Sym, 40, 41, : Giulini / Bpo
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Portia | 東京都 | 不明 | 2005年12月01日
モーツァルトの40番と41番をカップリングしたCDはたくさんあります。でも,これほど濃密で暖かい音楽が聴ける盤は少ないのではないでしょうか。一瞬たりとも「聞き流す」ことができない,「聞き流しては惜しい」という気持ちにさせてくれる素晴らしいモーツァルトです。70年代の「9番シリーズ」以来,ジュリーニは大好きだったはずなのに,晩年のモーツァルトはなぜかずっと手を伸ばしにくかった... もっと早く聴いておくべきでした。CDの包装に貼られていた「追悼」の2文字に改めて寂しさが込み上げてきます。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ハンス | 世田谷 | 不明 | 2005年06月28日
本当に素晴らしい演奏です。ジュリーニの晩年の録音、特にSONYのシューベルトやこのモーツァルトはいずれも絶品の出来ですが、どうも過小評価されているようでなりません。再評価が必要です。これほどまでに滋味溢れる高雅な歌を聴かせる人は後にも先にもジュリーニ唯一人でした。ご冥福をお祈りいたします。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Seiru | 千葉県 | 不明 | 2010年01月10日
クラシック音楽に興味を持ち、初めて購入したのがこのCDでした。したがって40番は他の指揮者ではテンポが速過ぎて聴けません…しかし遅めのテンポでしっかり丁寧に描き出した素晴らしい演奏。ジュピターも遅めながら非常に端正で、誇張も少ない良い演奏です。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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宇野珍会長 | 埼玉県 | 不明 | 2013年10月10日
ジュリーニといえば、ぼくならこの「40番」だ。某評論家が「三島由紀夫的な儚さ」と評したが、言い得て妙といえよう。ジュリーニは出来不出来の激しい指揮者で、特に管打が活躍する曲には弱いイメージがある。この「40番」は金管も打楽器もないので、ジュリーニの独壇場になる。いつもの「濃厚なのにすっきりした歌」の裏側に、大理石を積み重ねたような堅固な構成力、いやゴシック建築か。そう書けば情感が控え目っぽく聞こえてしまうが、実際は「儚さ」を押し出して「40番」のもつ悲劇を描ききっている。数ある下降していく音程を、ここまで劇的かつ美しく表現した例をぼくは知らない。いっぽう「41番」は管打が結構あるためか、時折コントロールしきれていない音響が続出してしまう。ジュリーニは一筆書きの芸術家なので、対位の処理も褒められたものではない。とはいえ第3楽章の高級感には平伏してしまうのだが。。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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hidechan | 横浜市 | 不明 | 2005年11月08日
40番は情緒に流されず,かといって厳格すぎもせず,音を大切に扱っていて,ゆったりとした気分で聴けます。 41番は,喜びを控えめに表現することで,かえって,生きる素晴らしさのようなものを訴えかけてきます。やたらガンガンやらない,節度のある指揮で,さすが,巨匠です。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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tomato fripp | 富山県 | 不明 | 2013年05月27日
テンポの遅さ云々ではなく其処に包含される音楽への慈しみと馥郁とした味わいを先ずこの演奏では聞くべきで、ある意味手垢にまみれた虚飾をはいして、音楽の流れに身お任せていると悠久のモーツアルトの微笑みみたいなモノが聞くたびに色濃くなっていくような感じ、対位法の妙を丁寧に紐解いていくこの演奏はまさにモーツアルが一番ちかくなるような切り返し味わっていきたい演奏の一つです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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