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マーラー(1860-1911)

CD Das Lied Von Der Erde: Walter / Vpo, Ferrier(A)patzak(T)

Das Lied Von Der Erde: Walter / Vpo, Ferrier(A)patzak(T)

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  • ★★★★★ 

    苦沙弥  |  北海道  |  不明  |  2023年01月29日

    すでに掲載されているレビューは2021年7月以前の投稿ということで,2022年12月発売のグランドスラムによる平林氏復刻盤に関するものではないようである。本日平林氏によるオープンリールテープ復刻盤を入手し,早速聴いてみた。時間がなかったのでまずは1楽章だけでもと思っていたのだが・・・,聴きだしてみると,LP以来これまで数え切れないくらい聴いてきた録音であり,最近はこれが究極かと思ったSACD盤を聴いていたにもかかわらず,音質がどうのこうのなどと考える余地なくあっという間にマーラーとワルターの宇宙に引き込まれ,気がつけば全部を聴いてしまっていた。ワルター/ウィーンフィル+カスリーン・フェリアー+パッツァークによるマーラー「大地の歌」を始めて聴いた気分である。ワルター/ウィーンフィルの演奏,フェリアーとパッツァークの歌声は実演を聴いているように美しく,各パートの演奏音も明瞭で,ナチュラルに美しい。ライナー・ノートに「英『グラモフォン』誌の初出LPの批評」(アレック・ロバートソン)というのが掲載されており,演奏と録音を賞賛しつつも,「青春について」の冒頭でのトライアングルが鮮明度に欠けることや,「告別」の「永遠に」の部分でのチェレスタが十分に聴こえないことを指摘しているが,このオープンリールテープ復刻盤でははっきり聴こえており,完璧であると思う。私にとってはこの盤が究極のワルター/ウィーンフィル+カスリーン・フェリアー+パッツァーク盤という事になる。この演奏の最も優れたテープ音源をCDとして復刻してくださった平林氏に深く感謝する。

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  • ★★★★★ 

    禅済  |  三重県  |  不明  |  2021年07月16日

    とにかくフェリア―の絶唱に尽きる。人によって好き嫌いは当然あるだろうが、声がどうとか歌唱技術がどうとか録音がどうとかは枝葉末節のことだ。LP(1000円だった)を繰り返し繰り返し聴いて、おまけに保存用にもう一枚(いまだ1回も針を降ろしていない)買うほど入れ込んでいた。パツァークの歌唱については異見もあるだろうが、枯れたような声がこの曲に合っている。ともかくフェリア―という歌手の記念碑的な録音。第6楽章など1年後に癌で他界する自分の運命を悟っていたかのように思える。今はそうではないが、「永遠に、永遠に」と消えるように終わるところなど涙したものだ。

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  • ★★★★★ 

    ハッチ  |  愛知県  |  不明  |  2021年03月19日

    大地の歌の決定版。 フェリアーの名はこの1枚にして不動のものに。 マーラーの最高傑作は8番か大地だと思っている。

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  • ★★★★★ 

    ゆっきー  |  千葉県  |  不明  |  2021年02月23日

    先にレビューされた方お二人だけで内容は十分かと思いましたが、私も感謝の意味も込めて★5つで投票させていただきます。ありがとうございました。

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  • ★★★★★ 

    John Cleese  |  静岡県  |  不明  |  2017年12月02日

    HMVウエブ上の案内とまったく異なるデザインのジャケットのLPが届きました。しかしこれは嬉しい間違い。カスリーン・フェリアー先生の大変美しいポートレートのジャケットでした。これだけでも購入する価値があります。LPは昔廉価版で英デッカから出ていたものを持っていますが、それと比べても厚みのある暖かで穏やかな音質となっております。内容はいまさらあげつらうまでもありますまい。フェリアー先生の白鳥の歌。英国ではいまだ「キャス」と愛称で親しまれている永遠の歌姫の素晴らしい遺産です。

