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ベートーヴェン(1770-1827)

CD 交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル(1960年代)(5CD)

交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル(1960年代)(5CD)

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  • ★★★★★ 

    gakusei  |  北海道  |  不明  |  2022年05月02日

    私は2000年くらいに発売された海外盤で聴いているが、覇気のある素晴らしい演奏であった。できれば国内盤は2020年のSACD用マスターと表紙を使って番号順に収録しHRカッティングのSHM-CDセットにしてほしい。

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  • ★★★★★ 

    マンボウ  |  兵庫県  |  不明  |  2021年02月23日

    言わずと知れた大ベストセラーディスク!LPレコード発売当時とても高価だった交響曲全集盤にも関わらず、空前絶後の枚数が販売されたと聞いている。(当時私はまだ生まれていない)この時代において録音も演奏も抜きん出たクオリティで、しかも一曲もハズレがない! これ以上のベートーヴェン交響曲全集は今までに出ておらず、また今後も出ることはないだろうと私は思う。

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  • ★★★★★ 

    のだめノビルメンテ  |  新潟県  |  不明  |  2020年05月16日

    オールドファンにはわかると思うが、カラヤンの名盤1960年代のベートーヴェンの交響曲全集!私はベートーヴェンの交響曲はこれしか聴けない。(カラヤンのベートーヴェンの)1970年代のものはかなり作為的なものを感じるし、1980年代のデジタル録音は耳に会わない。この60年代の演奏はフルトヴェングラー時代の名残の残る重厚なベルリンフィルを若いカラヤンが豪快に牽引する。この推進力はあまたあるベートーヴェンの交響曲の中でも類を見ない。最近の指揮者のベートーヴェンの交響曲はベーレンライターの改訂版の影響もあるのだろうが、やたらピリオド奏法(弦楽器のビブラート無し奏法や要らない装飾音など)が目立ち好きになれない。原点に帰ることも大切なのだろうが、それならシューマンなどのロマン派の曲をピリオド奏法で演奏する意味がわからない。また、多くの方がラトル・ベルリンフィルのベートーヴェンの交響曲(全集)をお聴きと思うが、カラヤンとは全く方向性が異なる。ラトルの奏法のみならず、余計なディナーミクやフレージングの小手先の小細工が目立ち、ベートーヴェン本来の強い生命力を感じ取ることができないのだ。もっともカラヤンも第5番(「運命」ではない!)の第1楽章の再現部のファゴットをホルンで吹かせるところや、弦・管を必要以上に多く使うなどの批判を浴びる要素が無いわけでもないが、ベートーヴェンの生命力を如実に表現している点でアドヴァンテージありと思うのは私だけだろうか。録音に関してはさすがドイツ・グラムフォン、悪いわけなし。

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2020年02月22日

    私がカラヤンの良さを知ったのは60年代の演奏を聞いてからです。ベルリンフィルが良い意味で古い時代の響きを引きずったカラヤン色に染まっていない状態で、カラヤン自身にも勢いがあった時代だと思う。その時代のベートーヴェンが2000円程度ですか・・・。いい時代になったものです。

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  • ★★★★★ 

    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2017年12月21日

    LPの頃からご無沙汰していた62年全集をこの値段ならと思って久しぶりに聞きました。同じ演奏でありながら一方では高価なリマスターもあるのに、この値段では気の毒みたいなものですが、聞く方からすると有り難い。実はLPで聞いていた頃には必ずしも満足していなかったのですが、聞き直してみたら随分印象は違いました。高価なリマスターがどれだけ良くなっているか分りませんが、この廉価版で充分いい音がします。LPの時にはとくに緩徐楽章がくっきりとしないで音としての力がないという印象だたったのですが(アンチがいう「空虚なだけの音響」というのにやや近いかな)、今度はどれも素晴らしい力に満ちた名演だと思いました。設計の綿密かつ流れが自然で運びが実に巧妙であることが大きな特徴です。例えば第九冒頭のキザミが明確に聞き取れる様から高揚して主題に運ぶ箇所とか、印象論で速すぎるといわれることも少なくない「田園」の冒頭の運び(速さならではのもって行き方)とか、カラヤンの機能主義的な音の作り方が(ただゴージャスだとかいうのではなく)、壮年期のエネルギーと相俟って素晴らしい完成度に達していると思いました。その後の全集と比べるとこの頃の音の録リ方が全体の響きを優先にして個々の楽器の音色を際立たせていないことが、LP時の曖昧な印象に繋がっていたのかも知れませんが、それは今回で払拭されました。BPOとの最初のベートーヴェン全集への意気込みが感じられます。

