交響詩『海』、牧神の午後への前奏曲、『聖セバスティアンの殉教』交響的断章 パブロ・エラス=カサド&フィルハーモニア管弦楽団
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2019年02月16日
ハルモニア・ムンディのドビュッシー記念シリーズでは 管弦楽曲を二つのオーケストラに振り分けている 当にドビュッシーが生きた時代のフランスのオーケストラの音色と響きを再現したレ・シエクルと 現代オーケストラであるフィルハーモニアO.に分担させた まだ残されている曲があるから さらにもう一つのオーケストラが登場するやも知れぬが 二つのオーケストラで共通する曲目がある ”牧神の午後への前奏曲”だ 聴き比べて見ると面白い レ・シエクルの演奏は今音楽が生まれる生気を放ち 訴えかけるパッションが溢れている フィルハーモニアO.の演奏は静謐な佇まいを醸し 客観的に音楽美を伝えんとする意思に貫かれている 一方は音楽の原初の姿と作曲家の意気を示し もう一方は音楽の美の普遍と未来を示したと言える それでもエラス=カサド盤で一番聞き応えがあるのは”聖セバスチャンの殉教”からの四曲なのだ 断章に過ぎないが ドビュッシーが到達した音楽と管弦楽法が輝きを放つ あなたも如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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