ベルリオーズ(1803-1869)

CD Symphonie Fantastique: Munch / Paris.o

Symphonie Fantastique: Munch / Paris.o

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  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2008年10月16日

    「テンションの高さで誤魔化す」なんて批判のし方があるとは知らなかった(笑)聴く人みんなを誤魔化すほど楽団員を一体化してテンションを上げられるとはなんとすばらしい才能なのだろう。そして、そのテンションの高い熱気もこの曲の持つ魅力の一端だと思いますけど。なにしろクスリを飲んで見た幻想を音にした、という説のある曲なんでしょう?私はミュンシュの実演は聴いたこと無いが、「幻想」の代表的な1枚であることは永遠に揺るがないディスクだと思います。

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  • ★★★☆☆ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2011年04月27日

    言わずと知れたエバーグリーンな名盤。但し、復刻の違いによって受ける印象が全く変わってきてしまう。通常盤は、ARTリマスターにしても24bitリマスターにしても、「熱演」という側面をクローズアップさせたかのような音作りをしている。重低音を強調させ、耳をつんざく金管に象徴されるように、いささかうるさい程の音になっている。また、全体的にがさついた質感であり、評価の分かれ目になっている。ゆえに「熱演だが、精妙さに欠け、デリカシーがない」などと不当な評価に甘んじることもあるし、「サウンド・クオリティとしてはボストン響の方が上」などと言われることすらある。ところが、今般オリジナル・マスターテープまで遡って丁寧に復刻されたESOTERIC盤を聴いて、驚いた。今まで、一部のパートを強調した挙げ句埋もれてしまった微細な音の一つ一つが、理想的なバランスに修復され甦っているのだ!第一楽章のドラマティックなうねりや強打なども、音がよく分離しているせいもあって、音の波に飲まれそうになるし、繊細な部分での細やかな楽器の動きもよく分かるので、意外にも手の込んだ音作りを垣間見ることが出来る。何より、従来盤ではやや金属的だった弦楽器が、ふっくら艶めいた音色に生まれ変わっていて嬉しい。第二楽章のハープの弾けるような質感やベースのリズム感など、音楽そのものが躍動している。第三楽章の木管のやりとりにおける独特の“間”にも空気感を感じるし、囁くような弦楽器もただならぬ気配を感じさせる音になっている。第四楽章など、従来盤では金管がきつく耳障りだったが、正しい復刻によって、その裏で忙しなく動き回る弦楽器の音や、ティンパニの一打一打に至るまで手に取るように分かる、驚異的に抜けの良いサウンドになった。第五楽章など、魑魅魍魎うごめくさまが、恐ろしい程の質感を伴って再現される。チューブラベルの音の奥行きや余韻も絶妙だし、後半現れるコルレーリョ奏法など、弓捌きまで目に映る程の音の良さだ。こうして聴いていると、今まで言われていた「精妙さに欠ける」云々の批判が、ミュンシュの指揮に起因するものでも、ましてやオケに起因するものでもなく、つまるところ、復刻方法に因るものであったのだと思えてくる。ゆえに、今後もESOTERIC盤に代表されるような良質な復刻盤が出て、過去の名演が洗い直されることを切に望みたい。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年03月06日

    本盤は、一昨年末、1967年11月14日に行われたコンサートにおけるライブ盤(アルトゥス)が発売されたことから、若干その価値を下げたと言えるが、演奏の安定性と言う意味では優れている面も多々あり、現在においても、ミュンシュを代表する超名演の座を譲ってはいない。前述のコンサートに臨む前に、数日間かけてスタジオ録音された演奏ではあるが、とてもスタジオ録音とは思えないような圧倒的な生命力を感じさせる豪演だ。第1楽章から終楽章まで、ミュンシュの指揮は阿修羅の如き突進で燃えに燃えまくっており、聴いていて手に汗を握るほどだ。創設されたばかりのパリ管弦楽団も、これだけの快速のテンポであるにもかかわらず、一糸乱れぬアンサンブルを保っており、管楽器も弦楽器も最高の技量を示していると言える。ミュンシュ&パリ管弦楽団の黄金コンビが遺した録音は、本盤を含め4枚のCDのみであり、これらの演奏の質の高さに鑑みて、ミュンシュのあまりにも早すぎる死を残念に思う聴き手は私だけではあるまい。これだけの歴史的な超名演だけに、これまで様々な高音質化の取組がなされてきたが、HQCD盤にしても今一つ音場が拡がらない、そして音がクリアに鳴り切らないという問題が解消されなかったというのは否めない事実である。しかしながら、先日、ついに待望のSACD盤が発売された。これは、マスターテープを下にしたということもあって、そもそも従来盤とは次元が異なる高音質であり、音場の拡がりも音質の鮮明さにおいても全く申し分がなく、おそらくは究極の高音質SACDと高く評価したい。

