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CD 【中古:盤質AB】 レジェンダリ−・レコーディングス ザンデルリング(16CD)

【中古:盤質AB】 レジェンダリ−・レコーディングス ザンデルリング(16CD)

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  • ★★★★★ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2010年12月24日

    円熟の至芸!ザンデルリングといえば、他のレビューにもある通り、SKDとのブラームスがとにかく有名だが、そのブラームスが収録されていない(多分、音源がDenonおよびRCAに渡っている関係で、版権が取れないのだろう)。代わりに収録されたのがシベリウスの全集とマーラーとショスタコーヴィチという、決して聴きやすいとは言えないヘヴィーな曲目である。それらをどう聴かせているか知らしめるというところに、本BOXの意義があるように思えてならない。つまり、安易な妥協が一切通用しない作品群だからこそ、かえってザンデルリングの中庸を得た真摯なアプローチが光るのである。例えばシベリウスでは、北欧の透明感を押し出した演奏ならベルグルントを筆頭にいくらでもあるし、オケの機能美ではオーマンディのほうが上かも知れない。しかし、シンフォニックで手堅い演奏となると話は別で、やはりザンデルリングが頭一つ抜きん出ている。ショスタコーヴィチにしても、ムラヴィンスキーに代表されるような金管強調型快速路線からは一線を画し、重厚な響きを構築。殊に打楽器の小気味良さは、録音の良さも相俟ってムラヴィンスキーからは聴かれない魅力の一つだ。驚くべきはブルックナーで、往年のゲヴァントハウスの深々とした響きが余りにも美しく、後年の同オケとは比べものにならない弦の優しさや管の円やかさを宿している。録音も、1963年収録ということが信じられないくらいの豊かな音響だ。ボロディンやフランクもよいが、音像がアンバランスで、かつ重低音が腑抜けており、往年のSKDの渋い音を捉え切れていない憾みがある。同時期の録音でも、例えばKING復刻のハイパー・リマスタリング・シャルプラッテン・ベストなどではしっかりと重低音が響いていることから、恐らくは悪名高きソニック・ソリューションズ・ノー・ノイズ・システムによる音質改竄の結果だろう(宇野功芳氏は、「シャルプラッテン原盤の音はファンの宝だったが、その後のCD化によってことごとく音質が悪くなった」「KINGのリマスタリングによってLP初出時の美音が蘇った」と述べている)。最近ではedel輸入盤でもノー・ノイズ・システムを使わず、オリジナル・マスターから復刻をするようになってきているし、何点かはKINGからも復刻が出ているから、音質にこだわるのであればそれらの方をお勧めする。だが、16枚組で体系的にザンデルリングの至芸を味わえるという点においては、これ以上のセットを望めないだろう。

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  • ★★★★★ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  2010年11月12日

    まさに宝石の詰め合わせのようなBOXである。 ザンデルリングというとまずブラームスを思い出すリスナーが多いと思うが、この16枚のCDにはブラームスは一枚もない。 それにしても マーラーやショスタコヴィッチのような「やんちゃ系」や、シベリウスみたいな「引籠もり系」の音楽に、中庸の美徳とも言えるザンデルリングの芸風で、どうしてこんなに感動的な演奏が可能なのか? 逆説風な言い方をしてしまえば『あたり前過ぎた表現が、これらの曲にはかえって新鮮』と表現できるかもしれない。

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  • ★★★★★ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  2010年06月25日

    例えばその人生を総て”ゲイジュツ”に捧げている様な音楽もある。指揮者で言えば、バーンスタイン、ムラヴィンスキー、小林研一郎 等等… 彼らはそれぞれ個性は違えど、全身全霊で没入しているような音楽を作る(実際の私生活とはまったく関係ありません) それ等に対して、「人生あっての芸術よ!」的な音楽を作るのが、例えばこのザンデルリングであり、昭和時代のアバドだろう。 この全集から聴こえてくる音楽は「人並みに結婚して家庭&子供を作り、平凡で幸福なな生活が出来て,初めて素晴らしい音楽も作れるのですよ」と語っているみたいに、精神的な高度なバランス感覚の上に成り立った音楽であることをヒシヒシと感じる。

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  • ★★★☆☆ 

    Sagittarius  |  神奈川県  |  不明  |  2009年09月22日

    ザンデルリングが東独時代に行ったスタジオ録音を概観できる選集として意味がある。 シュターツカペレ・ドレスデンとのボロディンの交響曲第2番やベルリン交響楽団とのシベリウスの交響曲第3番と第5番は、今でもこれらの曲の最も重要な録音だ。ゲヴァントハウスとのブルックナーの交響曲第3番は、コンヴィチュニー亡き後、ノイマンに引き継がれるまでのゲヴァントハウスの活動を伝える貴重な記録と言える。 シベリウス、ショスタコーヴィチを担当するベルリン交響楽団はザンデルリングが手塩に掛けたオーケストラとは言え、戦後のドイツで俄かに作られた他のオーケストラ同様(例えばバイエルン放送交響楽団等)、生硬さが残り、色彩感に不足するところが難点。 なお、ボロディン〜チャイコフスキー、フランク、及び「さすらう若人の歌」のオーケストラがゲヴァントハウスとなっているが間違い。これらの曲での共演オーケストラはマーラー以外ではシュターツカペレ・ドレスデン、マーラーではベルリン放送交響楽団だ。また「さすらう若人の歌」のソリストはヘルマン・プライで、優れた演奏であるだけに、第3曲が録音されなかったのが残念。

