シューマン、ロベルト(1810-1856)

CD 【中古:盤質B】 交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル

【中古:盤質B】 交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル

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  • ★★★☆☆ 

    スノードロップ  |  広島県  |  不明  |  2020年01月26日

    賛否両論カラヤンのシューマン交響曲全集。第2番は曲特有の鬱気質でナイーヴな情感は希薄だが引き締まった全盛期BPOサウンドを駆使し音響美の面から見事に聴かせ、特に随所で炸裂するティンパニ(勿論フォーグラー)に興奮、燦然と輝く壮麗なフィナーレは圧巻!得意の第4番は悪くはないが、SKD’72Live(実演の興奮と熱狂)、BPO’57Studio(若きカラヤンの滾る血潮)の名演と比べてしまうと大人しく感じられ物足りない。第1番と第3番は適当に流したような気の抜けた演奏でBPOの機能美もイマイチ発揮されておらず、カラヤン/BPO贔屓の私から見ても魅力欠乏で残念…音質は当時の同会場における諸録音と同傾向で爽やかな残響が魅力だがやや古さを感じさせる。

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  • ★★☆☆☆ 

    robin  |  兵庫県  |  不明  |  2019年03月07日

    4曲すべて凡演。2番はシューリヒトの模倣だがうわべだけでしかない。4ばんは3種聴いたが皆いただけない。音楽的才能はあっても最後は芸術的才能の問題にかかわってくるのではないか。ここにカラヤンという指揮者の限界をいつも感じる。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年10月08日

    本盤には、カラヤンがスタジオ録音を行った唯一のシューマンの交響曲全集がおさめられている。カラヤンは、第4番については、ベルリン・フィルの芸術監督に就任して間もない頃(1957年)と最晩年(1987年)にスタジオ録音を行っていることから、本盤におさめられた演奏は、3度にわたる同曲の録音中2度目のものに相当する。また、第2番については、ローマ・イタリア放送管弦楽団とのライヴ録音(1954年)が存在することから、本盤におさめられた演奏は、2度目の録音ということになる。第1番と第3番については、現在のところ他の録音は遺されていないことから、本盤におさめられた演奏がカラヤンによる唯一の録音ということになると言える。このようなカラヤンによる他の録音の有無はさておき、本盤の演奏も全盛期のカラヤンならではの素晴らしい名演と高く評価したい。本盤の演奏は1971年であり、これはカラヤン&ベルリン・フィルの黄金コンビが最も輝いていた時期であると言える。カラヤンが芸術監督に就任して以降に入団した名うてのスタープレイヤーがその実力を如何なく発揮し始めた頃でもあり、鉄壁のアンサンブル、ブリリアントなブラスセクションの朗々たる響き、桁外れのテクニックによって極上の美音を振り撒く木管楽器群、そして本演奏の前年に入団したフォーグラーによる雷鳴のように轟きわたるティンパニの強靭な迫力。これらが一体となった当時のベルリン・フィルは驚異的な合奏能力を有していたと言えるところであり、カラヤンはこれに流麗なレガートを施して、オーケストラ演奏の極致とも言うべき極上の名演奏(いわゆるカラヤン・サウンド)を行っていたと言える。このような演奏に対しては、とある影響力の大きい某音楽評論家などが精神的な深みの欠如を云々しているが、カラヤン&ベルリン・フィルによる演奏は、そうした酷評を一喝するだけの圧倒的な音のドラマの構築に成功していたと言える。本盤の演奏においても、このような音のドラマは健在であり、どこをとってもいわゆる美しさの極みとも言うべきカラヤン・サウンドに満たされていると言える。もっとも、第1番であればクレンペラー&ニューフィルハーモニア管(1965年)、第2番であればシノーポリ&ウィーン・フィル(1983年)、第3番であればシューリヒト&パリ音楽院管(1953年)またはジュリーニ&ロサンゼルス・フィル(1980年)、そして第4番であればフルトヴェングラー&ベルリン・フィル(1953年)などと言った、音楽内容の精神的な深みを徹底して追及した名演があり、我々聴き手の心を揺さぶるのもこれらの名演であると考えるが、本盤の演奏のように極上の美しさを誇る圧倒的な音のドラマを構築したカラヤンによる名演との優劣を比較することは、演奏のベクトル自体が異なるものであり、そもそもナンセンスであると考えられる。もっとも、第4番については、最晩年の枯淡の境地があらわれた味わい深い1987年盤の方がより素晴らしい名演であると言えるところであり、本盤の演奏も名演ではあるが、第4番に限っては1987年盤の方を採りたい。音質は従来CD盤でも十分に満足できるものであると言えるが、数年前にカラヤン生誕100年を記念して発売されたSHM−CD盤がベストの音質であったと言える。もっとも、現在はSHM−CD盤は入手難であるが、カラヤン全盛期の演奏の素晴らしさを満喫することが可能な名演でもあり、当該SHM−CD盤の再発売、可能であればSACD化を図るなど、さらなる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