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  • ★★★☆☆ 

    karajan fan  |  北海道  |  不明  |  2010年02月05日

    テンションの高さで一気に煽っている様は、それはそれでエスプリが効いているのかもしれませんね。 パリ管の出来立てホヤホヤ演奏。音楽院のスライドと言ってもやはり「熟れていない」感は否めない。何だかあまりにも「フランスのオーケストラによる、フランス人の指揮者による、フランスの音楽」的な「評判」な演奏なだけにそれに見合った評価かどうかは?? 悪い演奏ではないし、聴いていて違和感があるわけではない演奏。ミュンシュも肝煎りで頑張っていることは伝わってきます。 結論:オケがあまり上手ではない。ミュンシュも力んでいて流麗さが余無い。

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  • ★★★☆☆ 

    FABIO  |  東京都  |  不明  |  2013年12月31日

    風呂敷さんの指摘の通りです。3楽章第68小節のClの8分休符の後で空白があります。これはARTシリーズの国内盤、SACDともに同じ状況です。LPの頃は確かにここでA面とB面の切り替えでした。ここはやはりきちんと編集をして欲しいかったですね。EMIさん中途半端な仕事をしないでと言いたいです。ボストン響との盤はちゃんとしてます。 演奏はパリ管の発足時の興奮が伝わってくるような熱い演奏ですが、録音は余りいいとは言えません。SACD化で多少聴きやすくはなっていますが、元のレベルを補うにも限界があるといったところでしょうか。

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  • ★★★☆☆ 

    ジンジャーエール  |  川崎市  |  不明  |  2007年07月23日

    私もクラシック駆け出しの中高生のころ、この盤に出逢い、以来「最高の演奏」としてレコード棚の最上部にしまっていました。CD時代に入ってもこの盤が最上と信じつつ、他の演奏を聴き継いでいました。そしてこのたび、本当に久しぶりに聴いてみたのです。すると「白熱」だと記憶していたこの演奏が…粗くて雑にしか聴こえない自分にガクゼンとしました。この演奏は「モニュメント」としての価値で「神話」となり、まつりあげられてしまったのではないか。ミュンシュ自身も、これが彼の「幻想」の総決算だと思っていたのでしょうか。気がかりです。

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  • ★★☆☆☆ 

    クリストフ  |  東京都練馬区  |  不明  |  2007年03月05日

    定評ある演奏だが、自分にはそれほど良いとは思えない。テンションの高さでごまかしてるような気がする。

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  • ★★★☆☆ 

    風呂敷  |  宮城県  |  不明  |  2012年05月21日

    新リマスター、SACD化により、音は著しく良くなりました。しかし、大きな問題がございます。第3楽章に数秒間のブランクがあります。昔はLPをここで裏返していました。若い方はご存じないかもしれませんが、幻想交響曲の第3楽章は2面に分けて収録されることがよくありました。CDが登場した時、ディスクを裏返したりせずに第九や幻想の第3楽章を通して聞けるということは大きな改善でした。今回のSACD化でこのブランクを設けたのはなぜでしょうか?ミュンシュがこのような間の取り方をしたとは到底思われません。国内版の既存のCDにもこんなブランクはありませんでした。LPのA面、B面用それぞれのマスターテープをリマスターして、ただつなげてカッティングしたのでは?リマスターをおこなった4人のエンジニアは、音は磨いたが音楽には無頓着だったのではないか?そう思われても仕方のない、非音楽的なブランクです。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2011年12月11日

    「勢いでごまかしている」…そう言われても仕方のない演奏だと思います。マルケヴィチ&ラムルー管とクリュイタンスの東京ライヴ(たまにチョン・ミュンフン)に親しんできた私も,「何もここまで煽らなくても…」という瞬間が頻発するこの演奏には,ずっと抵抗を覚えてきました。ですが,熱気・情熱・狂気…これらを見事に描きつくしたミュンシュの“勢い”こそこのアルバムの魅力であって,この演奏を長きに渡って名演たらしめている点なのだとも思います。今までは,録音面が,この“(過度)の勢い”を助長していたような気がします。キンキンと角の立ったような刺激的な音…。ところが,今回のSACD化で音がまろやかになり,すごく聴きやすくなりました。そして,この演奏に対する私のイメージをかなり変えてくれました(いい方に)。マルケヴィチ,クリュイタンス,そしてこのミュンシュのベスト3…すごく贅沢な,美しい三角関係になりそうです。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月19日

