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マーラー(1860-1911)

Hi Quality CD 交響曲第5番、第10番〜アダージョ クラウス・テンシュテット&ロンドン・フィル(1978)(2CD)

交響曲第5番、第10番〜アダージョ クラウス・テンシュテット&ロンドン・フィル(1978)(2CD)

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    rm65  |  none  |  不明  |  2012年02月26日

    I discovered Mahler with the Tennstedt cycle back when these recordings first came out on LP and fell instantly in love. After wearing out the records I bought them all on CD. But, now, to hear this recording on SACD is a revelation. The quality of the sound far exceeds the experience on CD. Toshiba EMI engineers must be commended for the amazing job they have done remastering this to SACD! The sound stage is now so vivid, the balances so very clean and the dynamic range is very full with no distortion at the peaks (a real issue even on the CD transfer where Tennstedt and LPO attack some of Mahler’s fortissimo passages with such visceral force). Most impressive of all is the incredible warmth of tone and expressive range of the LPO string playing in the Adagietto of the 5th and especially in the otherworldly Adagio of the 10th. I am a great admirer of Tennstedt and even though I agree that many of the live recordings may surpass the studio versions, I still have a great love of the studio Mahler cycle from Tennstedt on EMI. There is something unique and special about the sound of the LPO in those days and in Tennstedt’s first Mahler recordings and it has always been a source of frustration that the sound quality of the recordings did not present them in the best way. Until now! I suppose it would asking too much of Toshiba EMI to remaster the entire Tennstedt Mahler cycle on SACD, but that would be a dream come true for this collector!

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年01月09日

    近年様々なライヴ録音が発掘されることによってその実力が再評価されつつあるテンシュテットであるが、テンシュテットによる最大の遺産は、何と言っても1977年から1986年にかけてスタジオ録音されたマーラーの交響曲全集ということになるのではないだろうか。テンシュテットは、当該全集の掉尾を飾る交響曲第8番の録音の前年に咽頭がんを患い、その後は放射線治療を続けつつ体調がいい時だけ指揮をするという絶望的な状況に追い込まれた。テンシュテットのマーラーの交響曲へのアプローチはドラマティックの極みとも言うべき劇的なものだ。これはスタジオ録音であろうが、ライヴ録音であろうが、さして変わりはなく、変幻自在のテンポ設定や思い切った強弱の変化、猛烈なアッチェレランドなどを駆使して、大胆極まりない劇的な表現を施していると言える。かかる劇的な表現においては、かのバーンスタインと類似している点も無きにしも非ずであり、マーラーの交響曲の本質である死への恐怖や闘い、それと対置する生への妄執や憧憬を完璧に音化し得たのは、バーンスタインとテンシュテットであったと言えるのかもしれない。ただ、バーンスタインの演奏があたかもマーラーの化身と化したようなヒューマニティ溢れる熱き心で全体が満たされている(したがって、聴き手によってはバーンスタインの体臭が気になるという者もいるのかもしれない。)に対して、テンシュテットの演奏は、あくまでも作品を客観的に見つめる視点を失なわず、全体の造型がいささかも弛緩することがないと言えるのではないだろうか。もちろん、それでいてスケールの雄大さを失っていないことは言うまでもないところだ。このあたりは、テンシュテットの芸風の根底には、ドイツ人指揮者としての造型を重んじる演奏様式が息づいていると言えるのかもしれない。本盤におさめられたマーラーの交響曲第5番及び第10番は、前述の交響曲全集におさめられたものからの抜粋である。テンシュテットのマーラーの交響曲第5番と言えば、同じく手兵ロンドン・フィルとの演奏であるが、来日時のライヴ録音(1984年)や壮絶の極みとも言うべき豪演(1988年)が有名であり、他方、交響曲第10番については、ウィーン・フィルとの一期一会の名演(1982年)が名高いところだ。それだけに、本盤におさめられた演奏は、長らく陰に隠れた存在とも言えるところであったが、今般、久々に単独での発売がなされたことによって、その演奏の素晴らしさがあらためてクローズアップされた意義は極めて大きいものと言わざるを得ない。確かに本演奏は、咽頭がん発病後、一つ一つのコンサートに命がけで臨んでいた1988年の演奏ほどの壮絶さは存在していないが、それでも前述のようなテンポの思い切った振幅を駆使したドラマティックにして濃厚な表現は大いに健在であり、スタジオ録音ならではのオーケストラの安定性も相まって、第10番ともども、正にテンシュテットのマーラー演奏の在り様が見事に具現化された至高の超名演と言っても過言ではあるまい。本盤におさめられた演奏については、前述のように個別には手に入らず、全集でしか手に入らなかったことから、HQCD化などの高音質化がこれまで施されていなかったが、そのような中での、今般のSACD化は長年の渇きを癒すものとして大いに歓迎したいと考える。いずれにしても、本SACD盤を聴いて大変驚いた。従来CD盤とは次元が異なる見違えるような鮮明な音質に生まれ変わった言える。いずれにしても、テンシュテットによる至高の超名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。そして、可能であれば、全集の他の交響曲の演奏についても、SACD化して欲しいと思う聴き手は私だけではあるまい。

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    Seiru  |  千葉県  |  不明  |  2011年12月11日

    曲、演奏の魅力がそのまま生きながらも非常に鮮明になりました。むしろ演奏の魅力は跳ね上がったと思います。ノイズもなく非常にクリアなテンシュテットは、「復活」ライヴ盤と同様に非常に貴重です。この盤は全集としてセッション録音されたものですが、その全集を持っている方ならわかるかと思いますが、テンシュテットの生きたマーラー解釈はライヴに負けず劣らずこもっています。今さら言うことはありませんが、この盤に収録されている演奏は屈指の名演。テンシュテットは録音が始まって以来の世界最高のマーラー指揮者であることを疑うことはできません。10番アダージョに関して言えば、Altusのウィーン・フィルとの4年後のライヴ演奏もありますが、オケの質と相思相愛、或いはライヴとセッションどちらをとるか?という選択肢から、甲乙付けがたいものになっていると思います。いい買い物をしました。これで晩年の「巨人」「悲劇的」「夜の歌」ライヴ盤が出たら、絶対衝動買いしてしまいそうです。EMIはいい仕事をしたと思います。

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    Onon  |  大分県  |  不明  |  2011年12月10日

    中学生の時にFM放送をエア・チェックして衝撃を受けてから愛聴し続けていた演奏。冒頭のトランペツトからテンシュテット節全開、マーラーの毒にどっぷりと浸れる耽美的な演奏の最右翼だと思います。 その後高校生になり、2枚組のレコードを購入、数年前にはCDも購入していたが、今回のSACDの音質は格が違います。ダイナミックレンジの幅も大幅に改善されていますが、ノイズが抑えられた事により、第4楽章のアダージェットの消え入るような弱音が透明感をもって再現されますが、その美しさは息を飲むほどです。初めて聴いた時の感動がその時の空気感までもを思い出させてくれた程です。

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