【中古:盤質A】 マタイ受難曲 シャイー&ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会合唱団(2CD)
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STRAD | 千葉県 | 不明 | 2010年10月31日
ピリオド楽器によるバッハ演奏が一般的な現在、現代の楽器でしかもフルオーケストラによるバッハ演奏の難しさを改めて感じます。シャイーは、全体的に早いテンポ、軽快なリズム、短いアーティキュレーションなど古楽器的な演奏法を採り入れているが、何となく中途半端になってしまい、必ずしも成功しているとは言えないと思う。その意味でも、第1曲はどう考えても早すぎる。通奏低音による人間の心臓の鼓動のようなリズムは、はっきり3拍子とわかる軽快なテンポでは、これから始まる人間ドラマの開始には軽くなりすぎてしまうように感じます。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カサハラツバサ | 福岡県 | 不明 | 2010年04月26日
とても現代的な良い演奏です。全体のレビューは他の方に任せて、私は第1曲のレビューをしようと思います。テンポは速いです(驚きの5分台)。きびきびと軽やかに管弦楽が進み、始まる合唱は明るく持ち上がり、ガーディナーを思わせます。斬りつけるような鋭い歌いまわしはヘレヴェッヘ2ndを思わせます。マタイ受難曲というとどうしても暗い演奏が多いのですが、神聖で清々しい印象は鈴木雅明を思わせます。なんだか名盤の良い所を上手い具合に組み合わせたようなおいしい演奏です。シャイーはマタイ受難曲が好きな曲という事で、解釈にもこだわりを感じます。5つ星にした理由ですが、私はマタイ受難曲第1曲が音楽で一番好きなのですが、これだという演奏に出会えず10年以上探し回りました(その数80以上…)。失望の年月の中、ついに出会えた(私にとって)完璧な演奏がこれでした。うれしくてたまりません(できることならSACDにしてほしかった…)4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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メヌ | 神奈川県 | 不明 | 2010年03月02日
1曲目から音楽は速いテンポであれよあれよと進んで、びっくりしている間にイエスが捕まってしまいました。リヒター、クレンペラー、ヨッフムなどの深刻なマタイは今はもう最後まで聴く体力がないので、快速で綺麗なこの演奏は気に入りました。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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masashing | 大阪府 | 不明 | 2010年02月27日
待望の8組目のマタイであったのだが、まず、肝心の第1曲「来たれ娘たよ...」は、疾風のごとく歌い出して、あっという間に終わる。これで果たして「イエスよ、私たちを憐れんででください」といえるのか。ガーディナー盤を初めて聴いた時も「速いな」と思ったが、このシャイー盤と比べると「法定速度」範囲内に思える。リヒターやクレンペラー盤ほど遅くしろとは思わないが、出鼻をくじかれた感がある。(2枚組160分でちょうど収まるようにした、とは思いたくないが。)しかし、それ以外は満足のいく内容である。コンサート形式で行われたため、小編成で、ユダ、ペトロ、ピラトをひとりで賄うなど、「物量の」クレンペラー盤などとは対照的なコンパクト版で、それがむしろすっきりとした爽やかさにつながっているのは、マクリーシュ盤と似た趣きがある。録音もすばらしく、歌手陣もうまいが、男性歌手陣の声が似ていて区別がつけにくい点が残念(私の耳が悪いのか)。鈴木雅明盤やショルティ盤など、歌詞を見なくても区別はつくのだが。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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オオスニタロウ | 長崎県 | 不明 | 2010年02月23日
正直この曲は初めて全曲を聴きました。バッハの宗教曲というとなにか”重たい”という印象があって今まで全曲通して聴くのを避けてきました。しかし、このシャイー盤を聴いていると本当に心が洗われる気がします。宗教とか、バッハ解釈云々とかの枠を超えて、バッハの音作りの純粋さを堪能できる演奏だと思います(マタイ伝を勉強しておけばもっと深く聴き込めるのでしょうけれど)。また、シャイー自信の”この曲が大好きだ”という思いが 込められているのも伝わってきます。オケ、合唱、声楽、そしてホールトーンの捉え方も素晴らしい。”バッハの長い宗教曲はちょっと・・・”という 方にも、これからバッハを初めて聴かれる方にも是非お薦めしたい演奏です。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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nyangetsu | 埼玉県 | 不明 | 2010年02月06日
独唱も合唱もオーケストラも、力みが抜けていて、温かみがあり、親しみの沸く演奏に仕上がっている。そのため、この演奏を聴いていると、キリストの受難が、遠い昔の出来事でなく、現代の私たちの日常に直接繋がっている出来事なのだと感じさせられる。 しかし、やはり、SACDで聴きたかった。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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kaz | 兵庫県 | 不明 | 2010年01月30日
バッハゆかりの地ライプチヒでの新たな名演の誕生を喜びたいと思います。CD枚数が2枚と表示されていて間違いかと思っていましたが、実際に1枚目が80分31秒、2枚目が79分39秒でぴったり2枚に収まっています。そこからも分かるように、これまでの多くの演奏に比べて全体的に早めのテンポ設定がなされていますが、その流れの中で聖トーマス教会合唱団とテルツ少年合唱団の見事な合唱やゲヴァントハウス管弦楽団の柔らかくも重心のある響きは、伝統的な味わいと清新な感覚を醸し出しています。福音史家を始めとするソリストも強烈な個性を発揮するというより全体の音楽にしっくりと溶け込んでいます。2009年4月2日と3日のゲヴァントハウスでのライブを元に編集された録音も自然なバランスと鮮明さを両立させたもので素晴らしいものです。9人の方が、このレビューに「共感」しています。
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