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CD Rhapsodic Winds: M.armstrong / The Band Of The Irish Defence Forces

Rhapsodic Winds: M.armstrong / The Band Of The Irish Defence Forces

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    レインボー  |  不明  |  不明  |  2019年11月24日

    ルイ・アームストロング中佐指揮、アイルランド国防軍軍楽隊演奏によるCDで、アイルランドに関連する楽曲を集めたアルバムとなっています。 演奏するアイルランド国防軍軍楽隊は1923年に創設された歴史あるバンドで、この軍楽隊が日本に紹介されるのはこのアルバムが初めてではないでしょうか。 先にも書いた通り、アイルランドの作曲家やアイルランドの民謡などをアレンジした作品を収録しており、A.J.ポッターや、H.ハーティ、P.グレインジャー等著名な作曲家の名前が並ぶ。 しかし、1番の目玉はこの軍楽隊の初代指揮者である、フリッツ・ブラーゼ大佐の作品が収録されている事だろう。 ブラーゼ大佐は1875年にドイツのリューネブルクに生まれ音楽学校卒業後に軍楽隊に入隊、ミュンスターの歩兵軍楽隊を経て、当時ベルリンにあった、近衛グレナディア・アレクサンドル第1連隊軍楽隊の楽長に若くして着任したエリートでしたが、第1次世界大戦後の軍楽隊縮小によって、同軍楽隊が解散、時期を同じく新たに創設されたアイルランド陸軍第1軍楽隊の楽長になり、亡くなる1940年までアイルランドの吹奏楽の発展に寄与した人物です。 ここではラーチェット作の編曲である、『若人の嘆き』、自作の『アイルランド舞曲21番』行進曲『オドネル・アブ』『アイルランド陸軍行進曲』の4曲が収録されてます。 いずれもアイルランド移住後の作品で、民謡などを取り入れたアイルランド風の曲調ですが、アイルランド陸軍行進曲の第1、第2マーチ部分はブラーゼがドイツ出身である事を思わせる、ドイツ的なガッチリとした曲調の作品となっています。 アイルランド国防軍の演奏はいずれも手慣れた物で、行進曲からクラシカルまで引き出しが広く、バランスと統制のとれた演奏が素晴らしい。 2017年に、アイルランド放送第1スタジオで録音された物で、スタジオでの録音らしく残響の少ない録音である。

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