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  • ★★★★★ 

    のだめノビルメンテ  |  新潟県  |  不明  |  2011年10月20日

    BPOの実力を全面に出した名演。しかし、ベートーベン(60年代〜70年代)やチャイコフスキー、R・シュトラウスなどで聞き取れる圧倒的なサウンドが無いのは何故か?手抜きか?以上!

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  • ★★☆☆☆ 

    エステ荘の噴水  |  岩手県  |  不明  |  2011年02月27日

    解釈は素直で見通しも良く分かりやすい、オケの音も華麗で超一流の豪華な響きが満喫できる。聴いている最中は非常に立派な演奏と感心し、幸せな気分にもなれる。しかし、時間を経るに従ってその感激は徐々に薄れていく・・・・。カラヤンの演奏についてよく使われた表現ですが、その最たるものがこのシューマンの全集でしょうか。大変立派な録音であることは間違いないのですが、今回久しぶりに聴いてみて、やはり全集を録音した必然性は感じられませんでした。シューマンにはもっと毒っ気が、たとえそれが指揮者の独り善がりであったとしても必要なのでしょうね。ただ、彼の唯一のレパートリー(?)だった4番だけはさすがに堂に入ったもので、旧録音やVPOとの再録音とも別の魅力を持っていて聴き応えがあります。

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  • ★★☆☆☆ 

    robin  |  兵庫県  |  不明  |  2009年06月15日

    k氏は今までのシューマンのlpの演奏を全てきてから、録音に望んだのは有名な話。比較的良いと思われるのは2番のみ。それもシューリヒト、パリ音楽院のデッカ録音に外面だけはそっくりだが、出てくる音楽は別物といいたい。シューリヒトの音楽は実に自然体だが、k氏のはどこか作為的に感じられる。3番のラインも同様。全体としてはお薦めしがたいcd。

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  • ★★★★★ 

    von Y  |  埼玉県  |  不明  |  2008年10月12日

    数あるカラヤンの録音の中でも屈指の名盤である。シューマン流の重厚なオーケストレーションを活かしながらも、重苦しさを感じさせない洗練された音で演奏している。

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  • ★★★★☆ 

    倉臼  |  広島  |  不明  |  2008年08月21日

    僕も旧盤とリンクするのはおかしいと思う。しかし87年の4番は素晴らしく、晩年のカラヤンの落ち着いた底力を感じるような演奏だ。僕はBPO盤も好きだが、あまり評価は高くないようで残念。この全集では2番も好き。カラヤンならではの流麗なテンポが心地よく、ティンパニの強打も決まってて言うこと無し。ラインも曲に合った流麗な解釈で素晴らしい。

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  • ★★★★☆ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  2008年07月25日