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  • ★★★★☆ 

    fukifuki  |  ebaragi  |  不明  |  2008年10月15日

    ボロディンはすばらしい。ブル3もベームの上をいくすばらしい名演奏。ほかの盤がいらないくらい。フランクもラテン系ゲルマン系の中庸を行く名演でパレーより音が良いのでこちらばかり聴いている。ショスタコの5番はラルゴが超名演。ブルックナーのアダージョのよう。近づくものを拒絶するかのような8番も大変親しみやすい。 しかし、ほかのショスタコはもう少し切れがほしい。シベリウスの後期はベルグルンドにとうに及ばない。マーラーももう少し明晰さがほしい。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  船橋市  |  不明  |  2008年03月25日

    不思議な指揮者だ。音楽の運びが良いわけでもなく、表現に際だった特色もなく、また細部についての拘りもさほどなさそうだ。しかし鳴り響く音楽は、本来、作品が持っている恰幅をさらによいものにし、きわめて満足行く出来栄え。BSO(現KB)はアンサンブルに冴えがなく、木金管の響きに輝きもない。しかし、ここで扱われた諸作品では、これらスーパーオケにない木訥とした雰囲気が、不思議な重みを与えているようだ。なんとも良いのか悪いのか解らない、だけど、どっぷりと浸り込める音楽を、心おきなく楽しませてもらった。

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  • ★★★★★ 

    ジョックン  |  静岡  |  不明  |  2007年03月17日

    指揮者と言うのは大抵、ブルックナーやブラームス得意派と、チャイコフスキーやマーラー得意派に分かれるものだけれど、それら両方にわたって超高次元の満足度を保証?出来るのがザンデルリングの凄さだと思います。とても好きとは言えなかったショスタコでさえ、ザンデルリングの名演にて目覚めました。16枚全てが最高です。故に僕的には彼こそ史上最高の指揮者と言う位置づけです。

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  • ★★★★★ 

    naoko  |  米子  |  不明  |  2006年01月09日

    マーラーの10番は、編集ミスか?、フィナーレ前の太鼓なし。徳間盤にはちゃんと入っているのだけど。どの曲も全体的に徳間盤よりも角のある曲が多いが、ザンデルリンクの録音をまとめてくれたことは意義深い。

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  • ★★★★★ 

    KURO  |  福岡  |  不明  |  2005年12月24日

    あらためて聴き直しているところです。ゾクゾクするほど面白いボロディン、こんなに美しくて良いのかと思うほどのブルックナー第3番・・・どれをとっても素晴らしい!これは間違いなく価値あるBOXセットであると言えるでしょう。

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  • ★★★★★ 

    やまちゃん  |  兵庫県  |  不明  |  2005年08月05日

    このマーラー10番は最高!インバルを聴いてやはりクックもそこまでか、と思っていたが演奏によってこんなに差が出るもんなんですね。アダージョもロジェストヴェンスキー、ギーレンが良いと思ってましたがなんとザンデリングの切り口にはハッとさせられました。本当に渋くて美しい。

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  • ★★★★★ 

    くま  |  仙台  |  不明  |  2005年06月24日

    ブルックナーのあまりの素晴らしさに言葉が出ません。思わず、単品?の方にもレビューを書いてしまいました。ショスタコでの重心の低い響きにもしびれました。あとは、大地の歌、マーラー9、シベリウス6が屈指の名演といえると思われます。その他についても地味かもしれませんが、良い意味での「ドイツ」が味わえるかと思います。全てのクラシックファンにお勧めしたいセットです。

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  • ★★★★☆ 

    鉄血桃太郎  |  yamanasi  |  不明  |  2004年09月09日

    こんな頑固者の音楽性を持った指揮者がついこの間まで現役だったことに驚く。弦楽中心の重厚なアンサンブルで濃密な音楽を紡ぎだしていく手腕はなかなかのものだ。その替わり金管や打楽器があまり煌めかない響きのバランスは曲によっては若干の物足りなさもある。ショスタコの数曲にはこの両面性が表れている。しかしこの作曲家に対する共感度は実に深いものがある。第8など誠に「強い」演奏だ。ただしフランクは少々情熱不足。ともあれ全体に西側の刺激的演奏に疲れた耳には一種の清涼剤だろう。

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  • ★★★★★ 

    安曇野のカラヤン  |  長野県穂高町  |  不明  |  2004年09月05日

    マーラー9番とシベリウス全集を友人に譲って当セットを買いなおしましたが、いやこれは…なんとも素晴らしいセットですね。皆さんおっしゃる様に、地味ながら深い味わいのある演奏の数々です。夜、独りで聴いていると何とも幸せな気分になれます。マエストロザンデルリング、Berlin Classics *cl*レーベル、本当にありがとう。

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  • ★★★★☆ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2004年08月30日

     特別な仕掛けはないのですが、安心して聞くことができる演奏です。西側には一時の仕掛けを楽しむ爆演が喜ばれたりしますが、これは東側。「いい仕事していますなあ」と感じるボックスです。シベリウスのしっとり感薄暗い感触フランクの堂々たる流れショスタコには生き生きした表情など安定感のある演奏です。

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  • ★★★★☆ 

    Zell  |  Taipei City/Taiwan  |  不明  |  2004年07月24日

    CD1 Borodin SymphonyN0.2 etc(1960)CD2 Bruckner SymphonyN0.3(1963)CD3 Frank Symphony d-moll(1965)+Mahler Lieder eines fahrenden Gesellen/ Hermann Prey CD4 Mahler Das Lied von der Erde(1983) CD5-6 Mahler SymphonyN0.9 (1979) CD7 SymphonyN0.10(1979) CD8-12 Shostakovich SymphonyN0.1.5.6.8.10.15(1980s) CD13-16 Sibelius SymphonyN0.1-7 (1970s)etc.

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