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  • ★★★★★ 

    義士多  |  千葉県  |  不明  |  2014年12月18日

    年末なので、第九を聞きたく購入。 カラヤンのベートーベンは、70年代を推す人が多いが、 60年代ファンも根強くいるらしい。 このCDを聞いて、私もその一人に加わることとなった。 いや、正確にはBD。 マルチプレーヤーから、HDMIセレクターを介し、 同軸デジタル経由で24bit/96kHz信号を抜き出して楽しんでいる。

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  • ★★★★★ 

    楽山子  |  北海道  |  不明  |  2014年12月10日

    ユニバーサルプレーヤーを持ってないので映像用のBDプレーヤーのデジタル音声をDACに入力してBDを聴きました。そのためせっかくの24bit/96kHzが24bit/48kHzにダウンコンバートされています。それでもBDで聴く空気感の表現は見事。CDとの違いはそういう表現の均一性にあるようです。そのため、CDを聴いて感心していた部分がBDを聴いた後では狭い枠内での遣り繰りと感じられるようになってしまいました。 演奏の素晴らしさは改めて書くまでもなく、この全集はカラヤン最盛期の代表的録音です。60’sの録音はどれも素晴らしいのでまとめてBD10枚組で出して欲しい。絶対に買いますから。

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  • ★★★☆☆ 

    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  2014年10月08日

    知人宅で第9だけ聴いた。明らかに、通常のCDよりもブルーレイ・オーディオの方が音が良い。ただ、数年前に購入したガラスCDの驚異的な音には遠く及ばない。私としては、ガラスCDをもっと値下げして復活させて欲しい。カルロス・クライバーのベト5&7が高すぎて買い損なったのを今死ぬほど後悔している!

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  • ★★★★★ 

    独居人  |  東京都  |  不明  |  2014年08月30日

    重厚かつ緻密なベートーヴェンである。 全体を通して後年のような颯爽として軽快なテンポ設定ではなく、もっと落ち着いたものである。 カラヤン特有のスタイリッシュな音作りと、この時代のベルリンフィルの重厚な音質と、一糸乱れぬアンサンブルというファクターが奇跡的にブレンドされて、この超名演が生まれたのではないのだろうか。 セッション録音とは思えないほどの熱気を感じさせるのは帝王への階段を登り詰めようとする者の情熱のなせる技なのだろうか。 そしてその熱気を孕んだまま、リマスタリングによって最新の録音にも勝るとも劣らないBOX SETが完成したと言えるだろう。 若き日のカラヤンに圧倒されるも良し、歴代の指揮者の残像に思いを寄せるも良し。 CDの音質もかなり優秀なものでそれなりに楽しめるのだが、Blu-ray Audioの方が音のスケール感、臨場感、ナチュラルさ等で一歩秀でている。 特に第九のソプラノ独唱では圧倒的にBlu-ray Audioに軍配が上がる。 第九リハーサル(Blu-ray Audio)ではカラヤンの熱気溢れる音作りの姿勢が窺えて興味深い。(第3楽章ではしきりにレガートと言っている) 最後に既出かもしれないがElsa Schiller (Executive producer)に向けたカラヤンの手紙をライナーより抜粋しておこう。 「親愛なるSchiller殿 本日、我々は9曲のベートーベン交響曲のレコーディングを完了しました。 これはそのプロジェクトに関係していた我々全てが、あなたに誠実な感謝の意をこの機会に示したいと思う瞬間です。 このプロジェクトを作成して進めたあなたの疲れを知らないエネルギーと、この仕事が今は完了したという事実に私たちは感謝します。 私的な面では、これが私の芸術的な経歴で最もすばらしい瞬間の一つであったと言いたいです。 我々が共に働いていた7年の間、他のすべてより優先してベートーベンの仕事で交響楽団と私がどれほどの愛と努力と共に繰り返し取り組んだかについて、あなたは御存知です。 しかし現在の業績は、工業の特定分野それ自身に精通しているだけでなく、深い芸術的感性の男女のグループも含むあなたのレコーディング・チームと共にだけ可能でした。 本当に重苦しい心で、1年以上の間公私を問わずに私たちを専念させたこの仕事を今日完了しまして、心からの感謝の意をあなたに、そしてDuetsche Grammophon Gesellshaftに表明したいと思います。 深い芸術的な団結おいて 敬具 Helvet von Karajan」

