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オッフェンバック(1819-1880)

CD 序曲集 ダレル・アン&リール国立管弦楽団

序曲集 ダレル・アン&リール国立管弦楽団

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    レインボー  |  不明  |  不明  |  2017年12月05日

    ジャック・オッフェンバックの序曲集である。 意外な事にナクソスでオッフェンバックの新録音が行われるのはロザンタールが晩年に吹き込んだ、バレエ音楽「パリの喜び」「オッフェンバッキアーナ」以来の2枚目。 この盤の演奏はダレル・アンの指揮、リール国立管弦楽団の演奏による。 アンはシンガポール出身で今売り出し中の新進気鋭の指揮者らしく、日本にも来ているらしい。 リール国立管弦楽団はフランスのオケでどちらも初聴きだったがなかなか良い。 オッフェンバック特有のリズム感の良さは全曲にあるし、また美しさもあり、オケの音色がインターナショナルなのは残念だが、軽快さもあり、オッフェンバックの魅力が良く出た好演。 収録曲は『大管弦楽のための序曲』を初め、幾つかあるオッフェンバック序曲集では珍しい収録曲もあるが、いずれも既に他の録音のある曲ばかりである。 しかし近年あまり録音がなかったオッフェンバックの序曲集が出たというのは嬉しく、またこれからオッフェンバックを聴いてみようという方にもおすすめ。 録音、音質は良好。

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