世の終わりのための四重奏曲 マルティン・フレスト、ジャニーヌ・ヤンセン、トーレイヴ・テデーン、リュカ・ドゥバルグ
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年08月30日
世の終わり 時の終わりに捧げられた絶望と虚無の無言歌と言いそやされてきたメシアンの四重奏曲 だがそうだろうか これを聴いているうちに浮かんだ疑問だ 崇高な生の賛歌に聞こえる 慥かに自由を奪い人間としての尊厳を傷つける巨悪に囚われている境遇は悲劇だ 自らには立ち向かう力もない 絶望的な状況といえる それでも人は生きる限り 自己表現せずには生きていられない 表現行為は集中と解放というアンチノミーを生む それは悟りと同義だ ここに状況を凌駕した精神の宇宙が広がっている 無限に自由だ 幻想も希望も膨らまし放題 また縮小も自在だ 生死すら乗り越えた今存在する歓びに満ちている 素晴らしい音楽と演奏だ Disc鑑賞はコンサート鑑賞同様一度きり それがわたしの長い間の習慣だが 何度聴いただろう 毎日聴いている あなたも如何3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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