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  • ★★★★★ 

    マラ3マニア  |  愛知県  |  不明  |  2014年08月09日

    完全にCDの時代は終わったと感じさせる、期待通りのブルーレイの音質。50年前のカラヤンのベートーヴェンがこの音質で聴く事ができるとは!今までの評価だと、この60年代のカラヤンのベートーヴェンの交響曲は、荒削りながらもエネルギッシュなベートーヴェンという評価だった。しかし、この高音質ブルーレイで聴くと、そういう今までの評価とは真逆の、非常に繊細で細やかで神経質なベートーヴェンが聴こえる。今まで私は何を聴いていたのかと言いたくなる。ブルーレイオーディオで聴くクラシックは驚きの連続だ。これからは簡易的な再生装置でも満足できる層と、あくまでも高音質追求派と分かれてくるだろう。中途半端なCDの時代は終わると思う。とりあえずカラヤンのDGとEMIの音源はブルーレイオーディオですべて出してくれと切に願う。CDのおまけじゃなくて、ちゃんとしたパッケージで。CDはおまけでいいから(笑)

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  • ★★★★☆ 

    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  2013年05月18日

    学生のころ、この全集が欲しくて貯金をして買った覚えがある。 当時の30cmLPBOXのジャケット写真は、 金色の放射状の模様だった気がする、 もちろん演奏は完璧で愛聴していたがCD時代になり ハンターに売ってしまった。 それから数十年・・・ 60年代、70年代、そして最後の80年代を聴き比べることが 容易に出来るようになった。 60年代「筋肉質で腹筋が割れた若者」 70年代「酸いも甘きも知り尽くした円熟の青年」 80年代「メタボで内蔵脂肪が健康診断で指摘された中年」 例えるとこんな感じ。 私は締め付けたこの60年代より、HMV購入した 70年代の演奏を取る。 したがって☆は4個という評価。 ちなみに70年代は☆5、80年代は☆3といったところ。

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  • ★★★★☆ 

    広島のパヴァンヌ  |  広島県  |  不明  |  2013年04月11日

    SACDの全集を所有しています。CDではわからなかった所もつぶさに確認できると、カラヤンのこだわりが凄まじく感じられます。ところがそれがあまり良くないのです。自然な息づかいが足りない。「カラヤンのベートーヴェンはフィルハーモニアo.の方が良い」との声をたまに聞きますが、それはあながち思いつきではなかったようです。レッグの下で録音されたそれは、もっと呼吸法が自然でした。ここのレビューで某U野先生へのネガティブな意見を目にしますが、U野氏の見解にも一理あるのでは?この演奏の完成度と迫力から評価は☆4つとしますが、ベートーヴェンの交響曲なら他にも良いのがあるのでは?バーンスタイン、ベーム、ワルター、ヨッフムそれにハイティンクだってか良いのを演っている。人に薦めるなら私はカラヤンを第一には押せない。他のも一緒に聴いて下さい。また、全集をシングルレイヤーSACD化するなら、まずバーンスタイン/VPOによる至高の名演を緑コーティングなども施し、素晴らしい極上の高音質にして発売していただくよう強く要望しておきたいと考える…ってこれは誰かさんのもの真似でしたっけ? つよしくんってどんな人なんだろう。ここのレビューに写真でも貼ってもらえないかなあ。

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  • ★★★☆☆ 

    たーさん  |  神奈川県  |  不明  |  2012年09月23日

    学生時代に金沢で聴いたのがカラヤン/ベルリン・フィルの実演に接した唯一の体験。その時の《英雄》は時期的にはここに収められている演奏に近いということになる。  カラヤンをまた聴きに行こうと思えばできないわけではなかった。横浜に40年以上住んでいて「行こうかな」ぐらいには思ったもののその先に進まなかったのはあの時の演奏が感銘浅かったことによる。実際わたしが所有する盤のなかではカラヤンのものは極めて少ない。  つい先ごろ《田園》のLPが105円で売られているのを見つけて買って聴いてみたら「悪くはない」ので,ならばあらためて全曲を聴いてみようかと思って手に入れた次第。  聴いた。カラヤンのレガートはすでにほぼ全開。カラヤンにとってこれは音楽監督になって6〜7年後の録音だが,楽団が自らが選んだ指揮者の要求にともかく応えるのはプロとしては当たりまえだろう。そのレガートがわたしにしてみれば,第9番で最も居心地が悪く,第7番と《英雄》では気持ちが高揚しない。あちこちで角ばっていたり流れが一瞬止まりそうになったりする(そこが傑作たる所以では?)これらの曲では音色美への耽溺が過度な感じがするのだ。一方《田園》は,そういうことはなく66年の来日公演をTVで視聴きしたときの「速さ」への驚きも「今は昔」になってしまっていた。わたしなりの経験が作用してのことだろう。レガートが殆んど耳に障らないのはほかの第5番,第4番と残り3曲でも同じ。こういう演奏も受け容れられる。かといってカラヤンのそれ以後のベートーヴェンの録音も,ということにはならにのだけれど。