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  • ★★★★★ 

    ミュンシュ  |  神奈川県  |  不明  |  2013年06月30日

    今の私には、フェリアーの独特の歌声と発音の癖が気になるが、これは私がフェリアーを聴きこんでいないためであろう。実は、同じワルター指揮で、後年のステレオ盤の女声を担当するミルドレッド・ミラーの素直な歌声をこよなく愛する私である。でも奇数楽章を歌うパツァークのほうは、一聴して、乏しい歌声に聴こえなくもないが、何度も聴いていると、この曲の奇数楽章にあらわれる退廃的な曲想にぴったりであると思われてくる。そして、ワルターの指揮も、特に第6楽章の中間部がそうであるが、えぐるような深さがある。前述のステレオ盤も私は愛するが、やや平面的なきらいがあると思う。対して、本盤はモノラルでありながらも立体的、そして厳しい。バーンスタインがウィーンフィルを指揮し、女声のパートをバリトンのディートリッヒ・フィッシャー・ディスカウ、テノールをジェイムス・キングが歌った盤とともに、私が愛する「大地の歌」のCDである。

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2012年11月11日

    ラジオをつけたら流れていたので、CDを探し出してついまた全曲聴いてしまった。ワルターの大地の歌はライヴも含めて数種類あるが、高名な評論家U氏が強く推すのがこれ。昔、GRシリーズの1936年ライヴや1961年のCBSによるステレオ盤とともにLPをよく聴いていた。ほかのNYPなどとのライヴ盤も含めて独唱は一番これが優れているし、演奏も端正でウイーンフィルの枯れたようなラウンドが味わい深いが、モノラル時代のDeccaの音質が残念だ。モノクロ写真のような味わいはあるが、1936年のSP盤の方が切迫した激しさがあり、ステレオ盤も音質のメリットが大きい。

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  • ★★★★★ 

    としちゃん  |  宮城県  |  不明  |  2011年10月23日

    長年、国内初期盤(西ドイツプレス)で聴いてきたが、震災を期に、あまりにも神経を苛んでくる音楽の力に辟易して売り飛ばしてしまった。ジ・オリジナル盤(リュッケルトから3曲抜粋が入っている)で久しぶりに聴いた。50年代のウィーンフィルの合奏力とワルターの絶妙な指揮、歌手の絶唱にやっぱり圧倒された。何よりも『告別』の後に流れだした『リュッケルト』、『真夜中に』の音楽と歌詞に、心を救われた感がある。暗闇の中から転じて光に向かおうとする人の力を信じよう、と思った。『大地の歌』の後に聴く『リュッケルト』を聴くことで、名盤をまた聴き返すことができた。マーラーは、なんて凄い音楽を作ったんだろう!

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  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  兵庫県  |  不明  |  2010年10月27日

    この曲の究極とされてきた演奏で、これをしのぐものはない。多感なウィーン時代をマーラーと共に生き、その晩年の精神的世界を知っていた人の手による奇跡的な演奏。ガンで亡くなる前の美しいフェリアーと、ワルターと音楽的に最後まで緊張があったという、古強者の揃ったVPOによって、この幽玄な世界への到達が可能になった。ワルターとVPOの組み合わせは常識を超えた何事かが起こる演奏が可能であり、全ての音楽愛好家の胸を高鳴らせる。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年09月14日

    比較的短命にその生涯を閉じたフェリアーは1947年同じワルターとの共演(テノールはピアーズだった)で最後まで歌えなかったらしく本曲に対して何か直感的なものを個人的事情の中で捉えていたのではないでしょうか。確かにこの曲は李白等による厭世的ロマン性を帯びた詩に基づいて作曲されたものですが唯一作曲者直伝弟子であるワルターが捉えることが可能とも思われる心理の世界でもあるかのようです。本盤のテノール担当のパツァークもその寂寥感を上手く表現しております。タイム的には@8’36A9’12B2’58C6’43D4’22E28’21となっておりVPOとのショッキングな登場での私の好きな後年同じVPOを振ったバーンスタイン盤と比べて見ると各楽章概ね短めとなっています。1952年このワルター(当時76歳の頃)、フェリアー、パツァーク、VPOによる「大地の歌」は本盤録音の数日後ライブ盤(タイム@8’33A9’30B3’06C6’31D4’19E29’50)でも残されており機会があれば聴いてみたいですね。なお、ワルター指揮の「大地の歌」はさすがいろいろ出ておりさっーと拾っても1935年フォレスター、ルイス、NYPO・・1936年トルボルク、クルマン、VPO・・1948年フェリアー、スヴァンホルム、NYPO・・1953年ニコライ、スヴァルホルム、NYPO・・1960年ミラー、ヘフリガー、NYPO・・等マニアには興味の尽きないワルター「大地の歌」です。このようなレベルの演奏となればモノラルもクソもありませんね、同ソースから数多くの版が制作されてもおり本盤(平林氏の制作姿勢が更にバリューアップされていると期待されます。)もその内の一つ・・・長く聴かれるべき最高のものでしょう。解説資料も貴重なものと推察されます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2010年09月07日

