ショスタコーヴィチ:交響曲第15番、ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ ジョナサン・ノット&ユンゲ・ドイチェ・フィル
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年10月30日
若いオーケストラの息吹と情熱が風となってわたしを包む なんと心地よいのだろう ノットの教育的メソッドとしてのプログラムにじっくり取り組んだ様子がよく見える ラヴェルでは音色とリズムに配慮した歌が聞かれ 一方ショスタコーヴィチではソロとアンサンブルの意気と協調が学ばれている 全体はテンポをゆっくりめに取り丁寧にディテールを彫刻していくも 豊かで清廉な推進力はいっときも失われない ノットあればこそであり若い奏者たちには資するもの多々ある経験だったことが伺える 演奏は穏やかで平明な明るさに照らされた朝の音楽と言おうか ショスタコーヴィチ第15番最後の交響曲から終末感は一切感じられない 作曲者も辞世のシンフォニーを書いた自覚はない 過去を身に纏いながらも未来へ歩みを進めんとする意志が全曲に漲っている 新しい風が吹いている わたしたちも固定観念の椅子を離れて何かを築くために明日へ旅立とうできないか あなたも如何1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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