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マーラー(1860-1911)

CD 交響曲第1番『巨人』 クラウディオ・アバド&ベルリン・フィル

交響曲第1番『巨人』 クラウディオ・アバド&ベルリン・フィル

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  • ★★★★★ 

    遊人王月曜日  |  北海道  |  不明  |  2018年09月09日

    素晴らしい歌が随所にあり、聴いていてとても幸せ。聴かせられているといった押し付けさがないのが、なんともいい。アバドの力量がいかんなく発揮された名演だと思う。

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  • ★★★★★ 

    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  2012年01月29日

    青春を感じる素晴らしい演奏。 アバドは一見レパートリーが広そうだが、 納得し自分の中で完全に消化した楽曲しか録音しない。 R.シュトラウスあたりは実際は良く合っていると思うのだが ロンドン響とのスタジオとベルリンフィルとのライヴ程度しかない。 さてこの「巨人」はシカゴ響とのものより洗練されており、 みずみずしい輝きを放っている。 ワルターの愚鈍な巨人と比べようもないが、 オケの実力、解釈のみずみずしさと相まって、 聴きごたえのある名盤となっている。

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  • ★★★★★ 

    ピジョンバレー  |  東京都  |  不明  |  2011年07月09日

    熱狂とカンタービレが共存した奇蹟の演奏。同曲のマイ・ベストであり、多くの人に聴いて欲しい。ところで、同時期のウィーン・フィルとの実演に接した人は、例外なくこの演奏よりウィーン・フィルとの演奏を高く評価していた。ウィーン・フィルとのライブ録音の登場を秘かに期待している。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月05日

    アバドはレパートリーがきわめて広範であるために、一般的にはそのような認識がなされているとは必ずしも言い難いが、いわゆるマーラー指揮者と評しても過言ではないのではないだろうか。マーラーの交響曲全集を一度、オーケストラや録音時期が異なるなど不完全な形ではあるが完成させているし、その後も継続して様々な交響曲の録音を繰り返しているからだ。ライバルのムーティが第1番しか録音していないのと比べると、その録音の多さには際立ったものがあり、こうした点にもアバドのマーラーに対する深い愛着と理解のほどが感じられるところである。アバドのマーラー演奏の特徴を一言で言えば、持ち味の豊かな歌謡性ということになるのではないか。マーラーの長大な交響曲を演奏するに当たって、アバドの演奏はどこをとっても豊かな歌心に満ち溢れていると言える。したがって、マーラー特有の随所に炸裂する不協和音や劇的な箇所においても歌謡性を失うことがいささかもなく、踏み外しを行ったりするなど極端な表現を避けているように思われるところである。もっとも、アバドもベルリン・フィルの芸術監督に就任するまでの間にシカゴ交響楽団などと録音された演奏では、持ち前の豊かな歌謡性に加えて、生命力溢れる力感と気迫に満ち溢れた名演の数々を成し遂げていた。しかしながら、ベルリン・フィルの芸術監督就任後は借りてきた猫のように大人しい演奏が多くなり、とりわけ大病を克服するまでの間に演奏された第5番は、物足りなさ、踏込み不足を感じさせる演奏であったとも言える。しかしながら、大病にかかる直前、そして大病降伏後の演奏では、豊かな歌謡性に加えて、楽曲の心眼に鋭く踏み込んでいくような彫の深さが加わったと言えるところであり、特に、ベルリン・フィルとの第3番、第4番、第6番、第7番及び第9番、ルツェルン祝祭管との第2番は圧倒的な名演に仕上がっていると言える。本盤におさめられた第1番は、ベルリン・フィルの芸術監督就任直前のアバドによる演奏だ。彫の深さといった側面ではいささか物足りないという気がしないでもないが、楽曲がマーラーの青雲の志を描いた初期の第1番であるだけに、かかる欠点は殆ど目立つことなく、持ち前の豊かな歌謡性が十分に活かされた素晴らしい名演に仕上がっていると評価したい。これほどまでに、歌心に満ち溢れるとともに情感の豊かさを湛えている同曲の演奏は類例を見ないところであり、バーンスタインやテンシュテットなどの劇的な演奏に食傷気味の聴き手には、清新な印象を与える名演であると言っても過言ではあるまい。新しい芸術監督に対して最高の演奏で応えたベルリン・フィルに対しても大いに拍手を送りたい。録音は本盤でも十分に満足できる音質であるが、先日発売されたSHM−CD盤は、本盤よりも若干ではあるがより鮮明な音質に生まれ変わったと言える。いまだ未購入の方で、アバドによる素晴らしい名演をよりよい音質で味わいたいという方には、SHM−CD盤の方の購入をお奨めしておきたい。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年05月22日