    独唱2人の水準。ウィーンフィルのその当時のレベル。ワルターの棒を含め、もう評価してどうなるというものでもない。この時代の、この日この時に3人とウィーンフィルがともに舞台に立ち、録音が行われた。そしてその演奏が、世界中で音楽を愛する人たちに、計りしれない「感動」と「虚無感」をもたらした。そうした事実だけで、この録音は歴史遺産的な存在になっていると思う。個人的には青春の一番「危うい」時代に聴き込んだこともあり、忘れ難い録音となっている。ある意味、私にとっても「歴史遺産」なのかもしれない。

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2010年08月25日

    人が何と言おうとLP時代にキングから出ていたMZシリーズの中の1枚であったこの録音がベストと思う。歌の上手下手や声量、録音の悪さなどで測れない何かがここにはある気がしています。たしかに個人的に暗い時代に持っていた1枚であるという呪縛から抜け出せないのかもしれない。ご存知の方はご存知でしょうが当時MZにはクナのブル3と4、クライバー父の第九、コリンズのシベ2、バックハウス+クラウスの皇帝等々、素晴らしい演奏が並んでいまして、1200円という何とも中途半端な(当時は1000円盤全盛、フィッリプスにはベームの第九900円というのもあった)値段でありましたがたくさん買った記憶があります。今も同じような価格でCDが出ているのは不思議な感じさえします。今もって愛聴盤です。今では録音技術に助けられたり、無国籍音楽のような「大地」が数多くあるように思います。こういう「下手な」演奏も残しておきたいと思うのは小生だけでしょうか?

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  • ★★☆☆☆ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2009年10月15日

    まずフェリアーが駄目。声が好きという人もいるが、音楽的にあまりに稚拙。他のライヴも似たようなもの。美人で夭折しなかったら、これほど慕われたものだろうか。パツァークもヘロヘロぶりが味があると言えなくもないが、ブンダーリヒ、ルードヴィヒの絶唱と比較するのも失礼と思える。ワルターならトールボリが歌っている36年盤が第一、ついでミラーのNYP盤を挙げるべき。なぜ世紀の名盤扱いされるのか本当に不思議。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2009年06月14日

    説明書によりますと比較的短命にその生涯を閉じたフェリアーは1947年同じワルターとの共演(テノールはピアーズだった)で最後まで歌えなかったらしく本曲に対して何か直感的なものを個人的事情の中で捉えていたのではないでしょうか。確かにこの曲は李白等による厭世的ロマン性を帯びた詩に基づいて作曲されたものですが唯一作曲者直伝弟子であるワルターが捉えることが可能とも思われる心理の世界でもあるかのようです。本盤のテノール担当のパツァークもその寂寥感を上手く表現しております。タイム的には私の好きな後年同じVPOを振ったバーンスタイン盤と各楽章概ね短めとなっています。リュッケルト歌曲も同じようにわが子を亡くしたマーラーのストイックな面が出ているように聴きました。全体としてこのようなレベルの演奏となればモノラルもクソもありませんね、長く聴かれるべき最高のものでしょう。

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  • ★★★★★ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  2008年07月22日

    「マーラーはワルターに始まり、ワルターに還る」ことを痛感する一枚です。マーラーの厭世主義とロマン主義の両側面を、破綻させることなく見事に調和出来るのは、ワルター以外考えられません。スコアの分析に終始する演奏に嫌気が差し、さりとて感情過多で破滅する演奏も好まない私にとって、この演奏はまさに福音と言うべきものです。パツァークの、枯れていてしかも妙にニヒルな声もこの曲に似付かわしく、マーラー特有のアイロニーが滲み出ています。音質面では、個人的には平林直哉監修盤がお薦めですが、LP復刻盤に付き物のプチノイズが気になるようならばDECCA LEGEND盤を選ぶとよいでしょう。

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