    本盤は、一昨年末、1967年11月14日に行われたコンサートにおけるライブ盤(アルトゥス)が発売されたことから、若干その価値を下げたと言えるが、演奏の安定性と言う意味では優れている面も多々あり、現在においても、ミュンシュを代表する超名演の座を譲ってはいない。前述のコンサートに臨む前に、数日間かけてスタジオ録音された演奏ではあるが、とてもスタジオ録音とは思えないような圧倒的な生命力を感じさせる豪演だ。第1楽章から終楽章まで、ミュンシュの指揮は阿修羅の如き突進で燃えに燃えまくっており、聴いていて手に汗を握るほどだ。創設されたばかりのパリ管弦楽団も、これだけの快速のテンポであるにもかかわらず、一糸乱れぬアンサンブルを保っており、管楽器も弦楽器も最高の技量を示していると言える。ミュンシュ&パリ管弦楽団の黄金コンビが遺した録音は、本盤を含め4枚のCDのみであり、これらの演奏の質の高さに鑑みて、ミュンシュのあまりにも早すぎる死を残念に思う聴き手は私だけではあるまい。これだけの歴史的な超名演だけに、これまで様々な高音質化の取組がなされてきたが、本HQCD盤にしても今一つ音場が拡がらない、そして音がクリアに鳴り切らないという問題が解消されなかったというのは否めない事実である。しかしながら、先日、ついに待望のSACD盤が発売された。これは、マスターテープを下にしたということもあって、そもそも従来盤とは次元が異なる高音質であり、音場の拡がりも音質の鮮明さにおいても全く申し分がなく、おそらくは究極の高音質SACDと高く評価したい。

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  • ★★★★★ 

    guinness  |  神奈川県  |  不明  |  2010年08月17日

    LPで所有し、久しぶり(20年ぶり?)に恐る恐る針を落としたが、この記録はやはり素晴らしかった。 しかし、後に一ヶ月後のLiveが出たがこれは感銘度☆☆☆☆☆☆6個で遥かにぶったまげました。ミュンシュの叫び声も入る猟奇的な演奏!! でも何度も繰り返して聴くという意味では、このセッションのほうが音色も艶やかだしアンサンブルも上でいいかもな〜と言うところが正直な感想です。 純粋にオケ実力と言う意味では後のカラヤン/BPO、アバド/シカゴ響やムーティー/フィラデルフィア管の方がずっと上ですが、幻想はそれだけじゃ駄目みたい。

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  • ★★★☆☆ 

    くるとん  |  岩手県  |  不明  |  2010年05月11日

    そんなに名演やろか〜?断頭台の行進でテンポを上げてゆくセンスはちょっと首をかしげるわぁ。ザク、ザク、とインテンポで刻んでこそ、死の現実味がそくそくと迫ってくるんやないやろうか…クレンペラー盤で育ったからなぁ。クレンペラーいいで。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2008年06月23日

    このディスクは、ミュンシュがパリ管を振った幻想だ、というこの三位一体に価値があります。そのうちのどれか一つにでも思い入れが小さいと、評価は大きく下がってしまいます。久し振りに聞き直してみて、「幻想のファーストチョイス」とは言えないなと感じました。精緻さ、逆に奔放さでも、さらに上の演奏が今はありますね。時代のモニュメントというだけにはとどまりませんが、名盤の最右翼ではないように思いますね。

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  • ★★☆☆☆ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  2008年05月14日

    「国威発揚のため」にやることに対しては、賛美以外許されないような空気…いつの時代も変わりませんね。シラケます。コンセルヴァトワール時代のエスプリ溢れる魅力は、どこへ消えたんでしょうねぇ。この演奏は、暴発的なだけでアンサンブルの粗が目立ちます。威圧的でうるさい程だし、狂気の中に垣間見る美への倒錯や異様な静寂の雰囲気に欠けた、ただ勢いだけで突っ走るような演奏です。もっとも、冷静過ぎる演奏は大嫌いだし、華麗なだけで背後にある毒を炙り出さない演奏も論外に思います。従って私のお薦めはマルケヴィチ/コンセール・ラムルー(DG/1961年録音)になります。因みにお分りの通り、古い録音を称賛することに対する批判の気持ちはありませんよ?

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  • ★★★☆☆ 

    ゆーさん  |  埼玉某所  |  不明  |  2007年12月30日

    ジンジャーエールさんに全く同感だ。パリ管のアンサンブル力は決して高くはないし、むしろ煩雑な程だ。ミュンシュの完全燃焼タイプの指揮は確かに凄いのかも知れないが、オケがついていっていない。ミュンシュは即興の名手であり、大の練習嫌いとしても知られている。仮に綿密なプローベをしたとしても、本番中悪魔のような笑みを浮かべつつ練習とは全く違う指示を出すことも多かったとか。それでオケのアンサンブルに破綻が生じようが、お構いなしだったようだ。こうしたミュンシュの芸風に、オケが対応しきれなかったのではないか。音質も、リマスタリングの所為か威圧的で金属的だ。内外で歴史的名盤と称賛する声を聞くが、もっと良い盤があると思う。もう一度まっさらな気持ちで古今の《幻想交響曲》の録音と対峙し、21世紀に相応しい名盤を推薦するべきである。

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