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ショパン (1810-1849)

SHM-CD 24の前奏曲、スケルツォ第2番、他 マウリツィオ・ポリーニ(2011)

24の前奏曲、スケルツォ第2番、他 マウリツィオ・ポリーニ(2011)

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2021年02月27日

    ポリーニには70年代にエチュード、プレリュード等で驚嘆させられたものです。しかし好きかといわれると「?」が付いてしまっていました。しかしここに聞かれる音楽からはその?が消えており、逆に当時の良さもより理解できて来るというのが大変面白いです。

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  • ★★★★★ 

    白骨街道魔伝  |  愛知県  |  不明  |  2013年02月13日

    見事なまでに漂泊されたまっさらな抒情性と、白刃一閃の切れ味でリスナーの耳を席巻したポリーニの旧録音から37年・・・・。 付属のライナーノートによれば、「前奏曲集」に音楽家的立場から戸惑いを見せたシューマンの論評に加えて、いち早くその大胆な音楽的飛翔を見抜いた詩人ボードレールの卓見が紹介されていて興味深い。 今回のポリーニのアプローチに接し、旧録同様、曲間の絶妙な間合いに均整がとれていて、いわゆるPAUSEと「間」のちがいを心得た新録音であることにまず感謝したい。 年齢的には枯淡の境地に達したポリーニであるが、演奏の味わいもことさら伎を衒わず、ボードレールの言う「深い淵のおぞましい情景の上を舞い飛ぶ輝かしい鳥」(ライナ-ノート パオロ・ペタツツイ 歌崎和彦訳)に腰を据えた渋みを覗かせる。 それにしても、曲中最後の24番、まさに流星高低二音の三連打には怖気をふるってしまう。

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  • ★★★★☆ 

    DP−900で聴いています  |  愛知県  |  不明  |  2013年02月06日

     有名な最初の前奏曲集はLP,CDともに持っていますが、当時はスゲーッて感心した演奏も、今となっては楽譜どおりに高速で演奏するキカイが弾いてるのか?と思うほど今回の録音は美しいですね。若き日のポリーニの録音は、スタインウェイとノイマンのマイクロフォンによって意図的に硬質でクールな音質に持って行ったような気がします。それが今回のレコーディングのようなバランスになったのは、バラードとスケルツォを録音した1990年代からのようです。ミュンヘンのヘルクレス・ザールというこの古いホールのせいかもしれませんが・・・。いずれにしても、この新録音のほうがずっと自然です。録音がいいだけに、SACDで聴きたかったなあ。

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  • ★★★★★ 

    Marthy  |  POLAND  |  不明  |  2012年10月10日

    Polliniの最新ショパン録音が前奏曲集であることに驚きました。有名な一度目の録音よりもこちらの方が音楽を感じる演奏だと思います。いつもながらあまり温度の高くない弾きっぷりのように感じますが、本当に美しい音の持ち主であると思います。あと、素晴らしい歌い方!!!!!

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年10月06日

    ポリーニの円熟を感じさせる素晴らしい名演だ。本盤におさめられているショパンのピアノ曲は、私の記憶が正しければ、4つのマズルカを除けば、ポリーニにとって2度目の録音ということになる。メインの前奏曲集については、ポリーニの名声を確固たるものとした1974年のスタジオ録音以来、約35年ぶりの再録音。2つの夜想曲は、2005年の全曲録音以来6年ぶりの再録音。スケルツォ第2番は、1990年の全集の録音以来、約10年ぶりの再録音。マズルカ集については、本盤におさめられた諸曲は初録音であるが、第22〜25番を2年前に録音しており、マズルカ集の録音としてはそれ以来となる。とりわけ、録音の間隔が空いたメインの前奏曲集については演奏内容の差が歴然としており、本盤の演奏内容の素晴らしさ、見事さは圧倒的であると言えるだろう。前回の1974年の演奏は、少なくとも技量においては凄まじいものがあった。研ぎ澄まされた透明感溢れるピアノタッチという表現が当てはまるほどであり、古今東西のピアニストによる前奏曲集の演奏の中でも巧さにおいては群を抜いた存在であるとも言えた。ただ、音質がやや硬質でもあったリマスタリングやSHM−CD化がなされていない従来CD盤で聴くと、ピアノの硬質な音と相まって、機械的な演奏に聴こえてしまうきらいがあり、聴きようによっては、あたかも機械仕掛けのオルゴールのようなイメージもしたところである。ところが、本演奏は、そのような問題はいささかも感じられない。超絶的な技量においては、老いても綻んでいるとことは殆どないと言えるが、何よりも、演奏全体にある種の懐の深さを感じさせるのが素晴らしい。スコア・リーディングの深みも大いに増しているとも思われるところであり、細部におけるニュアンスの豊かさ、心の込め方には、尋常ならざるものがあると言える。このような含蓄のある演奏を聴いていると、今やポリーニは真に偉大なピアニストになったと評しても過言ではあるまい。ついで、スケルツォ第2番が素晴らしい。前回の演奏では、ほぼ同時期に録音されたポゴレリチの演奏が衝撃的であったせいか、今一つ喰い足りないものを感じさせたが、今般の演奏は、それを補って余りあるほどの偉大な演奏に仕上がっていると言える。卓越した技量を披露しつつも、彫の深さ、内容の濃さにおいては近年のピアニストを寄せ付けないだけの高み達しており、おそらくは現代のピアニストによる同曲の演奏の中でも最高峰の名演と評しても過言ではあるまい。他の併録曲もいずれも素晴らしい名演であり、本盤こそは、ポリーニの円熟と充実ぶりを大いに感じさせる名アルバムと高く評価したいと考える。音質は、ピアノ曲との相性が抜群のSHM−CDであり、本盤の価値をより一層高めることに大きく貢献していることも忘れてはならない。

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  • ★★★☆☆ 

    ぬぬぬ  |  不明  |  不明  |  2012年10月06日

    前奏曲旧録音は、練習曲集程ではないにしろ愛聴して来たが、それと比べると、節回しに過去と違うものが出てきたのは円熟の証としても、速いパッセージの粒ぞろいや弾いている時の余裕感はかなり失われており、他のピアニストと絶対比較すると優秀な演奏としても、前者と後者を差引すると残念ながらマイナスという気がする。またこの感じと、前奏曲17番やノクターンOp.27−2などの速いテンポが相まって、この種の曲ではお尻が落ち着かないような感じがする。アルゲリッチはソロを捨てて別府や伊藤京子さんなどに出会って、落ち着く所に軟着陸した気がするが、この演奏や大リーグの松坂大輔投手などを見ると、若くして完全無欠だった人間の歳の取り方がいかに難しいかを痛感させられる。

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  • ★★★★☆ 

    TKOクラシック  |  神奈川県  |  不明  |  2012年10月03日

    70年代にクラシックを聴き始めているので、ポリーニの鮮烈なショパンは、私にとってはベスト盤になっています。その頃と比べてしまってはいけないのですが・・・、しかし、これが70歳の演奏かと思うと恐れ入ります。ポリーニは、完璧なのか、慎重なのか、録音を量産しないようですが、若い頃に、モーツァルトのソナタなど多く録音して欲しかったです。長きに渡り、名録音をリリースするポリーニに敬意です。ポリーニは私のクラシック歴とも言えます。新しい録音なのに、音質が今ひとつに感じました。輸入盤ではなく、国内盤を買えば良かったかな。

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