トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ブルックナー (1824-1896) > 交響曲第8番 マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団

ブルックナー (1824-1896)

CD 交響曲第8番 マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団

交響曲第8番 マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (1 件)
  • ★★★★☆ 
    (1 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:2件中1件から2件まで表示

  • ★★★★☆ 

    わたあめ  |  北海道  |  不明  |  2020年11月16日

    ブルックナーの交響曲はゴツゴツした5番8番系が得意な指揮者と流麗な4番7番系が得意な指揮者に偏る印象。ウィーンで演奏された2007年?の7番がとても良い演奏だったので、ヤンソンスさんの場合は流麗系が得意なのかなと思い、はたしてこの8番はどのように料理するのかと気になっていたが、どうやらかなり苦心して流麗系によせた感じだ。そもそも8番がゴツく聞こえるのは旋律が流麗系より音楽的に歌いにくいのと、同じ旋律内で楽器が頻繁に交代することから旋律が一貫して聴こえにくいこと、そもそも金管楽器の出番がめちゃくちゃ多いことからくると思われるため、流麗に聴こえさせるためには超えるべきハードルがたくさんある。にもかかわらず大変にしなやかで自然な演奏。目が覚めるような刺激や驚きは全くないが、耳に入ってきやすい演奏で良いと思う。実際はこの曲をこのように聴かせるのはとてつもなく難しいことで、相当なトレーニングを積んだのではないかな。でもせっかくここまでやってくれたのなら、もっとテンポを速めて前時代的なテンポから脱却してみてほしかったな。スコアを見るにブルックナーの頭の中で鳴っていたであろうこの曲のテンポは今の標準よりかなーり早いと思うのだけど。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年07月14日

    バイエルンRSOのサウンドはブルックナーに相応しい 長年月多くの名指揮者とのブルックナー演奏経験の蓄積が生かされている ヤンソンスは造作もなく安心感を持ってこの大曲に望めたのだろう 中庸をいく演奏と言える 決して個性や特徴がないという意味ではない 万人に受け入れられるだろう 第一と第二両楽章はAllegro moderatoと同じ指示記号で始まる ヤンソンスは第二楽章3/4をこのテンポで三つ降りしている これは一つ振りにすべきだが 問題は第一楽章2/2を四つ振りしていること これは二つ振りのAlla breveだが 百歩譲って4/4で通したとしても 四分音符が第二楽章のそれより長い(遅い) 第二楽章のTrioが遅すぎることを含め 第一・二楽章で聴き疲れてしまう その後にAdagioが来るのだから 音楽が肥大化して感動の焦点が定まらない 演奏時間80分のどこが遅いのかと反論もあろうが もうこうした大時代の亡霊を追うのはやめよう スコアに戻って音楽に奉仕しよう ピリオドの精神をブルックナーにも反映した時 真の姿を見せてくれる 誰よりもブルックナーが130年待っている

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:2件中1件から2件まで表示