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  • ★★★★☆ 

    日本の庶民  |  東京都  |  不明  |  2011年06月10日

    カラヤンが、まだ完全にベルリン・フィルを掌握しきれていない頃の録音。これを掌握して、カラヤンの思うがままにベルリン・フィルを操り、録音したのが1970年代の全集ということになる。 演奏は、ほんの少し粗削りな部分があるものの、決して嫌味ではなく、エネルギッシュで、「熱さ」にみなぎっている。フォルテのところは本当に凄いフォルテだし、決めるところも、しっかり決めていると思う。 イエス・キリスト教会の残響も綺麗。 カラヤンの「ベートーヴェン 交響曲全集」なら(『カラヤン・サウンド』が嫌いな人でなければ)この盤か1970年代になるだろう。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月05日

    カラヤンはベルリン・フィルとともにDVD作品を除けば3度にわたってベートーヴェンの交響曲全集をスタジオ録音しているが、本盤におさめられた全集はそのうちの1960年代に録音された最初のものである。今般、当該全集のうち、エロイカと第4番がシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化されたが、他の交響曲についても同様にシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化されるのには相当の時間を要することが想定されることから、この機会に全集についてもコメントをしておきたい。カラヤン&ベルリン・フィルによる3つの全集のうち、最もカラヤンの個性が発揮されたものは何と言っても2度目の1970年代に録音されたものであると言える。1970年代は名実ともにカラヤン&ベルリン・フィルの黄金時代であり、ベルリン・フィルの一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブル、ブルリアントなブラスセクションの朗々たる響き、桁外れのテクニックを披露する木管楽器の美しい響き、そしてフォーグラーによる雷鳴のようなティンパニの轟きなどが一体となった圧倒的な演奏に、カラヤンならではの流麗なレガートが施された、正にオーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの構築に成功していると言える。また、1980年代に録音された最後の全集は、カラヤンの圧倒的な統率力に綻びが見られるものの、晩年のカラヤンならでは人生の諦観を感じさせるような味わい深さを感じさせる名演であるということが可能だ。これに対して、本盤におさめられた1960年代に録音された全集であるが、カラヤンがベルリン・フィルの芸術監督に就任してから約10年が経ち、カラヤンも漸くベルリン・フィルを掌握し始めた頃の演奏であると言える。したがって、1970年代の演奏ほどではないものの、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの萌芽は十分に存在していると言える。他方、当時のベルリン・フィルには、ティンパニのテーリヒェンなど、フルトヴェングラー時代の名うての奏者がなお数多く在籍しており、ドイツ風の重心の低い重厚な音色を有していたと言える(カラヤンの演奏もフルトヴェングラーの演奏と同様に重厚ではあるが、音色の性格が全く異なっていたと言える。)。したがって、本全集におさめられた各演奏はいずれも、カラヤンならではの流麗なレガートが施された圧倒的な音のドラマにドイツ風の重厚な音色が付加された、いい意味での剛柔バランスのとれた名演に仕上がっていると評価したいと考える。カラヤンの個性が全面的に発揮されたという意味では1970年代の全集を採るべきであろうが、徹頭徹尾カラヤン色の濃い演奏に仕上がっている当該1970年代の全集よりも、本全集の方を好む聴き手がいても何ら不思議ではないと考えられる。録音については、リマスタリングを行ったとは言え、本盤はいささか生硬な音質であると言える。しかしながら、その後SACDハイブリッド盤が発売され、これによって生硬さがなくなり、見違えるような高音質に生まれ変わったと言えるところであり、私としてもこれまでは当該SACDハイブリッド盤を愛聴してきた。ところが、今般、当該全集のうち、エロイカと第4番がシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化され、当該盤のレビューにも記したが、緑コーティングなども施されたこともあって、更に素晴らしい極上の高音質になったと言える。前述のように全交響曲をシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化するには相当の時間を要するとは思われるが、カラヤンによる至高の名演でもあり、できるだけ早期に全交響曲をシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化していただくよう強く要望しておきたいと考える。

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