交響曲全集 ミヒャエル・ザンデルリング&ドレスデン・フィル(5CD)
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つちぐり | 神奈川県 | 不明 | 2019年07月27日
オーケストラの音色が以前のシュターツカペレ・ドレスデンのようで心地よい。演奏そのものは指揮者の意向とおもわれるが細工がかったところもあるもののあっさりとした感じ。好き嫌いが分かれそうだが、私は気に入りました。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ROYCE | 神奈川県 | 不明 | 2019年02月02日
一聴して、このオケのいぶし銀の魅力というか、脂っこくない清涼感のある響きに魅了された。ドレスデン・フィルのベートーヴェン交響曲全集といえばヘルベルト・ケーゲル盤が思い出されるが、あの録音が好きな人なら、ミヒャエル・ザンデルリンク盤にも満足するだろう。HMVの商品説明には快速テンポとかノン・ヴィブラートの言葉が出ているけれど、ピリオド派のせっかちな演奏とは一線を画す落ち着きのある(しかし、もたれない)中庸のテンポ設定が好ましい。第九の終楽章の冒頭などを聞くと、しっかりコントロールが行き届いて、勢いで流されることがないクレバーさに感心する。全般にさらっとしたタッチなので淡泊な印象も受けるが、シャープな反応性とドイツの老舗オケらしい腰の強さがいい塩梅に調和していて安心して聞いていられる。セッション録音なので音質は大変良好。対抗配置によりオケの内声部がよく聞こえてくる。この全集録音はドイツ風のベートーヴェン演奏を求める向きには第一にお勧め出来る。あまり期待しないで買ったが、掘り出し物的な良品だった。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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