ピアノ独奏曲全集 ペルルミュテール(P)
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KS | 兵庫県 | 不明 | 2009年05月04日
残響で音像がぼやけているとの指摘が多く見受けられますが、これは、ぺルルミューテルがラベルの演奏の際、ペダルを多用していたことで説明がつくかと思います。彼の晩年の来日公演の際、舞台に出てくる足取りこそ頼りなさげでしたが、着座し演奏に入るや、ミラーズを透明感ある音色で紡いでいた彼は、まさに孤高の仙人のようでした。その姿を彷彿とさせるCDに出会えたことは幸せです。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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スノーボール(豚) | 千葉県 | 不明 | 2009年04月25日
残念ながらいくつか指摘されている通り、音像が若干ぼやけた録音で、ペルルミュテールのショパンに較べても古めかしく響くが、残響が多いのはウィアストン・レイズのニンバススタジオで録音されたピアノ演奏全般に共通するものだ。比較的デッドな録音環境が多いピアノ独奏録音としては異例なものだが、ペルルミュテールの芸術を鑑賞するのに大きな問題はない。ステージに出てくるにも、本当にこんな状態で演奏ができるのか不安になるような心許ない足取りで登場するものの、ピアノの前に着座するや驚くほどの透明感ある美音を紡ぐ彼の、これはライブ2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Cyprien Backhaus | Philadelphia | 不明 | 2009年04月05日
うわべだけの技巧にばかり目をやると、「だめ」の評価をつける人が出てくるだろう。聴き手の感受性の高さを試す演奏だと思う。ペルルミュテルの解釈対話における近視眼的アプローチは、全体を俯瞰することのできる聴き手や引き手には大変有意義なパーツ談義である。この演奏では、老境に達した巨匠の、良い意味で脱力した演奏が聴ける。こういう演奏こそが、ピアノ演奏の目指す頂なのだろう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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京都のフランス人 | 日本 | 不明 | 2009年03月28日
これは、ラヴェルの音楽が好きでたまらない人が、聴けば十分な気がしますw 録音はよくなぃ、ピアニストは、69歳で、テクニックは衰えてる・・・。と、普通は推薦できる代物ではありません。ただ、1925〜27年にかけて、ラヴェルの前で、全曲演奏し、楽譜にないおびただしい指示をされた。それを聴くためだけに存在するCDだと思います。ちなみにボクには宝物です^^v0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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猫尾歯科 | ニャンクラ(笑) | 不明 | 2009年02月25日
きわめて自然体で作為のない解釈。流麗な演奏で均整のとれた人体を見るようで小気味良い。このような演奏がラヴェル演奏の正統として伝えられる事は天国のラヴェルも浮かばれることだろう。およそ考えられる限り最良の演奏のひとつ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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如月水明 | 宮崎県 | 不明 | 2009年02月16日
ラヴェルの謦咳に接した人の演奏は、はなはだ貴重である。一般的評価は、かのアンリエット・フォールのほうが名高いが、彼女の演奏は幾分メカニスティックに過ぎたように思われる。ペルルミュテルの演奏は、メカニカルな部分はフォールに及ばないものの、感興の豊かさの点で、フォールをはるかに凌いでいる。まさに極上のワインの味だ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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はりせん | 千葉県 | 不明 | 2009年02月07日
実演でステージ上のピアノからソナチネの第一音が出たとたん、息ができなくなりました。この音はペルルミュテルのピアノから直接出ています。正直、ミスタッチが聞き苦しいところもあります。しかしこの雰囲気を他で聞けたことがない。そしてピアノ一台からこれだけの雰囲気を出す音楽を書いてこそ「管弦楽の魔術師」なんでしょうね。 技術点を引いてこの評価です。でも自分の中ではラヴェルの決定版です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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saya | kawasaki | 不明 | 2008年08月25日
