『タンホイザー』全曲 ゲオルグ・ショルティ&ウィーン・フィル、ルネ・コロ、ヘルガ・デルネシュ、他(1970 ステレオ)(3CD+ブルーレイ・オーディオ)
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ゆっきー | 千葉県 | 不明 | 2021年03月21日
最初に購入したワーグナーのCDであった。どのくらい前になるのだろう。30年以上前だ。タンホイザーの代表盤ともいえるだろう。今回Blu-rayオーディオ、マルチチャンネル収録ということで飛びついた。ただ、当盤のマルチはいまいちかな、巡礼者が戻ってきて音が左スピーカーから入ってきて右に流れるところなど、音が欠落している。ちょっと残念であったがマルチ用に収録したものではなかろうから不満はない。不完全なものであっても、金字塔を打ち立てたこのコンビのワーグナーの一記録として大切に持っていたい。マルチを収録してくれたことに感謝する。ルネ・コロの声は美しい。多くの音楽ファンのために、このBlu-rayオーディオが廃盤にならないことを願うばかりである。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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古き良き時代 | 大阪府 | 不明 | 2020年02月07日
ショルティらしい強直で逞しいワーグナーです。歌手よりもショルティを聴くCDで、聴いていて爽快でした。 録音もDECCAらしい各パートの分離が明確、秀逸でしたし、迫力の十分です。あきらかに50年代後半からこの頃にかけてのDECCA録音はDGを上回っていました。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2013年07月27日
ショルティさんとコロ様の『タンホイザー』、言わずと知れた名盤ですが、今回、ようやく全曲通してちゃんと聞いてみました。まずはコロのタイトルロール。まだ大変に若い声で、しかも精一杯の力演で、あるいは「絶唱」ともいえましょう。ただ、やはりその美声の開放にウエイトが傾いていて、いささか表現は単調かもしれません。「ローマ語り」も熱唱だけど力みすぎですね。他の歌手ではゾーティンが貫録のあるいい歌。ヴォルフラムのブラウンはなんだか爺むさい感じで、コロ(=タンホイザー)の友にして恋敵には聴こえないなあ。女声二人は特に何とも。コーラスは力強くも美しい立派なもの。ショルティの指揮は、いかにもこの頃のショルティだなあと思わせるスタイル。きっちりとした拍節、強弱のやけに明白なコントラスト、克明な音型の執拗な再現、そんな進行が特徴です。これも実演では結構安心できるスタイルかもしれませんが、若干ニュアンス不足、味わい不足の感はいたします。せっかくのウィーンフィルの表現力が生かされていないのは惜しいですね。録音は当時のデッカの特徴で、ステージでの動きを音像で再現しようとしたもので、第一幕後半での巡礼の合唱は右から左へかなり露骨に動いていきます。今となってはCDで音だけ聴く分にはこういう「演出」は煩わしい気がします。若干迫力が失せることともなっていますしね。また、中〜高音域が強めのバランスで低域が薄く、やや硬めで、ちょっと聴きづらい感もあります。音質自体は鮮明で優秀です。総じて、魅力的な要素もありますが、全体の感銘度は薄いという結果となりました。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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タンノイ愛好家 | 京都 | 不明 | 2007年11月23日
昔、LPで聴いた時は、すばらしいと思えた。あの頃は、いろんな曲をわくわくしながら聴いていた。多くのオペラを聴き、いろんな演奏を聴いてからCDで聴きなおしてみると、昔の感動は帰ってこず、拍子抜けしてしまった。最近、カラヤンは改めて聴いて再認識することがあるけど、ショルティにはがっかり。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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唯聴家 | 東京都,世田谷区 | 不明 | 2007年01月04日
指環録音時と比較するとショルティの指揮の円熟度が増してきたように聞こえるものの,やはり強引さと単調さが気になる。コロのタンホイザーは若々しく立派。ゾーティンも貫禄があり素晴らしい。それだけに結局はショルティの指揮に問題は帰結するように思う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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伊東洋輔 | 神奈川 | 不明 | 2006年05月19日
歌手陣が充実していて、オケはウィーンフィル・・とくればどう転んだって名演になる筈・・なのにショルティの一本調子のタクトがブチ壊し、不満の募る結果になってしまった・・。残念。尤もこの演奏に限らず「タンホイザー」ってコレという決定盤が私見では全く見当たらない。なお個人的には華やかでエロティシズム溢れるパリ版の方が好きである。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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プーやん | 福岡市 | 不明 | 2006年01月15日
「まとまりの良さ」を印象付ける内容。個人的にはゾーティンを評価したい。ショルティの指揮、VPOと合唱団はやや安全運転の感はある。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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フランキスト | アメリカ | 不明 | 2005年06月19日
この頃のルネ・コロの声は羽毛のように軽やかで美しかった。ここでは、その声自体がオーラに包まれているようだ。「ローマ語り」では貫禄さえ漂う。ブラウンは美声だが印象は薄い。ルードヴィヒのクリーミーな声のヴェヌス、ゾーティンの気品のあるヘルマンは良い。ショルティは、雄大さを全面に出した指輪とは打って変わり、スピード感の溢れる指揮ぶりでVPOを思いのままに操っており、圧倒的だ。録音も立体的。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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