トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > スクリャービン(1872-1915) > 交響曲第2番、ピアノ協奏曲 ワシリー・ペトレンコ&オスロ・フィル、キリル・ゲルシュタイン

スクリャービン(1872-1915)

CD 交響曲第2番、ピアノ協奏曲 ワシリー・ペトレンコ&オスロ・フィル、キリル・ゲルシュタイン

交響曲第2番、ピアノ協奏曲 ワシリー・ペトレンコ&オスロ・フィル、キリル・ゲルシュタイン

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (2 件)
  • ★★★★☆ 
    (0 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:2件中1件から2件まで表示

  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2017年11月13日

    ワシリー・ペトレンコとオスロ・フィルによるスクリャービン録音の第二弾。最初の交響曲第3番/第4番はこの指揮者としては普通の出来だと思ったが、今回の第2番は特筆すべき名演。第2番はけっこう稚拙なところもある若書きの曲だけど、作曲家生誕百周年の1972年に最初のLPが入手可能になった時から、不思議に気に入っている。その時聴いたスヴェトラーノフの旧録音は終楽章で鳴り渡る金管のファンファーレ音型があまりにド派手かつ下品で、いま聴くと笑ってしまうけど。マーラーの5番と同じく5楽章だが3部から成る曲で、第1楽章冒頭の主題(ハ短調)がそのまま「変容」して終楽章第1主題(ハ長調)になるという、ロマン派音楽を席巻した主題変容技法の見本のような作品。さて、ペトレンコのこの演奏、直近の競合盤であるゲルギエフ/LSOと比べると全体で10分も演奏時間が違うのに驚くが、これはゲルギエフの方がやりすぎ。退屈なところもある曲だから、速いテンポで締めようと思ったのだろうが、事務的で無味乾燥な演奏になってしまった。演奏時間の大きな違いをもたらしているのは真ん中の楽章(マーラーと違って緩徐楽章)であるアンダンテだが(ゲルギエフ11:55/ペトレンコ18:01)、メシアンを先取りするように鳥の声も響くこの美しい楽章はペトレンコのこの演奏がこれまでで最美と断言してはばからない。「光が欲しいと思ったのだが、軍隊行進になってしまった」と作曲家自身もボヤいている終楽章も、この楽章の陳腐さをうまく抑えたセンシティヴな演奏。全くヴィルトゥオーゾ的でなく、ショパン以上に「触ると壊れてしまいそうな」ピアノ協奏曲も非常にデリケートな出来ばえ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2017年10月23日

    クラリネットの音が深い印象を残す OPOのクラリネット奏者を知らないが優れた演奏家だと確信する 20世紀初頭その初めの10年で マーラーは第5シンフォニー以降の全てを書いた ハイドン以来受け継がれ変容してきた交響曲の系譜が一つの終焉を迎えようとしていたと言っても好いだろう 時を同じくして 北のロシアで新たな交響曲像を築こうとする男がいた スクリャービンの第2シンフォニー以降もこの10年に生まれている マーラー以上に短命で終わってしまったスクリャービンは第6番を書き掛けて没する まだロマン派の残り香を強く放つ”第2番”だが ペトレンコ=OPOは音楽の自然な流れを大切にする演奏で克明な表情を描いていく 決してデュナーミクの差異に頼らずノーブルな響きを醸成して深い情感を引き出している ピアノ・コンチェルトも交響楽に負けない濃密な管弦楽が愉しめる ゲルシュタインのピアノもオーケストラと拮抗する生命力と技巧を披瀝して雄々しい風情だ これだけ美しい”ことば”で歌いだされたスクリャービンはとんと聞かなかった お聴きになっては如何   

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:2件中1件から2件まで表示