弦楽四重奏曲集 作品64 ロンドン・ハイドン四重奏団(2CD)
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年10月28日
待ってましたと声を掛けたくなった 真正ピリオド・クァルテットは貴重なのだ 楽器 絃 弓がピリオドである楽団あるいは奏者は実は稀なのだ 多くが折衷であり 有り体に言えば使えない 弾きこなせないものだから 絃の一部に時代を違えた弦を張り より力の加えやすい弓を用いたりして それらしく装っているものが多いのだ このLHQは本物である また有ったメンバー交代のためにOp.64は随分待たされた そして待った甲斐があった これまでに聴いた”雲雀”の記憶が嘘のように消し飛んだ いやいや ハ長調第一楽章冒頭の1st Vnの全音符でもう快感なのだ この中膨らみのロングトーンこそハイドンだ ついつい力が入ってしまった それにしてもハイドンを聴いていつも驚かされるのは”ハ長調”の神秘の力 その無限とも言える創造性の広さだ 例えばト長調第三楽章Adagioがハ短調の中間部を持つハ長調だが 随所に周辺の調性を垣間見せることによって 全体としてしめやかなそれでいて温かな情趣を漂わせる逸品となっている これを聴かなければ始まらない あなたも如何3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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