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King Crimson

DVDオーディオ Earthbound 〜40周年記念エディション (DVD-Audio+HQCD)

Earthbound 〜40周年記念エディション (DVD-Audio+HQCD)

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    naoko  |  鳥取県  |  不明  |  2018年02月05日

    ホントは、本作収録のボックスセット、Sailors’ Tale を購入したのだけれど、なかなか全部を聴くのは難しいので、まずは、それに収録された目玉の Earthbound のディスク(DVD-A)について。オフィシャルで初めてCD化されたとき、アナログ盤とくらべ、あまりに低音が強めで脳みそがどうにかなってしまいそうだったので、CDはあまり聴かなかった。しかし、今回は、初CD化の際とマスターは同じにもかかわらず、ハイレゾ・マジックなのか、かなりアナログと印象が近くなったように感じた。元々の音が音なので、限界はあるけれど、かなり聴きやすくなった。●ボーナス・トラック(アルバム?)も充実していて、Earthbound の元の音源となった Jacksonvile と Peoria の公演からそれぞれ ”The Sailor’s Tale” と ”Groon”( ”Peoria” を含む)を収録。編集前の全貌が明らかに!ただ、”Pictures of a City” (Milwaukee)、”Formentera Lady” (Milwaukee)、”Cirkus” (Orlando)、”Ladies of the Road”(Orland)、”The Letters” (Denver)を収録している理由はなぞ。解説を読めば、理由が書かれているのだろうか? Fripp は当アルバム発表時からこのような構成を考えていたが、収録時間の関係で実現しなかったのだろうか?(★が一つ足りないのは、このへんの脈絡がよくわからないから。)●ちなみにオリジナル盤の構成と音質を楽しむため、恒例のアナログ落とし音源を収録!●個人的には、以前にコレクターズクラブの一つとして発売された Summit Studios のスタジオ・ライブが再収録されたのがうれしい。4チャンネル版も収録されているので、既にCDを購入された方も御一聴を!繊細なところはより繊細に(”Cadence & Cascade”!)、荒々しいところはより荒々しくなった気がする。特にCD化の際には、16分弱だった ”Improv.: Summit and Something Else (including The Creator Has a Master Plan” がおそらくほぼ未編集で倍以上の38分!CD版では、David Bottrill と Alex R. Mundy の巧みな編集技術により非常に構成された曲に聞こえていたが、ここでは曲が有機的に流れていく。Boz のスキャットはよりセクシーでソウルフルだ。しかし、この時期のKCは悪ノリする傾向が強いが、珍しく「静」を重んじる部分もある。これはスタジオ録音の雰囲気がなせる技なのだろう。残念ながら、”Lark’s Tongues in Aspic”っぽいギターはここでもテープの入れ替えのためか、尻切れトンボ。もう少し聴きたかった。●あと、”21st Century Schizoid Men” が入っているけれど、ぼくは遠慮しておきます。●最後に、Fripp は、この時期、Collins、Wallace、Boz にブルーズを勝手にやられて、置いてきぼりをくらい、スツールに座って、ギターを弾かぬまま、ただ下を向いていたみたいなことがよくいわれるけれど、ブルーズやファンクの語彙みたいなものは知っていて、ちゃんとギターを弾いているように思う。そして、あの独特なギター・ソロをぶち込むスペースを他の3人はちゃんと空けている(”Earthbound” の後半とか)。ジャズみたいにソロの持ち回りをしていただけじゃないかな。みんな、いい仕事していると思う。

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