モノラルのVOXBOXと比べればテクニカルな衰えはあり、テンポもゆったり。音像が大きく残響も多すぎるが、一音一音に響きの意味とテンポ、そして細部までみごとに彫刻された心をを聞き取ることが出来る。 ソナチネの出だしの引っかかるようなリズム、続く音列と若さと意気消沈した楽曲。 クープランの墓の右手の細かい楽曲と、左手の音にも活き活きとした、独立した個性が感じられるではないか。 ショパンでも思うが、こういったサロン風の曲を弾くときのこの人の独特のテンポルバートは同時代を生きた雰囲気を感じる。 何より若くして亡くなっ1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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cyanryuu | 松山市 | 不明 | 2008年08月20日
これはいいんじゃないか?やたら巧いが無機質で味も素っ気もない演奏多いよね。ポエジーのレベルで捉えられてるかどうかだよ。当たり前だが自動ピアノじゃあるまいし。音楽のこういう部分、いったん喪われてしまうと、取り返しつかんからな。楽譜だけじゃ作曲家と同レベルのイマジネーションが要る。たいてい力量不足だったりするよね。ってことで、この議論終りにしようぜ! 貴重な録音だよ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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青春のピアノ | 北九州 | 不明 | 2008年02月21日
ペルルミュテルは、ラヴェルの最高権威だった。 日本で出版された楽譜は、ペルルミュテルの演奏を参考に校訂され、ラヴェル研究では欠かせない権威ある資料となっている。 ペルルミュテルは、ラヴェルに「小さな真珠」と呼ばれ、その才能を愛されたピアニストである。 敢えて輝かしさを求めず、ストイックに弾き込んでいくそのピアニズムは、ラヴェルの作品を演奏するにふさわしい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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祝歌 | 兵庫 | 不明 | 2008年01月17日
この演奏こそが、ラヴェルの玄妙な世界を引き写している。 この演奏に最低評価を下している人は、おそらく、日本のラヴェルのピアノ曲の出版譜がペルルミュテルの演奏を参考にして校訂がなされているということをご存知ないのだろう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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レエル | 不明 | 2007年11月18日
様々なラヴェル(P)を聴くに、おそらく残響一番!炭坑で演奏しているようだ。音の輪郭もおぼろ気で、おまけに演奏も縺れ合い不安げな物腰〜しかしながらその表情は自分の心を見入っている様で、不思議と熱いモノがこみ上げてくるから正直仕方無い。 PAVANE POUR〜やCOUPERINのタッチ聴くと印象派とは無縁のモノだが、忘我の状態にある女心の色の様にも見える。 ☆DOYEN とPERLEMUTERの演奏は最高を超へ心のグルですが他人に推奨できないので評価を下げました!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Timbre | 兵庫県 | 不明 | 2007年11月11日
…みんな我が儘だなぁ。今更カサドシュ、ペルルミュテールが話題の中心ってわけではあるまいに…。たぶん一部のレビュアーの不満の原因は後の世代のピアニストがラヴェルの決定盤を成し得ていないせいだと思われます。ラヴェルの直弟子である作曲家のマニュエル・ロザンタール氏がその著書『ラヴェル―その素顔と音楽論』で“渋々”認めているように、ラヴェルが生存した当時最高に評価していたピアニストはカサドシュ、ペルルミュテールなので、そのような厳然とした事実は矮小な聞き手でしかない私たちにはどうにも動かしようがありません。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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パシュミナ王子 | シャンバラ | 不明 | 2007年02月21日
このCDしか知らないから録音のことは何ともいえぬが、これら演奏には滋味がある。きらびやかではなく、むしろくすんだ風合いだが、何度繰り返し聴いても飽きがこない。ひとえにラヴェルの曲の弾き方が上手いからだろう。録音は特別良くもないが悪くもなく、観賞には問題ない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KS | 兵庫 | 不明 | 2007年02月17日
私も英NIMBUS盤を持っておりますが、録音が大変優れており、彼の晩年の実演を聴いた印象と一致します。彼のラベル演奏の精妙で仙人めいた不可思議さを追体験できます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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