    アバドはレパートリーがきわめて広範であるために、一般的にはそのような認識がなされているとは必ずしも言い難いが、いわゆるマーラー指揮者と評しても過言ではないのではないだろうか。マーラーの交響曲全集を一度、オーケストラや録音時期が異なるなど不完全な形ではあるが完成させているし、その後も継続して様々な交響曲の録音を繰り返しているからだ。ライバルのムーティが第1番しか録音していないのと比べると、その録音の多さには際立ったものがあり、こうした点にもアバドのマーラーに対する深い愛着と理解のほどが感じられるところである。アバドのマーラー演奏の特徴を一言で言えば、持ち味の豊かな歌謡性ということになるのではないか。マーラーの長大な交響曲を演奏するに当たって、アバドの演奏はどこをとっても豊かな歌心に満ち溢れていると言える。したがって、マーラー特有の随所に炸裂する不協和音や劇的な箇所においても歌謡性を失うことがいささかもなく、踏み外しを行ったりするなど極端な表現を避けているように思われるところである。もっとも、アバドもベルリン・フィルの芸術監督に就任するまでの間にシカゴ交響楽団などと録音された演奏では、持ち前の豊かな歌謡性に加えて、生命力溢れる力感と気迫に満ち溢れた名演の数々を成し遂げていた。しかしながら、ベルリン・フィルの芸術監督就任後は借りてきた猫のように大人しい演奏が多くなり、とりわけ大病を克服するまでの間に演奏された第5番は、物足りなさ、踏込み不足を感じさせる演奏であったとも言える。しかしながら、大病にかかる直前、そして大病降伏後の演奏では、豊かな歌謡性に加えて、楽曲の心眼に鋭く踏み込んでいくような彫の深さが加わったと言えるところであり、特に、ベルリン・フィルとの第3番、第4番、第6番、第7番及び第9番、ルツェルン祝祭管との第2番は圧倒的な名演に仕上がっていると言える。本盤におさめられた第1番は、ベルリン・フィルの芸術監督就任直前のアバドによる演奏だ。彫の深さといった側面ではいささか物足りないという気がしないでもないが、楽曲がマーラーの青雲の志を描いた初期の第1番であるだけに、かかる欠点は殆ど目立つことなく、持ち前の豊かな歌謡性が十分に活かされた素晴らしい名演に仕上がっていると評価したい。これほどまでに、歌心に満ち溢れるとともに情感の豊かさを湛えている同曲の演奏は類例を見ないところであり、バーンスタインやテンシュテットなどの劇的な演奏に食傷気味の聴き手には、清新な印象を与える名演であると言っても過言ではあるまい。新しい芸術監督に対して最高の演奏で応えたベルリン・フィルに対しても大いに拍手を送りたい。録音は従来盤でも十分に満足できる音質であったが、今般のSHM−CD化によってさらに鮮明な音質に生まれ変わった。アバドによる素晴らしい名演を、SHM−CDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したい。

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  • ★★★★★ 

    古渡 弁蔵  |  函館市  |  不明  |  2009年02月06日

    マーラーの美しい歌を心行くまで楽しめました。バーンスタインのような作為もなく、ここにあるのは純粋な音楽です。4楽章前半のあの官能的なメロディのところでは、特に痺れてしまいました。何てクラシック音楽ってすばらしいんだろう。ワルターと共に私には巨人の名盤です。

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  • ★★★★★ 

    Johannes  |  埼玉県  |  不明  |  2008年03月19日

    マーラーのロマン主義的側面と近現代的側面の中間の立場に立った演奏であると思う。シノーポリのような複雑さはなく、楽曲は円やかで、わかり易い。この円やかさがアバドの特徴であって(例えば、ドビュッシーの 「ペレアスとメリザンド」)、アバドの特徴が発揮された演奏は優れていると思う。但し、録音音量の低さが気になるのだが 、この程度は仕方ないかも。

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  • ★★☆☆☆ 

    旦那  |  東京  |  不明  |  2007年06月01日

    テンポの揺らし方、特に第2楽章での落ち着きのなさはどうしたものだろう?アバドもメータ同様、年とともにダメになっていくようで寂しい。シカゴとの復活は名演だったのに・・・(涙)

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  • ★★★★★ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  2006年05月18日

    これはいいですね。シカゴとのディスクより腰の坐った響きがするし、ライブならではの熱気が素晴らしい。今では知らないファンもいるかもしれませんが、この演奏はカラヤンが亡くなり、アバドがBPOの首席に選ばれ、ベルリンの壁が壊れた直後に初めて後任者としてBPOに客演した際のコンサートでした。かつてLDでドキュメンタリーやこの《巨人》の全曲の映像も出ていましたが、今からでもDVDにならないかな。そんな背景もあって、指揮者もオケもお互いに何かを期待し合い、ぶつかり合う気迫のある演奏です。

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  • ★★★★☆ 

    イザベッラ  |  神奈川県横浜市  |  不明  |  2006年03月19日

    スッキリさわやか。シャキシャキした歯切れの良い演奏。アバドがBPOを前にして、よほど大真面目に取り組んだに違いないとすぐにわかる。『巨人』にエントリーするには最適のCDだし、これ一枚だけにしてしまっても大丈夫。

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  • ★★★★☆ 

    温泉パパ  |  函館市  |  不明  |  2005年07月26日

    アバドには珍しく(?)スルメor酢昆布的演奏。聴けば聴くほどに良さが分かる。このころのアバド良かったなあ。

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  • ★★★★★ 

    もんすたー  |  東京都  |  不明  |  2005年04月02日

    意欲的に挑んでいる。 個性が随所に散りばめられている。 録音も良く安心して聴いていられる。 こういうのを名盤と呼ぶのです。

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