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ベートーヴェン(1770-1827)

Hi Quality CD ピアノ・ソナタ全集 ヴィルヘルム・ケンプ(1961年東京ライヴ)(9UHQCD)

ピアノ・ソナタ全集 ヴィルヘルム・ケンプ(1961年東京ライヴ)(9UHQCD)

商品ユーザレビュー

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    TAKA  |  埼玉県  |  不明  |  2013年08月20日

    慈愛あふれるベートーヴェンである。さすが大御所ケンプの演奏と納得。私は、 ケンプやバックハウスでよくピアノソナタを聞くが、バックハウスにはベートーヴェンの気高さを感じ、ケンプからは人間味というか優しさを感じる。当該ライブは音もそれほどデッドではなく、当時の録音としては十分の音質である。小部屋で聞いているような印象というか。タッチを聞き取ることができる録音で十分満足している。私にしてみれば、何か一つ無人島にもってゆけるとしたら、このセットをもって行きたい、と考える程、お気に入りである。間に入るバッハやモーツァルトの小曲も素敵で、ケンプの魅力がよくわかる全集である。

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  • ★★★★★ 

    T.G.  |  東京都  |  不明  |  2013年12月22日

    とても懐かしい演奏会です。両親が音楽好きで、当時小学生だった私もピアノを習っていました。この演奏会はNSKラジオでも放送され、毎回家族と一緒に聞いていました(テープにも録りました)。アンコールのエコセーズがとても印象に残っていますが、疲れていたのかよれよれでした。この曲は小学生の私でも弾ける曲だったので、ケンプは技巧的には難ありとその頃から誤った認識を持ってしまいました。今回この録音を聞いてみると、ケンプはなんとすごい人だったのだろうと思いました。本当に気迫のこもった演奏で、最近の人の様に表面的に音楽を綺麗にまとめるのではなく、精神性の深い演奏だと思います。少々のミスタッチを気にするより、音楽の流れとそこに込める気持ちを重視する演奏と思いました。一体自分はケンプをどれだけ誤解していたのか反省しています。この録音を聴いたあとで、スタジオ録音を聴いた所、新しい発見がいくつもありました。スタジオ録音は編集がいくらでも出来ると思って色眼鏡でみていた自分が恥ずかしいです。あの頃の自分や時代を思い出す玉手箱の様なもので、これをきっかけに色々な事や人が思い出されてきます。

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  • ★★★★★ 

    ぬぬぬ  |  不明  |  不明  |  2013年08月13日

    残響デッドで鼻詰まり気味の所も若干あるが、聴きやすくマスタリングした音質。傷はあるけれど予想より少なく、「かっこう」のように簡単な曲で混沌としているのも何だが、後年のように速い部分が崩壊する程にはなっていない技巧。そしてスタジオ録音よりも強く感じる気力の充実。音楽としては傾聴に値するものがある。さらに、私の聴いた1974年の来日が書いてないと突っ込みたくもなるが、当時の資料を網羅した解説はCD以上に面白いかもしれない。私が聴いた時のアンコールで弾いてくれたケンプ独自の序奏付きのエコセーズ変ホ長調も聴け、古いケンプファンにはうるうるである。ケンプのモノ・ステ全集を両方持つようなファンには必携と思われるが、一方一般のベートーヴェンファンには、デジパックで中途半端に豪華でデカく重い装丁、NHKロゴ付きなのにキングインターナショナル製の輸入盤仕様で中途半端に高い価格設定、今は在庫豊富だろうが限定仕様と広く薦めるには引っかかる要素が多いのがちょっとという感じである。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★☆ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2013年11月21日

    70代半ばになったケンプが、異国でソナタから協奏曲まで一気に弾ききったという語り草の偉業の記録。よく散逸せず残されていたもので、10年以上前にFMで放送されたことがあり、一部は聴いたことがあるが、ステレオ録音でないのが惜しいが、音質は臨場感あるものだ。心身の消耗が激しいのか、技巧面での弱さが出て体調?によって技術的なムラが大きいのが難点だが、調子の良い時は例の神々しい瞬間に出会えることもある。会場で実際に聴いていたらミスタッチなど忘れ、忘れえぬ体験になっただろう。個人的には、DGの50年代のモノラルセッション録音が心技体ともバランスが取れ、巨匠の本領が発揮されたものとしてお薦めできるので、ない金を無理に捻出してまで買う必要はないと思うが、ないと後悔するコレクターには必須の品なのかもしれない。

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