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マーラー(1860-1911)

CD 交響曲第5番 ダニエル・ハーディング&スウェーデン放送交響楽団

交響曲第5番 ダニエル・ハーディング&スウェーデン放送交響楽団

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    Ichirokagawa  |  香川県  |  不明  |  2022年01月17日

    クラシックに限らず、いちばん最初に聴いた演奏が最も印象に残ることが多い。クラシックの作品の場合、その演奏が基準となり、後から聴く演奏はついつい比較して聴いていることに気付く。私のマーラーの5番の基準はカラヤンである。ハーディングの指揮するマーラーは、10番、9番があった。この5番も今まで聴いてきた演奏の延長上にあると思う。印象として、表面はクールだが、内側に熱いものを隠し持つ 。スウェーデン放送響のオケとしての響きは幾分ひんやりしたものを感じるが、全奏時のパワーはキレがある。ハーディングの指揮は、いつもながら抑制が聴いているが、要所でキメるタイプ。マーラーの5番の優れたディスクの一枚。

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  • ★★★★★ 

    ももか様  |  北海道  |  不明  |  2019年06月25日

    素晴らしい演奏、録音も極上。オケも大健闘で全く不満ありません。ハーディングのマーラーはどの曲も強い個性はないけれども通り一遍の演奏とは一線を画す深さが感じられます。それでいてとても気持ちよく聴けます。 この演奏では特にアダージェットにおける、音がたゆたうような創り方が素晴らしいと思います。

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  • ★★★★☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2018年12月25日

    フルトヴェングラー指揮の「バイロイトの第9」(EMI盤)みたいな共通デザインのジャケットによる、このコンビのマーラー録音二作目。もちろん最初の第9番も買ったけど、慎重すぎる、音楽に対するもう少し果敢な踏み込みが欲しいと思った。第5番は二年前のパリ管との(このコンビによる)初来日公演でも見事な快演を披露したし2011年、例の震災当日に新日フィルを振った曲でもあるので、はるかに振り慣れているはず。それでも、今回も第2楽章まではやはり慎重に過ぎる(第2楽章冒頭に「嵐のように激動して」と書いた作曲者の求めるテンポはこんなものではないはず)。アダージェットも私の好みからすれば淡白に過ぎる。文句なしに良いのは、まず第3楽章。前楽章までの重苦しさから抜け出して、ポリフォニックな声部の見通しの良い晴朗な風景が広がる。全体としてはこの楽章も遅めのテンポだが、最後は譜面の指示通り、思いっきり加速するので、ピツィカートで奏される遅いレントラーとの対比も申し分ない。第5楽章も素晴らしい。この曲を交響曲第5番嬰ハ短調と言うのは建前に過ぎず、実際にはイ短調(第2楽章)→ニ長調(第3、第5楽章)の曲だと思うが、現在のハーディングはニ長調の楽章との相性がすこぶる良い。室内オケを振っているかのようにクリアで見通しの良い演奏で、コラール旋律回帰後の一気呵成な突進も鮮やかだ。

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  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年11月14日

    なんだか恐ろしい 彼岸から聞こえてくる悲痛な哭き声のようだ この尋常ならざる静謐と透明感には身の毛がよだつ 旋律が甘やかで甘いほど空恐ろしい ここに至ってマーラーは本性を現した 妥協 迎合 同化を重ねて這い上がってきて今がある 自己のアイデンティティーを偽装した人生へのぶつけどころのない怒りを抱えて どこへ向かって行くのだろうか マーラーの交響曲は自己矛盾に苛まれるパラノイアの音楽だから 生成発展の末に漸くたどり着いた終結点も偽装された地点なのだ ハーディングはスコアを克明に音化することでパンドラの函を開けてしまった それは行き着くべき結果だった なんと残酷で陰鬱なフィールドだろう ここでは皮肉にしかならない不気味な笑いがあるだけ 身体が冷えていくような底なしの不安が悲しい そうだ嬰ハ短調とはそういう世界だった ベートーヴェンの”月光ソナタ”もショパンの”幻想即興曲”もここの住人だ これが本当のロマンチックだ あなたも如何  

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  • ★★★★★ 

    Seiru  |  千葉県  |  不明  |  2018年10月30日

    ウーン本当に綺麗です。ドロドロとしてはいませんがその路線の名盤としては出来は随一でしょう。冷涼とした透明なクリスタル・サウンドにハーディングの指揮が温かみを加えている。セーゲルスタム盤でも感じましたがこの曲は北欧のゴツゴツ感のないサウンドのオケと相性が良いようです。 ハーディングは録音こそ慎重ですが現代最高のマーラー指揮者の一人でしょう。BPhと演奏した10番なんてWPhとの録音からの変化に驚きつつも中身は既存のすべての同曲録音を大きく凌駕するものでした(DCHで聴けます。是非!)し、前回の9番も心が震えるほど感動しました。 彼は(4→10→6→)9→5と映像も含め絶対音楽寄りの曲を得意としているようですが、全集化まで成し遂げるのでしょうか。個人的には3と8番が楽しみですし、10番を再録するならば是非BPhを超えるほど練り上げて作って欲しいです(あ、でもBPhのときはコンマス樫本大進も非常に力を入れた演奏で名演に寄与してたから難しいのかなあ……)。

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