    2008年8月の新セットとこれまでの旧盤をリンクするのはどうかと思われる。何より新セットには長らく入手できなかったVPOとの87年ライブが収録されている全く新しい「別物セット」なのだから。BPOとの四曲は感心できない。全集完成目的の匂いが強く、四番をVPO盤と聴き比べてみるといい。新盤からは段違いの感動が聴き取れる。カラヤンが晩年に成し得た数少ない極めつけの成功例。VPO自主制作のセットにも同時期収録の(修整なしの)四番が入っていて、このDG盤とよく似ている。VPOとの四番のみお薦め。

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  • ★★★★★ 

    味噌カツ  |  名古屋  |  不明  |  2008年04月29日

    以前から気になっていたが、ちょうどセールで安かったので購入…期待以上によかった!この全集については昔からいい評を見たことがないが、なんでだろう。同時期のベートーヴェンやモーツァルトに比べ、飾り気が無いのによく鳴っていて素晴らしいが。第3&4番が秀逸。3番なんて曲の流麗な性格からしていかにもカラヤン向き。第4楽章がゆっくりなのもよろしい。4番は晩年VPOとの名演の影に隠れているが、カラヤンの意図が最も行き届いているのはこの盤じゃないだろうか?終楽章序奏のクレッシェンドや両端楽章終結部のテンポ感などはいかにもカラヤン流。私が買ったのはSHMじゃなくドイツ盤だが音質も概ね良好。

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  • ★★☆☆☆ 

    あいうえお  |  京都  |  不明  |  2008年04月21日

    4番しかまだ聞いてないんですが、これはへぼいです。 表面だけなでたような音。 評論家がカラヤンのシューマンの交響曲は買えないと言っていたのを思い出しました。

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  • ★★★★★ 

    I&W  |  JAPAN  |  不明  |  2008年03月21日

    No.1;10’42/6’17/5’50/7’19 No.2;10’42/6’59/10’32/7’42 No.3;9’15/6’29/5’51/7’38/6’12 No.4;10’37/4’42/5’46/8’48

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  • ★★★★★ 

    jyoti  |  kolkata  |  不明  |  2008年03月21日

    While the Victor transfers does improve the overall sound picture, it is still far from acceptable standards. But, what playing ... surely, Karajan and his BPO at their peak. No Schumann Symphony cycle has yet reached such dizzying heights

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  • ★★★★★ 

    ∫(furtwangler)dx=感動  |  石川県  |  不明  |  2007年08月01日

    例によって例のごとくカラヤンの70年代特有のゴージャスサウンドが楽しめる。カラヤン美学が徹底的に貫かれたシューマンで,特にラインはカラヤンの音が最も似合う曲ですばらしい。反則ではないかと思わせるような圧倒的名演。こんないい音で演奏してよいのか?他の演奏に申し訳なく思ってしまう。ラインについてはバーンスタインよりも良いと思う。ただし春は全くの凡演で残念だ。

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  • ★★★★★ 

    小鳥遊 司  |  東京都三鷹市  |  不明  |  2007年04月14日

    これは私においてはカラヤン最上の遺産となった。少なくとも、彼の独墺系のシンフォニー演奏では、一番成功している部類だと思う。率直に言って、僕は、カラヤンのベートーヴェンやブラームスには殆ど共感出来ない。どうにも浅はかに聴こえて仕方がないからだ。だから、この全集も強いて聴こうとは思わなかった。カラヤンが良くないのを確かめる為に買った様なものである。全く、浅はかなのは自分の方ではないか。 扨、カラヤンのシューマン、確かにドイツ精神主義という雰囲気ではない。しかし、シューマンの音楽に内在する色彩美が見事に描き出されており、シューマンが見た夢や理想、それに挫折、絶望といったものもよく音化されている。もう少し含みが欲しい場面もないではないが、ベルリン・フィルの機能美とあいまって、それすらシューマンの音楽にある儚さを助長する結果となっているのだ。正直、何処までが意図されたものかは分からないのだけれども、これぞシューマンと叫びたくなった。シューマンの音楽を見事に再現したカラヤンに素直に最敬礼しようと思う。

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