの魅力を認めつつも、そのやり方に納得できない者同士が実力の高い部分で実現させた、本当の意味での「一期一会」の演奏に間違いないと思う。元々音の良い音源で有名だったのですけど、それを加味してもアルトゥスの仕事は見事です。

    11人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    hn  |  東京都  |  不明  |  2010年07月28日

    マーラーは学生の時フィッシャーマンさん同様エアチェックして何度も聞いた演奏です。バーンスタインの9番以上の待望の商品化です。本当に嬉しいです。この組み合わせのマーラーはもっと無いのでしょうか?

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    フィッシャーマン  |  徳島県  |  不明  |  2010年07月27日

    このエロイカは、FMクラシックアワー ザルツブルク音楽祭特集で放送されたものをエアチェック(死語?)し、後生大事に聞いていました。金子氏が、「この指揮者(テンシュテット)は、急病のバーンスタインの代役で急遽出てきたが、演奏がクナの時代のように正攻法で、正直驚いた」と評論していたのが印象的。カラヤンのエロイカ(ベルリンフィル創立100周年)と前後して放送され、好対照の演奏。待望のCD化におおいに期待!

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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