『アルルの女』第1組曲、第2組曲、『カルメン』組曲 アンドレ・クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団(シングルレイヤー)
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年12月26日
いつもCDを5chあるいは7chに増幅して聴いている シングルレイヤーSACDはやはりDirectで聴くに限る そこにOSCCの面々とクリュイタンスが居るではないか 音楽を聴き始めた頃の愛聴盤LPが懐かしい それこそ擦り切れるまで聴いた ある夜酔っ払った父が土産だと言って30p盤を差し出した日のことを今も覚えている 芸術に疎い父がただ一つ知っていたメロディーが”アルルの女”のテーマだった 酔いに任せて町のレコード屋でそれを口ずさんで持たせられたLPがこのクリュイタンス盤だった これがわたしのフランス音楽との出会いになった 今は無きパリ音楽院O.の音色と歌い回しが少年の耳に染み込んだ それにしても何という個性 実に味わい深い音じゃないか 音楽はこうあらねばならないと肝に銘じたものだ 音色とリズムは詞以上に雄弁なのだと知った 意味も感情もそして人を取り巻く世界も同時に映し出してしまう 音楽って凄い‥ 春が来ると父の5回忌だ 久しぶりに余所見する面影と一緒に聴こうか あなたも如何4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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